ErogameScape -エロゲー批評空間-

hotpantsさんのMYTHの長文感想

ユーザー
hotpants
ゲーム
MYTH
ブランド
Circletempo
得点
99

一言コメント

人間の本質を視覚的に捉えられるよう創意工夫を凝らした大作。テクストは元の役割に加え同義性を兼ね備え、本筋に顕れる「含意された作者」によって巧みに「含意された読者」へと導かれる。その過程には複数の事象の追求が有り、多層構造のそれは容赦なくプレイヤーを突き放す。評価の分かれ目となるのは前述と異なる真意の読者像、つまり、考察する読者になりきれるかどうかである。傍から見て難解と分かる設定に多数のプレイヤーが諦念に駆られるのは想像に難くない。究明放棄の一因として憂慮するのは、周回という定義に囚われていないかということだ。 全てのテキストを読み終える事を作品の終りと捉えてしまえば、読み返す行為に既知の苦痛が生じるのを虞、読解まで至らない。本作に限らず重要なのは本質理解であって、全容解明が作品の終りということを忘れてはならない。少しでも同意できたなら識るか否かを決める契機を探し出すのも悪くない選択だ。

長文感想

▼基本情報
正式名称:MYTH-ミス-
対象年齢:18歳以上(全年齢版有)
ジャンル:影探しアドベンチャー
エンジン:Nscripter
操作性:良
システム:最良(操作性含め詳細は後述に記載)
内容:黒トールケース CD-R(プレス版と手焼き版でインデックスカードが違う)
形式:ノベル、ADV両形式
価格及び入手手段:1,575円。とらのあなダウンロードストア様にてダウンロード販売中
 パッケージ版は販売終了となっているが、全年齢版ならばサークル様への問い合わせで入手できるやもしれない


▼あらすじ
影、ミツメル――。

遠い未来の世界。全ての人類から「影」が消滅した世界。
物語は主人公・田辺命人が、平和な毎日の繰り返しの中で
一人の少女を見つける所から始まる。
その「異質」な少女には、あるはずの無い「影」が伴っていて――

(「2006年2月発表版」パッケージより転載)


▼作品属性
・長大なスケールで描かれる死生観
・シナリオゲーに類する
・考察を要する
・アダルト要素低


▼システム詳細
俺つばに並ぶ最高のプレイ環境。Nスクとしては恐らく最高峰だと思われる。
既読シーンのスキップ機能、CAPTION(シーン)と選択肢単位でスキップ。勿論、テキストスキップも可。
シナリオのどこからでもキャプションを回想でき、回想を終了すると開始前の状態に戻ることが出来る。
セーブ&ロード、シーンスキップ時はポインター自動移動で非常に快適。ホイールでバックログ&次テキスト可。
セーブスロット80、クイックセーブスロット5、サムネイル有。
他作品では見られない機能として、人物相関やノート(シナリオ展開や疑問点を主人公が記録等)があり、
これらはシナリオ進捗によって次第に情報が増えていく。
逐次情報を確認することができるため、設定を忘れた場合の補填として有用でありプレイを大いに捗らせる機能といえる。
体験版範囲のシナリオ解除が可能であり、全ての体験版に対応している。
1周目タイトル画面左下(c)Circletempoの「o」をクリック(readmeより抜粋)
個人的にこの機能の使用は推奨しない(全ての体験版を確認、それぞれ細かな展開やテキスト、絵等、異なるため)。
どうしても使いたい方は製品版とほぼ変わりない現在配布版においてのみどうぞ。


▼備考
オープニング、エンディングテーマはボーカル曲 OP木野寧 EDテーマ片霧烈火(敬称略)
キャッチコピー
18禁版「この物語は、フィクションですか?」
全年齢版「どうか理解して欲しい。私たちの終末を。
     あなた達の始まりを。そして『あなた達の終末』に向けて、……イきて欲しい。」
(両パッケージより転載)
全年齢版は物語に関わり無い一部性描写が抜けているだけであるため購入はどちらでも構わない。


▼雑多な感想
魅力は「全て」。この一言で事足りるのだが、それでは魅力が伝わらないであろうことは自明であるため
なしうる限り分かりやすく述べていこうと思う。それで本作の素晴らしさを知ってもらえれば何よりであるし、
そうでなくても貴方方の記憶に残すメッセージになればと思う次第である。

本作のストーリー進行は極めて特殊で、百幾ものキャプションは一つ進行する度に
異なる世界のキャプション(の視点)に転じ、全く関係なく描かれていると思いきや多世界が徐々に密接していく様相は目を見張るものがある。
プレイヤーは一世界を純粋に楽しみ、一方で関連性を模索していくが謎はますます深まるばかりである。
テクストの表層だけを掬い取っても、ならではの魅力は伝わってこないであろう。
作中の事象全てに意味があると肯定又仮定し、理解に至るまでのプロセスを思索し
自分なりの見解を見出すことが必要とされるため、考えを放棄した者に感慨を得ることは難しい。
受身では置いていかれる。能動的リーディングが必要不可欠なのである。

しかし、安心してほしい。最初は誰しもが置いていかれるであろうから。
表層のテクスト構造は行間を読む行為を必要とせず、普遍的意味を伴ったテクストになっていて、
衝撃的な展開も、場面に沿った音楽も、視て捉える背景、人物の容姿でさえ
真意を知らずとも違和感を生じさせることなく最後まで読み終えることができる。
用意された虚像は演出として読み手に与える像であって、実像と異なっていたとしても
視野におけるいかなるものも、それが眼によって見られていることを推論させない。
見ているという事実が対象化されえないのである。意味への抗いは不可避でありながら、決して真意に触れえない。
含意された作者の掌で踊り続けることから脱却したいと願う、即ち考えることではじめて構造を紐解くことが出来るようになるのであろう。

本作の構成及びテクスト、とりわけ読み手が再構築したそれは凄まじいものがあるが、それだけで「最高」と評するには及ばない。
ノベルゲームの意義があってこそ、同ジャンルのあらゆる作品群の頂点に据えられる資格を有することが出来ると私は思っているからだ。
ノベルゲームを成り立たせる構成要素――構成、テキスト、絵、音楽、演出――に意味が無ければノベルゲームである必要性が無い。
この媒体でなければ表現できない唯一性を備えていなければいけない。
そして「ゲーム」になっていること、これが肝心である。話者或いは群体が読み手に作用しなければならない、
つまりプレイヤーがいなければ物語が本来の形を成さない「他者の介在」を尊重する(作者の内で完結しない)遊びであることが重要といえる。
それを踏まえた上でこのような点数を付けたのは、こと本作に関しては意義が強く感じられるからである。
構成要素の全てが緻密に計算された上で構築されていたように思えた。
個々の要素の完成度が高かろうと、文章主体、或いは絵主体であったりと何かしらプレイヤーが特色として汲み取るものがあるが、
本作ではそれが各要素が噛み合って離れることのない「総体としての『MYTH』」として捉えざるを得ず、感嘆するばかりであった。

敢えて要素を評するのならば、
音楽は単体で十二分に評価できるほど耳に残る楽曲や適切なSEが物語を彩っていて、
それだけにとどまらず楽曲ごとに重要な意味が含まれており使用場面が非常に凝っている。
MYTH1周経過時点でサウンドモードが開放される意味――…これ以上言うのはナンセンスだ。
絵について、注視すべきは美麗さ等とは一線を画した趣向であって
真意に気付かされた時点ではそれを点と線の集合体として見ない。含意された、である。
シナリオが反映される、類を見ない演出については御自身で確認あれ。
別けて評価するのが勿体無いほどの四位一体がもたらす物語はどれか一つ欠けては成しえなかった。
絵、音楽、演出であれば、一般的には文章で綴られる情景の深みの拡大を図る副次的な要素でしかないが
作中にてそれらは高次的に扱われ、全ての要素を有効に用いきった意義のある作品であった。
あとはプレイヤー次第である。恐らく読者――真意の読者像――に求められているものはエンドマークとそれに至る思考と知識であろう。
語りえぬものを視野(世界)に捉えることが出来たのならば、全ての事象は思想として示される。
真偽を明晰に語りうるための判断と知識を求められるが、困難であればあるほど行き着く見解に最高のカタルシスを得ることができる。
昨今の娯楽作品は考えを要することのない知的パッケージの結晶で、これを愛する者には辛いものがあるやもしれないが
「考える行為」を当たり前に用いて考察する過程を楽めたのならば、本作は素晴らしき娯楽であり続けることであろう。

これからプレイしようとする読者諸氏にアドバイスしておくことは一点だけ。
「another episode Aguni-運命の先-」というエピソードが作中のあるタイミングで出現する。
これは読まずとも本編を最後まで読み終えることができるが、出現時点で読むことを強く勧めておく。

興味を抱いたならば、数多の情報を拾うも良し、体験版に触れるも良し。
私には貴方が未見の作品に出会うその初動を作ることしか出来ないが、初動の一歩は貴方が踏み出さなければ何にもならないのである。
もしこの何にもならない可能性に満ちた文章が貴方の「面白い」の声に昇華するのならば、私としても書いた甲斐はあるし、
その声はきっと製作者様に還元されて、創作意欲の高揚を促す一助にもなるであろう。
機会があれば、ではなく、機会をつくりだしてみてはどうであろうか。
本作を経て過去を振り返れば、それは「最高」と触れる契機となっているやもしれない――私がそうであったように。

                                   以上


これより先はネタバレ有りのためどうかお気になさらずお帰り下さい。ご覧頂き有難うございました。



※あくまでネタバレ無しレビューとしての投稿であるが、
考察したかどうかも分からない者が考察云々と説いても説得力皆無である。
ということで現時点の進捗を備忘録という形で公開することにした。
正否関係なく私が考察を楽しんでいる事を証明するため、以下に置いておく。
無論、未プレイ者が閲覧すると大変残念なことになるので注意されたし。























































※※工事中※※

ここからは備忘録なので誰も見てない体で遊ぶ。
考察途中というものは結論があちらへいったりこちらへいったりの右往左往で一所に留まらないため
考察を終えた方にはおかしいと断言される程度にイってると思われる。(予防線張り)
考察すると決めた作品では、他人の考察を一切見ないようにしているため、全く解釈が違う可能性も大いにあるが
それを終えた後、他人の考察を覗く際に自分との解釈を比べる楽しみがある。という理由で閉じた世界で突っ走ろうと思う。
この文があるということは私は現在考察を一時中断しているだろうが、脳味噌の具合を良くすれば恐らく再開する。
下記では私にしか分からない記述も多くあるだろうが、文章途中で放っている箇所が散見されるほど備忘録然としていて
真面目に見ると時間の無駄だと思われるため、私に答えを求めずに、考えを覗くだけの気持ちで閲覧願う。
完成しなくとも追記していくため、時間を空けて見に来ていただければ何か変わっているやもしれない。
考察が完了したらネタバレ有り感想も練りたいが、当分先になるであろう。
ちなみに、現時点での解釈であるため後に180度変えるやもしれないことは留意していただきたい。

                                               以上



・バレ有り完成後一言感想予備
おヘェイうございます、あなたは ?}@/※(失念)人目のお客様ですよ。
当備忘録にはネタバレな表現を含む、過激な場面が存在しちゃいますったらしちゃいます。
よって、未読了者は前半のいんりどにんぐしか閲覧できまっせーぬ。
またー、当備忘録を閲覧したことによりあなたがびっくりするほどユートピア的(?)
な損害を負ったとしても、当方は一切関知いたしませーぬ。
閲覧を希望される方は、自己責任でお進みください。
プリーズ、MYTHに全てをリーヴィング


・バレ有りに移行の際の注意文(予定。許可は頂いているため著作権を侵していないが、自己満足であるため削除するやもしれない)

【悧里】
  「以下、ネタバレ満載のため、
   読了者以外の閲覧を禁じます」

【命人】
  「独力で考察を楽しみたい人も注意だな」

【梓門】
  「そうですぜーっ!
   見たら楽しみが無くなっちゃうかもです」

【奏】
  「へっ…そんなこと言われても気にしないY!
   アタイは見るッ! 見ちゃる!」

【命人】
  「奏よ、後悔しても知らんぞ」

【奏】
  「ビビリが。タマついてのか命チンよぉ!
   一生そこにいな。メーーン!!
   さっ、行きますか! 村っち」

【村長】
  「おうよ! ほな、行くでー」

【命人】
  「……」

  あの二人ではロクなことにならないだろう。
  ……少し様子を見にいくか。











































【村長】
  「この先にいく前に言っておくッ!
   ワシは今ネタバレをほんのちょっぴりだが体験した。
   い…いや…体験したというよりはまったく理解できんかった!」
【奏】
  「タマなし、ノートだ!! ノートを―――」

  パン、と奏の頭を叩く。


【命人】
  「帰るぞ」

                  完。(製作者様に私が平謝りしてる図)




※これより以下、引用部分に「>」を用いる

とりあえず簡易まとめ(未完成。2002年周辺が怪しすぎる)
文章だけでなく、図示しているためウインドウサイズ注意。
ズレて見れない方はテキストにコピー&ペーストするか、
本投稿レスにあるえび様から頂いたCSSを用いるかして下さい。



                                    『全ての現実』
                         ヴァルキリーと命人曰く、人類が滅亡している世界。
                         新たな知的生命体が誕生して、『思わ』れるためMYTHは廻る
                                      ┃
                       何らかの媒体(例えば、“仮想地球”を構築できるようなシミュレータ…)
                                      ┃
                              『本当の現実』2052年・現実[核の冬]

                     2020年代後半から寒暖差が顕著になり、放射性降下物は徐々に世界に蔓延してゆく。
                     その過程で世界中の生物は死に絶え、現在では核の冬と呼ばれる状態にまで至っている。
                     恐らく、100Svを優に超える放射線量だと思われる(▽「ラグナロク」諒子急逝より)

                      訪印教徒『創造主・市井諒子』は自らが半生をかけて創造した
                      『プログラム・神話』の筐体内に座して生存している。
                      自分の後を引き継がせるために現実に架空の存在を創り上げようと半現実世界を希望するが、
                      架空の存在(田辺命人)ではやはり叶わぬ夢だったと悟り、半現実の可能性を閉じる。
                      その後、悠爾の『リンク』が終り神話脱出、彼女と彼女の創造物は息を引き取った。
                      {悠爾はここが根源『全ての現実』だと勘違いしているため満足して死亡。命人曰く、「滑稽」
                        命人は、夢を見させてやってもいいのではと思っていたが(▽メグル)半現実創造でMYTHに
                        損傷を与えてしまう可能性があるとの事なので半現実を閉じるまで阻止に尽力、
                        諒子説得後(半現実発生不可状態)、悠爾の現実回帰を見送る}
                                      ┃
                             MYTH機関創造『プログラム・神話』
                                      ┣━━━━━━━━━━━━━━━━┓
                                      ┃                ┃
                       シナリオ             ┣━━━━━━━━━━┓     ┃
            人間の記憶から創る「現実世界」 人間には意思がある ┃          ┃     ┃
               》●━━━━━━━━━》●━━━━━━━━━》●          ┃元    ┃
                                                 ┃・    ┃
             2002年・現実   》  2016年・現実  》 2052年・現実     ┓  ┃生 架空世界・アグニ(旧人類の文化)
              │ 市井諒子が生存者と死者の記憶から創り出した市井諒子の居る世 ┃ 本┃存 首都・ミタカミ200年 》『未来/地獄』(運命の先)
半現実を希望している状態では│ 界を克明に模擬した世界。山上友里の過去はロキの記憶に無いた ┃エ当┃者 『悧里』市井諒子が自身を図示した二次元的人間
 データにより可能性分岐する│ め、二次元的象徴として存在、後の状態になるよう偽りの現実を ┃イの┃は 『綺姫』特別な力を賦与されている二次元的人間
因子の選択次第で世界が変わる│ 送っている。ちなみに、田辺一家、諒子、市井悠爾は存在しない ┃ン現┃管 超力は試用する対象に意思がなければならない。
┏①『リンク』による現実改変├死亡半現実  》  2016年・半現実 》 2052年・脆・半現実  ┃ヘ実┃理 よって民が意思を以って行動していることになる。
┃ 似非が混在する架空と現実│ 訪印教入信    友里、命人を忘れ普通の生活をおくる    ┃リを┃者 つまり、エインヘリャルとしてMYTHで行動可能
┃             │ 田辺命人、死亡  よって、MYTH2(a)に登場しない    ┃ャパ┃と 綺姫の存在と肉体が別離して洞窟に存在する事象
┃      ★ ……幻だ │ 友里、幻と認識                       ┃ルイ┃し については未検証。運命の先にあったアグニが象る
┃             │                  ・半現実は本来無い存在  ┃はプ┃て インシと超力者の隔たりについては考察より除外さ
┃             ├死亡半現実  》  2016年・半現実  矛盾が多く脆い(胎動)  ┫一に┃直 せてもらう。(この全体像だと意図が不明のため)
┃             │ 訪印教入信    胎動0.X ※1               ┃箇分┃接
┃             │ 田辺命人死亡   友里、訪印教と接触。自身の断罪と     ┃所岐┃此
┃      ★ ……現実だ│ 友里、現実と認識 命人との再会のためMYTH2(b)へ    ┃に世┃処  ※4
┃             │     『不確定存在/市井悠爾(PNユニ)』遍在      ┃集界┃を  管理者は生きているからこそ組み込む事ができ、
┃             │                               ┃めの┃辿  死体は脳組織損壊で組み込めない。よって、
┃ ┏②入信の記憶を否定する└生存半現実  》  2016年・半現実 》 2052年・半現実[核の冬]┫ら ┃る  神話内現実世界での死体を組み込むこととして
┃ ┃=克明2002年の記憶を創造 訪印教拒否    胎動 ※1     違世界ⅩⅩⅩⅢ    ┃れ ┃↓  いる、という前提があっての解釈であるため、
┃ ┃             田辺恭子偽死   田辺命人生存←──┐プレイアブル諒子(本現)┃る ┃   作者の世界=『本当の現実』の死体を組み込む
┃ ┃             田辺命人生存──────←─────┴田辺命人復帰、説得へ ┃↓ ┃   という解釈とはまた違っていることを留意する
┃ ┃※1                                  ↑      ┃  ┃
┃ ┃機動船隊ダンガイン・プラスの模型としてプロトタイプMYTHが台頭。  ママの世界━━アースガルド(『本当の現実』MYTH機関創造)
┃ ┃現実には恐らく存在せず市井悠爾の存在が関わっている可能性が高い。 ヴァーサーカーはオーディンさん┃MYTH管理P●悠爾[オーディン]、梓門[ヴァルキリー]
┃ ┃琴美をMYTHへ勧誘した、市井諒子と同PNの(若い女/・・・)は =ヴァルキリーに拾ワレアースガルドへ┃MYTH管理者●元『本当の現実』住人 ↓※4
┃ ┃市井悠爾と思われる。ダンガインはMYTHと繋がっておらず、市井悠爾      亜空間─────┤「現実世界」の死体をプログラム変換し、データとして保存
┃ ┃と接触した友里と琴美は死んで送還。半現実混在の市井悠爾は     シナリオに挟む際  ┃しておく世界。魂を影の村に送った後の残滓が理性無く跋扈
┃ ┃アースガルドの悠爾と記憶共有していると考えられる(MYTH2bより)    用いる空間。「夢」。┃しているため飢士が行動不可にするよう四肢を断裂している。
┃ ┃ちなみに、友里は模型の中にいると誤認している。          2bから2aへの存在┃管理者達含め、黒い人間とそうでない人間がいる(ヴァーサーカーが
┃ ┃ヴァーサーカーと例外的命人の対話時は模擬P・神話(諒子と同じ容)    転移はこちらで行った┃街で接触した人は黒くなく、影の村原型で会ったヒトのカゲ
┃ ┃で行われていることから半現実のヴが生きている物証としては固い             ┃は黒い)。神話内現実世界の寒暖差で死んだ人間が多いためか
┃ ┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━死者の墓場 『MYTH』━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ┃┃創造主市井諒子は管理者権限を行使できる(リセット)                 └─暗黒┐                        ┃
┃ ┃┃エインヘリャルは殺されたら魂消失、エインへリアル(オ命人、悧里、綺姫、梓門、悠爾)は復帰可   │       MYTHは『本当の現実』を記録した┃
┃ ┃┃ ┌────────────────────────┐ 森林の世界の茂みの『すきま』 「森林の世界」┐   現実世界で死亡した魂を収集、データ┃
┃ ┗━━│━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ │ よりMYTHを俯瞰できる       奥│││││   (魂として表記、MYTH上では『影』)が┃
┃  ┃ │ 『リンク』したことで半現実と重なり    ┃ │                  に││││ビル群 揃い次第、管理者認可で転移された、┃
┃  ┃ │  MYTHと2002年・半現実が繋がる    ┃ └─────山林─────────┐ 行│││港    エインヘリャルの楽園。再帰性反射人┃
┗━━━━2002年・似非現実(オーディン創造)  》  半現実(リンク状態)2bの主人公退場で戻る   │ く││戦争地帯  体に魂を乗せているため、劇上では背┃
   ┃┌『エインヘリアル・田辺命人※2』─┐ 『例外・田辺命人(MYTH2aゲートより「僕」』  │ ほ│遊園地    景の映写(CGより不自然な光源確認)┃
 ※ ┃│・創造物中唯一人間的象徴を持つ架空│ 世界に田辺命人の存在が無いため誰にも見えない。│ ど│       により影が残る形となる。MYTH自律時┃
 2 ┃│『キャラクター・市井悠爾』    │ 2002年踏切で死亡する記憶を否定することで   │ 単│↑(縁側方向)の光一の台詞はMYTH自身が精巧な素材┃
   ┃│・悠爾のデータから作り出した架空 │ 2052年・半現実ヴァーサーカーの存在を証明できる。  │ 彩│       が無いことを嘆く表れだったと推察。┃
 半 ┃│『エインヘリアル・市井諒子※2』 │ ヴァーサーカーが2052年・半現実に在ることで     │  梓門邸                      ┃
 現 ┃│・AE2影の村脱出後のアグ悧に記憶偽 │ 2002年に存在していた結果が確立される。その後、│  │↓(坂、山方向)                ┃
 実 ┃│装、欠如を行った架空。半現実にはキ│ 矛盾を孕む為2052年ヴァーサーカーの記憶となり消失する│  │                        ┃
記ル ┃│ャラ悧里が市井諒子として混在する │ ・『エインヘリャル・綺姫(2bと異なる)』  │  ├琴美邸、村長邸                 ┃
憶│ ┃└────────────AE2──┘ AE2影の村脱出後の綺姫をヴァルキリーが連れてきた。 │  │                        ┃
継ル ┃┌─MYTH2b──────────┐ 「未来予想」試用で2052年にヴァーサーカーが居る   │  市場──外れ                   ┃
続に ┃│『例外・田辺命人』(「僕」)    │ 事象を具現化。2052年荒廃世界へ送る。     │  │   ├MYTH1・廃家(MYTH2・悠爾邸)       ┃
・則 ┃│友里を利用して自我復帰させた例外。│ ・『ヴァルキリー』『山上友里』『市井諒子』  │ 入り口  └MYTH1・諒子邸(MYTH上では無視)      ┃
身り ┃│2a(本流)と同時進行させてキャラクター・│ MYTH2b登場の彼女らはヴァルキリーに協力する     │  │     イツカノノートガオチテイル?(ミカクニン)         ┃
体ル ┃│命人と分離させ、この例外からノート│ 友里はヴァーサーカー誘導(曰く、一義的な結果論)   └──草原───洞窟───廃屋───光の世界(オーディン創造)┃
老│ ┃│を奪取するのが今回の計画。b命人を│ 諒子の中身は老諒子に(市井悠爾や友里と同じ原理)                   ※3       ┃
化プ ┃│ノート奪取の準備(ヴァーサーカーによる殺害) │ 変わり、元恋人のため協力する。綺姫と再会。                              ┃
の無 ┃│ができているaに存在転移する計画だ│ ・『ヴァーサーカー』                       ※3                ┃
効視 ┃│が、ここにa命人殺害を加える(殺害 │ 友里に姿を見られても誰か分からなかったという           超合理主義の政治体系はオーディン指導┃
力に ┃│確認後ロキがヴァーサーカーをbへ存在転移)│ ことは三次元的象徴を持ち且つ68歳であると推測。          によるものと思われる。「無」、つまり┃
   ┃│ことで、主人公の枠が空きMYTHとして│ この姿とへ命人の生存記憶により本来の68歳の状況          能動的ニヒリズムの獲得を主旨とする。┃
   ┃│行動できる(殺さなかった場合は恐ら │ を超力「未来予想」で具現化し、2052年半現実MYTH          この超人創造により、へリアルとしての┃
   ┃│く舞台から浮いて感知されずヴ殺害) │ 筐体の中でママの世界(僕の家)を見ている状態へ           命人にニヒリズムを超克する及び受け入┃
   ┃│『キャラクター市井悠爾&オーディン』  └───────────────────────────────────┐れた運命に対して自らを確立した意┃
   ┃│計画に則り動いているが、ここでノートを奪るのは本来無かった道なのではと推測。恐らく次周で使う気だと思われる。 │思を以って行動する指針を与える。┃
   ┃│管理者達に裏切られていることに気付いておらず、ヴァーサーカーが本流で殺してくれると信じている。『リンク』継続中。│超越する人の理を得て初めて選択肢┃
   ┃│『キャラクター・市井諒子』                                        │寄り道を選ぶこととなる=MYTHの意┃
   ┃│▽メグルの残滓。キャラクター悧里の方を受け継いでいる。自律展開として似非現実のていを保っている。     │義に反することとなると推察。オーデ┃
   ┃└─────────────────────────────────────────────────────┘ィンの事象の中心に座す目的が見える┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



という初投稿時点の妄想。後日、大幅に間違えていることに気付き、現在練り直している。
定義の明確化ができていないのに書こうとするからこうなる、駄目の見本である。下もほとんど書き直し。
しかし、まとめてみてはじめて気付けたので私の流した涙は無駄じゃなかった。無駄じゃなかったのよ(裏声)
まあ、これはこれで一つの答え。次の解釈が完成するまで(するか分からないがしてみせたい)、
これが私の答えという事でとりあえずは~さよ~うならっ





考察用マップ



▼ロキ(推定PN27856356=FN江戸川)の人生(およそ最短?で計算)


1984年
12月24日★ロキ、誕生

2002年
 4月 1日★ロキ(17)、高校三年生に進級
11月 未明★市井諒子(25,大学院二年生)、失踪     ※家族関係は良好、行き詰っていたり誰かに恨まれている等もない
11月24日★友里(18)誕生日               生物学とネビル・シュートの小説が好き
12月24日★ロキ(18)誕生日                

2003年
 4月 1日★ロキ(18)、ヒイロ(18)は同大学へ入校
        両者に面識ができる

2016年
      ★ロキ(31~2)現在刑事に就いている
       友里(31~2)現在弁護士に就いている
       両者、結婚する
      ★市井諒子(39)

2020~2021年春頃
      ★ナルヴィ、誕生(0)             ※誕生日を覚えていない(江戸川の記憶能力と差がある?)


2023年(憶測)~
      ★地球環境の悪化、昼夜における激しい
       寒暖差で世界中の生物は息絶えてゆく

2023年(憶測)~
      ★ヒイロ、急性放射線症候群に感染、死亡   ※寒暖差と関わりないがロキが無知なだけだろうか。
                             核について触れてないので日本以外で核戦争が行われ放射線降下物が
2024年(憶測)~                    廻ってきたと考えられる。或いは日本で起きたか、下記が根拠になり得る。
      ★ロキ、ナルヴィ、急性放射線症候群に感染。  (ヴァルキリー>『戦争が起こらなかった被害国の文化
       ロキ、ナルヴィの看病に努める。         光の世界が日本の未来世界と仮定するならばだがここあたりは合ってそう)
       外には黒い石鹸のような死体が蔓延り、
       テレビは砂嵐。新聞はとうの昔に廃刊している状況

2025年(憶測)~(数十年ぶりに再会より22年以降、ナルヴィが通常言語を獲得していることから4歳以降=2025年以降)
      ★市井諒子(48)がロキ(40)の元へ来訪     ※名刺より>宗教法人 訪印教/PN・4332242
       ロキを自身の住居兼研究施設へ案内する   ※>「…幸せについて、考えた事は?」半現実での謳い文句は現実と同様である。
                             ちなみにこの時ナルヴィを置いて行動している
詳細
市井諒子の容姿性格ともに2002年時点と変わっている    ※曰く、マッドサイエンティスト
自分の人生の半分をかけてプログラム・神話を作製している ※最低20年経過45歳なので22~年程度と推測
大きなデータベースとして完成しつつある         ※未完成 
ロキとナルヴィはプログラム・神話に脳を提供する
>「貴方の大切な人に対する記憶を、           ※データベース完成のためともとれるが、この台詞だと
> 私の研究に使わせてもらう」              特定の人物(友里)の記憶を欲していた可能性が見られる
>「研究が終わったら、あなたはこの機械の中で、      友里の記憶が欲しい理由として、本項下記の■仮説が生まれる。
> 彼女と再会する事が出来る」             ※AE3▽ラグナロクで再会しているためその時点にはデータベースが完成していると考えられる。
> 現実とあんまり変わらなかった。
アースガルドまでナルヴィと向かう
道端には黒い人間が転がっている             ※寒暖差による肉体劣化人間を示しているが、これには影がないため残滓である。
仲間の大半は黒くなく生き残った上でアースガルドに居た  ※ロキと同じ経緯であることから管理者は架空除き神話に脳を提供した元・生存者
二人ほど、架空の人間を名乗る奴がいた
諒子が創造した機械の中で行う希望を実現するためのツール ※人間に行えない行為を行う必要があったか、管理者の耐年性が懸念されていた?
一方はオーディン。片方はヴァルキリー          ※本名でないことからロキ以外の誰かが北欧神話を入れ知恵した可能性あり。
友里に会うためヴァルキリーの命令に従って地下牢に鎖縛  ※約束は守られている。本編では幾度も約束と違いすぎると言われていることから
ヴァルキリーの命令に従って、ヴァーサーカーを補佐する   契約を遵守しないケが見られるが(是非はおく)、この場合は創造主の契約だからか
そして、ヴァルキリーの思惑通り、やつが消える      ※やつという呼称は一貫している→『例外的な命人』
ロキは途中で出会った響と光の世界にいる         ※AE1で悧里が見た響は残滓である可能性がこの発言により高められる
全ての幻想を作り上げたのは、ロキの姉          ※市井諒子
市井諒子は>今も一人で                 ※ロキが神話に入る前から単独で行動していて、今も続いているという確証を何処かから
話す内容は、全て現実                   得ている。市井諒子の存在の有無は管理者にとって目に見える範囲にある
>現実なんてもんと認識するのかは……。         ※現実の定義に問題が見られる可能性もある。MYTH内の模擬された現実等。

2052年
      ★市井諒子(75?)


語り時の背景推移:光の世界 アパート 空 光の世界 橋 空 光の世界 交差点 廃屋 洞窟 草原 影の村
最後に梓門邸梓門の部屋、ノート(「CGモード」と書いてある?)
ここから、影の村と光の世界が同階層であると分かる。


■現在の全体解釈とは異なる、とんでも仮説?「田辺命人再生計画」
>「貴方の大切な人に対する記憶を、私の研究に使わせてもらう」
友里の記憶を欲するのは諒子にとって必要なものがあったと思われる。
それも、自身が半生をかけて製作しているプログラム・神話に関わるので相当に重要な案件であったと考えられる。
プログラム・神話に関わる重要な記憶とは…そもそも、諒子にとって神話作製に至る切っ掛けとはなんだったのだろうか。
急に失踪して訪印教に入信する過程が発生する起因、2002年に何らかの問題が発生したはずである。
ここからは妄想を展開する。
2002年、諒子の恋人である田辺命人が黒い液体で死んだ。それを目撃した諒子は真相を突き止めるべく調査したところ
彼が訪印教徒であったことが判明したため、訪印教に接触を試みる。すると訪印教は、彼は我々が標榜する幸せのために死んだという。
人生は時間に限りがあるため幸せを永遠に享受できない、だから人間を機械の中にいれて永遠に幸せであろうというのだ。
その機械の作製のために田辺命人は訪印教徒として犠牲となったと、そう、諒子は理解に及んだ。
そして訪印教は提案する…―――田辺命人に会いたくはないか?
彼女は生物学を専攻していた。訪印教が独自に進めている「ゲノムプロジェクト」には有用であったのだ。
(システム生物学>生命現象のシミュレーションもこの範疇に含まれる wikiより)
そして彼女、市井諒子は、田辺命人と再会しまた一緒にありたいと、MYTH機関に入りプログラム・神話を作ることになった。
そして50年後、彼女は半現実に田辺命人の存在を創る。
やっと……会えたのだ。  (違世界ⅩⅩⅩⅢより【命人】>ただ、何処か愛おしい目で……俺を見つめ続けるだけだった。)
一緒に、なれる。
【命人】「俺は…………お前にはなれないんだよ」  (違世界ⅩⅩⅩⅢより引用)
諒子は現実世界に生きる自分と機械の中の彼とは一緒になれないと、そう知っていながらも作ったが、やはり彼に諭され思う。
この夢は、叶わぬ夢だったと。(>その後ろ姿は寂しげに…。同時に……己の愚かさについて、一つの決断を下したように。…俺に、映していた。)
完。
んーー…、無い、無いね!!妄想のままで終るなこりゃ。   以上





▼新藤家の人生(最短で計算)

2000年
 4月 9日★K誕生(人物相関より)

2001年
 2月 2日★琴美誕生(人物相関より)

2016年(胎動でヒイロが琴美を確認)
 4月 9日~12月未明★琴美15歳、K16歳

2018年(結婚可能年齢が現法律上のモノと仮定)
 4月 9日★琴美17歳、K18歳・結婚

2020年(>一年が過ぎても。 >二人が結婚して、何年か過ぎると。2年と仮定)
 4月 9日★琴美19歳・妊娠6ヶ月、K20歳
 7月19日★響、誕生(約3ヵ月後計算)

2024年
 4月 1日★琴美23歳、セックスレスX年(>セックスなんて、もう何年もしていませんでした。)
       K24歳、仕事でそれなりの役職に就いている。家に帰ることが少ない(男が『偉く』なった)
       響3歳、幼稚園入園

 4月 2日★琴美、浮気現場を目撃
 4月 5日★琴美、『テレビ』でドキュメンタリーとドラマを視聴(>ある日>週末ドラマ)
       琴美、浮気相手とKを殺傷、陰茎切断後、膣内に陰茎を挿入(夕刻から深夜だと推定)
 4月 7日★死体から腐敗臭が発生(腐敗による臭気発生は死後24~36時間「死体現象」より)
       午後、琴美は大きな肉の塊(死体)を肉屋に売却しようとするも「サイレン」捕まる
 ※2024年には通常のテレビ放送が行われ、警察機構も存在している

2025年~2030年
 年月日不明★琴美、膣内の陰茎に蛆が湧く。響(しばらくぶりでKに似ていた)と面会。(蠅が卵を産み付ける時機は考慮しない)
       響の身元引受人PN・4332242が琴美(PN293827)に接触(琴美曰く、若い女)
       >「…幸せについて、考えた事は?」


2028年(琴美より先に死亡している。最短計算を除外するなら2028~30年と思われる。)
★響、身を滅ぼされてMYTHへ。死亡・享年8(7歳/人物相関・MYTHより)

2030年
★琴美、身を滅ぼしてMYTHへ。死亡・享年30(29歳/人物相関・MYTHより)






●死者二名の生前話における問題点と可能性発掘


1.PN・4332242とは、ロキが語る生前の話では市井諒子のパーソナルネームなので、身元引受人が市井諒子だと考えられる。
  同様にロキの歴史に沿って鑑みると、2025(仮定する最短年数)年では市井諒子の年齢は少なくとも40代後半なので、
  琴美の心情、>連れ添いの若い女 という一文と矛盾する。
  矛盾を晴らすためには、上記から導かれる事として、以下の事柄が挙げられる。

 ①PNの準拠に差異がある可能性がある。つまり身元引受人は市井諒子ではない訪印教徒
  (可能性は低いと思われる。何故ならば、PNは胎動編を見れば施設、団体毎に複数ある事が分かり、
    本作におけるPN・4332242は市井諒子のイメジャリー化を成しており、
    訪印教だということは名刺から確定しているため、かなりの確率で市井諒子だと考えられるからだ。
    しかし、市井諒子が存在しない世界だと考えると、この考えは大きく異なってくる→問題点2.②に移る)
 ③琴美の話が偽りである、又は、ロキの語りが偽りである可能性。
  (まず琴美の朗読だが、琴美は自分からヴァーサーカーに話を持ちかけているため、嘘をつく理由が無い。
   よって偽りではないと考えられる。次に、ロキの語りだが、ロキは前口上で自身の語りの信憑性と情報の取捨選択について
   長く、くどく読み手に説いている。これは嘘が含まれていることを示唆、或いは自身の記憶の真偽の不確かさに
   何か感じているやもしれないため、ロキの語りは事実として全て受け入れない、もしくは問題点2.②に移る。)

                                 ・・・・・・
2.世界の情勢が、ロキが語る生前の話と琴美の語る生前の話と矛盾するやもしれない。
  琴美の話では最短2024年で通常のテレビ放送が行われていて、警察機構も存続しているが、
  ロキの語りでは2024年で実際に死者を出しているほど、世界は異常気象に包まれている。
  ロキの世界ではとても2024年に通常/・・の生活、例えばドキュメンタリーなどのテレビ放送が行われているとは
  とても思えない。それは、ロキの語りのなかでも>テレビを付けても砂嵐。(MYTH0より)と語りに含まれている。
  (2024年では大きな矛盾とはいえないが、最短計算からある程度ずらすと確度は変わってくる。
    響の死亡年数に2年の可変猶予はあるので2年変えて2026年とすると、この年ではロキが語る歴史では
    屋外で生活ができない状況〈外には黒い石鹸のような死体ができるほどの寒暖差〉となっている可能性がかなり高い。)

 ①問題点1.③と同様。
  (カミさんが死んだ、あたりの話はロキ自身の感情が強く出ており、とても嘘をついているとは思えないため
   ここでは真実と仮定する。よって琴美の真偽に依るわけだが、これも既述で通るので可能性はかなり低い。)
 ②両名が語る『世界』が異なっている可能性。
  私的ではこれを強く推したい。プログラム・MYTHは多層構造を可能としているので、全てを包括する根源と呼べるものの
  特定は難しいからである。上限が無い世界に於いてどれかが真実の物語と断定できず、また複数ある可能性については
  高すぎるというのが私的解釈であるから、他の可能性を含め考えると暫定的にこの解釈が強いと思う。


というわけで、問題点1、2の矛盾を晴らすことができる仮説「ロキと琴美が生きていた世界は異なっている」を立てる。


仮説「ロキと琴美が生きていた世界は異なっている」+α?(世界設定差) 論証

2016年・半現実(胎動編)準拠、ロキの生前世界=『本当の現実』で推す。
琴美に焦点をあてると、琴美の朗読でのKに対する台詞とヒイロが聞いた電車内の台詞が同じ>「…ねぇ、ケー君」 であることから
2016年・半現実には確実にいることになる。それはつまり、改竄された現実の基『本当の現実』にもいた可能性があるということである。
「琴美生存世界が『本当の現実』であること」の否定=半現実での死亡が理論展開としては簡単なのでそこを明確に示すことができれば実証できる。
琴美が見た、響を連れた若い女が市井諒子であることが望めないという事は確定的なので、
それはつまり新藤琴美、響両名が市井諒子以外の人物と接触している=史実と異なっているということである。
以上から、世界が異なっている事象を実証でき定説化できる。
ここから掘り下げていくと、半現実でPN・4332242の位置についている人物が一体何者かという疑問が挙がってくる。
彼女の人物像を推察すると >さっきまでは、愛想よく笑顔を振りまいていたのに。今では……とても冷たい笑顔に変わってる
から悪性を伴っている、そして若く、市井諒子の位置についている=市井諒子の存在を知っている可能性がある。
もうここまでくるとあのお方としか思えないのではないだろうか。そう、『PNユニ=市井悠爾』である。
オーディンは半現実とMYTH上とで友里と二度会っているのは間違いなく、それはオーディンの情報が市井悠爾に流れていることも示されている。
オーディンならば諒子の存在をしっているのは当たり前であるし、性格は悪性寄りと見受けられ、
何より市井悠爾の2025年時点の年齢が推定23歳と、若い(29の琴美より下であるのは確実)。
2016年・半現実は架空ではあるがMYTHの情報を持っている人物は市井悠爾、田辺命人と限られると考えられるため、
半現実の訪印教教徒PN・4332242は「市井悠爾」である可能性は十分に高いと考えられる。
他、定説から挙げると『本当の現実』と「半現実」は世界環境の推移が、ずれている及び間違っていること、
「半現実」で死亡した人物はMYTHにいけることが推定できる。





▼2016年・半現実
マップは作れないと思われる。胎動0.Ⅰの時点で矛盾を抱えている。
それぞれ違う2016年かと思ったがそうでもないらしい。
何か違う視点で見れば違うのやも知れないが、
現時点での解釈はヴァルキリーのいう「脆さ」を表した矛盾だと考えられる。
よって無視するが一応始動時点の時間だけ記載しておく。

▽胎動プロローグ
sign.

   11月未明 AM 02:09:27
▽胎動0.Ⅰ「依頼」
sign.
東京弁護士会館 第一ホール
2016年12月16日 PM 21:34:27
▽胎動0.Ⅱ「面会」
sign.
ハイリーハイツ102号室 寝室
2016年12月17日 AM 07:12:27
▽胎動0.Ⅲ「捜索」
sign.
原宿駅 一番線ホーム
2016年12月18日 AM 11:50:27
▽胎動0.Ⅳ「発生」
sign.
東京弁護士会館 副会長室
2016年12月19日 AM 08:03:27
▽胎動0.Ⅴ「疑惑」
sign.
ハイリーハイツ102号室 居間
2016年12月20日 PM 23:54:27
▽胎動0.Ⅵ「悪夢」
sign.
ハイリーハイツ 通路
2016年12月21日 AM 04:09:27
▽胎動0.Ⅶ「白夢」
sign.
三浦総合病院 外科病棟
2016年12月21日 PM 05:32:27
▽胎動0.Ⅷ「休息Ⅰ」
sign.

2016年12月22日 AM 10:31:27
▽胎動0.Ⅸ「休息Ⅱ」
sign.

2016年12月23日 AM 09:08:27
▽胎動0.ⅨⅨ「休息Ⅲ」
sign.

2016年12月24日 AM 20:28:27
▽胎動







▲Aguni-運命の先-
無料ダウンロード配布、全年齢対象、マルチエンディング形式のヴィジュアルノベル。

 攻略
  
 ┃                 ┏……構わん。一気に片を付けるぞ。●BAD END①力に溺れる者 
 ┣━━━━━━━━━━━━ ああ……┫
 ┃                 ┃                       ┏思い出す●TRUE END 運命の先
 ┃                 ┗━超力を。…敵の思惑は知っておいた方がいい。━┫
 ┃                 ┏━┛                     ┗思い出さない●BAD END②『未来』
     ┏…交信が入り次第起こすぞ━┫
 いや……┫            ┏……構わん。一気に片を付けるぞ。●BAD END①力に溺れる者
     ┗お前の事を聞かせてくれ━┫
                  ┗超力を。…敵の思惑は知っておいた方がいい。●BAD END③向日葵の咲く場所

(●BAD END③向日葵の咲く場所のクリアフラグで
 以降全てのENDがBAD END③になってしまう可能性有りのため注意。
 環境Win7.64bitで確認。最初にBAD END③に辿り着いた場合、
 どの選択肢を選択しようとひたすらに悪夢を見るはめになる。なった。
 同様の症状が見られた際の解決策としてセーブデータ削除を推奨する。)




▼アグニ世界年表 ○Aguni-運命の先- ●MYTH-ミス- ・共通項


素暦
柒百玖拾年
 ●無夢、誕生

不明
 ●無夢、悧里と綺姫を目撃
 ●悧里、綺姫、ラグナロク後にアグニ世界に還り、無夢と出会う

アグニ暦
零年
 ・アグニ、死亡
 ○無夢、誕生
 ・超力者、インシ間で戦争が始まる。(アグニは超力者とインシの隔たりを推奨していた)

壱拾玖年
 ○戦争は未だ終わりが見えない。
  無夢、恋人に「向日葵を無くさない」誓いを立て戦者になる事を志願

弐拾年
 ○無夢、戦者の任に就く

弐拾参年
 ○ミタカミ政府、インシの里への特攻を決議
  超力者のインシ大量虐殺によりインシの里は壊滅的被害を受ける
 ○インシ代表を抹殺
 ○戦者率いる戦人部隊に帰還命令。しかし無夢はインシ生き残りの排除に傾斜する
 ○無夢、インシの里の果てで幼い悧里と綺姫(と思われる少女達)と出会い、生きる意味を思い起こした後、帰京
  歴史上最後の内部抗争により首都・ミタカミに在る向日葵畑消失、無夢の恋人は死亡

壱百柒拾肆年
 ・明、誕生

壱百柒拾陸年
 ・悧里、誕生

壱百柒拾捌年
 ・綺姫、誕生

壱佰玖拾年
 ・悧里の父、母、綺姫の超力試用により死亡。綺姫、インシの里より首都・ミタカミへ逃亡
 ・悧里、綺姫を追ってミタカミへ。侵攻の際、国境で戦者と戦闘、初の超力試用に成功する。
  以後、無夢の師事のもと、超力の修練を積む

弐百年
 ・悧里、第捌壱壱代統治者に就く
 ・絹、死亡
 ・統治者、『華』殲滅を掲げ、その実無差別にインシを殺す。民衆は統治者を「冷鬼」と蔑む

弐百年六月周弐拾壱日
 ・「統者」明、超力の完全廃止を提唱。新たな国家を建設する
 ★統治者悧里を獄門の刑に処す。悧里死亡。
 ☆無夢、世界を守る事を決意する。
 ・統治者悧里を獄門の刑に処す。綺姫、悧里を庇い死亡。
  悧里、綺姫を連れてインシの里まで逃亡後、死亡
 ・悧里、綺姫の魂はヴァルキリーに連れられ最果ての海へ。生きている綺姫を目撃する
  砕けた超力減鏡を生きている綺姫の砕けていない超力減鏡と交換する
 ・ヴァルキリーは戦死者の魂(悧里と綺姫)を回収、上層?へ


『未来』          ラグナ・ロク
 ☆無夢、明たちミタカミの民は終末頓挫を図るも敗北。
  アグニの手により、人が『在る事が証明されない』世界『地獄』へ(☆神話批評による考察点のため推測の域を出ない)
 ★悧里、魂を『地獄』の赤子に乗せられ、人間『健二』となる。
  >「アグニ様万歳、アグニ様万歳、アグニ様万歳」 健二、死亡。








簡易設定項、未検証多し。(語りうることは以下略

考えがまとまったら追記していく
一番重要な田辺命人の推移がはっきりしないため他が埋まらない状態となっている。
落書き状態のため他人には理解不能。
追記していく際は前と設定と変わっている場合があるので触れない項には矛盾が起こるやも知れないが
なるべく頑張って全体を変えていく。


●市井諒子が望む『ラグナロク』
創造主・市井諒子は自身の老いを感じ、死ぬ前に『プログラム・神話』管理を引き継ぐ存在を求めた。
しかし、『本当の現実』にいる人間は諒子以外死んでいる。そこで諒子は、架空(プログラム・神話)にそれを創り上げることにした。
譬え架空を『本当の現実』に移すなど不可能と理解していても、他に道は無かった。創造主はアースガルドの管理者に協力を仰ぐ。
この物語は、現行している現実世界に架空が混じる半現実を許容し架空の人間「田辺命人」の存在を創る、神話管理者の交代劇である。
   ・・・・・・・
現実に田辺命人がいた場合の世界、『2002年・半現実』。
実際にいた人間「大城正英」や「芝山孝信」の中に混じる架空「田辺命人」、両親は偽りの家族である田辺夫妻(本名不明)。
彼等は生活を送り、成長し、やがて老いることのできる人間的創造物である。
市井諒子は「田辺命人」を2052年まで生存させれば、『本当の現実』と重なるかもしれない。そんな淡い希望を抱いた。



巡人では洞窟でゲートを見る機会があったと考えられ(諒子がゲートを見た、より)
そこからMYTH脱出に繋がるにはMYTH1とは別の展開があったはずである。
命人と悧里、綺姫が自我復帰→ゲートを見る→山林を通り似非現実
そして命人は現実回帰と誤認し悧里は記憶欠如、記憶偽装で市井諒子となり命人と恋人、綺姫はミタカミへ
その後、調査票を高校生最後の冬、受験生の自分が書くのは間違っていることからMYTHと看破し影の世界へ戻る
諒子は半現実ルールで時間の経過とともに老い、老諒子になる(記憶継続)
命人は肉体破損状態で亜空間に入りヴァルキリーが人間的象徴を持つ肉体(ヴァーサーカー)を上層へ、肉体が68歳になるまで隔離。
アースガルド影の人々と同じ、肉体のみで自律できるため(ヘリャルの影はあるが壊れている。全角の思考)
ヴァーサーカーとしてヴァルキリー達管理者に導かれ違世界編で暗躍する。
へリアル(主人公)はオーディンの計画を止めるべく次周で再生(記憶想起で現在の記憶を復帰できる)
抜け落ちていた2002年本来の半現実の記憶(田辺命人生存)を創り上げる。=半現実に田辺命人の存在を確立する
=肉体が2052年・半現実にあることになるので、巡人回の綺姫の「未来予想」で本来あるべき事象、「2052年半現実で模擬プログラム・神話の管理者となっている」を具現化
模擬P神話から諒子と同様の方法で精神が神話内に在る(半現実にある神話から僕の家に意識体を持ってきている)状態となる。
そこで僕の家のヴァーサーカーがへリアル命人と邂逅し、「周りを見ろよ」で意識体では無く、管理者としてのヴァーサーカー自身の肉体で周りを見ると
そこには2052年・半現実の世界が見える。そしてヘリャルである影が肉体(ヴァーサーカー)に還元され亜空間までの記憶を復帰。
全容を理解した田辺命人がヴァーサーカーと同様の方法で現れた諒子を説得→半現実終了→ラグナロク→MYTHは廻る 完。こんな感じだろうか。
MYTH1周目前の命人の詳細をどうにかできれば全容解明までいけそうではある。MYTH1で何故声に関する本が見つかるのだろう





 クライシス
●恐慌
通称ラグナロク。創造主(市井諒子)の死によるプログラム・神話管理者の空席。
市井諒子が望む『ラグナロク』失敗に備え、『キャラクターと自分の融合』を予防策としている。


●キャラクターと自分の融合
シナリオの「キャラクター」とエインヘリャルの「自我」を一体化させることで
恐慌後の例外の発生を抑える事を目的としているプログラム改竄の防止措置。
管理者がいないと復旧できないためこの計画が急遽施行された。
エインヘリャルが言う“約束と違う”、本来無かったMYTH輪廻のための対応策と考えられる。

          ラグナロク
●オーディンが望むMYTH
『全ての現実』ではなく、『本当の現実』から創りだす、新しい数々の事象が存在する数多の半現実。
これが成っていた場合、プログラム・MYTHに復旧不可能な問題が発生することが懸念される。
オーディンがこれを望むも、管理者達に阻止され計画は失敗する。


●シナリオの「ラグナロク」


●田辺命人
エインへリアル/少年(神話視点),エインヘリャル
癪に障るを連発する命人はへリアル(キ)
メリットだの合理的だの光の世界云々はキ
ヒトヒト連発する命人は2半
僕僕僕はへリャル(ヘリアル)


●ヴァーサーカー
未来(2052年・半現実)で神話管理者になっている田辺命人
計画に協力している管理者からは「ヴァーサーカー」と呼称されている。
それ以外からは役職名「ヴァ―サーカー」(ーと―の使い分け)となっている。
対象が着ている服で誰か判断するため、プレイ時は注意が必要。
ヴァルキリーに対して「オーディンさん」と呼称する。
ヴァルキリーからは「貴方(ヘリャル)」、「あなた(キャラクター)」と呼称されている。
エインヘリャルとしての影(僕であるもの)が破損して記憶が抜け落ちているので
ここに克明・2002年の記憶を創り上げることで魂を復旧させる=復帰に繋がる。
ウールヴジヘンとして行動できるため物凄く強い、が実際のところ不明である。


●悠爾(役職:オーディン)
エインへリアル
黒髪の「女の子」が悠爾。勿論、キャラクターと異なる。


●梓門(役職:ヴァルキリー)
エインへリアル/少女(神話視点)
レイプ目の「彼女」が梓門。勿論、キャラクターと異なる。
「あなた(エインへリアル/キャラクター)」と「貴方(エインヘリャル)」で使い分けている。
使い分けていると気付いても何を言っているのか分からないのが本作の恐ろしいところである。


●キャラクター・梓門
目に輝きがある阿呆、という認識でOK。意思もシナリオなので筆者を念頭に置けばよい
MYTH1の中身はオーディン
(貴方の涙MYTH1≠あなたの涙MYTH2bなので中身はオーディン。響はこれに気付く事で自我復帰する)
MYTH2aの中身はヴァルキリー
MYTH2bの中身はオーディン
▽ラグナロクの中身はヴァルキリー


●キャラクター・市井悠爾(≠悠爾)
エインへリアル
▽メグルの似非現実に登場するが、中身はオーディンが入っている。
諒子にとって本来在ることのない娘だが、それゆえに注目される存在であったと思われる。
「赤子」、つまり若さと生の象徴に惹かれ、「孤独」、似た境遇に感じ入る事で、
心の開放及び、干渉から意識を逸らさせる事を目的としたオーディンの創造物。


●山上友里
エインヘリャル(ヴァルキリーが「あなた」と呼称するのは『キャラクター・ユリ』)


●チー
影の村の住人でありチーポンカン兄弟の長兄。嘘をつけない正直者という設定でクイズ出演する。


●ポン
影の村の住人でありチーポンカン兄弟の次兄。嘘ばかりの大ホラ吹きという設定。


●カン
影の村の住人でありチーポンカン兄弟の末子。嘘も本当の事も言えるという設定。


●全ての現実
詳細不明。『本当の現実』を内包する根源的世界。
人類は滅亡している。


●本当の現実
リアル。生物が死滅する世界。確認できる範囲の生存者は創造主市井諒子唯一人。
「プログラム・神話」が在る世界。
重々しい巨大装置(恐らくプログラム・神話筐体)に入ることで何とか生き続けていた。


●半現実
架空と現実が混ざっている不安定な現実世界。
史実と離れることができ、本来存在の無い人物が在ることを許容できるがあくまで現実として存在する。
死者はエインヘリャルとしてアースガルドの管理者に拾われる。


●似非現実
MYTHにあるオーディンが創造した世界。
かなり拙い設定が散見される。
大城→大木、孝信→高信、進路調査票の配布時期、2年→3年
命人がここは現実ではないと思うのも無理はない。
胎動編と同じく世界が藍色となっているのはロキの記憶を用いたからと思われる。


 メモリーオフ
●記憶欠如
管理者は魂が持つ本来の記憶を忘れさせることができる。
人形といえど記憶が無ければキャラクターとして成立できないため、記憶偽装で補う。


●記憶偽装
管理者は本来存在しない記憶をキャラクターに植えつけることができる


●ノート
「あかりの秘密・イチゴパンツ編」同様、現実世界の物なのでループや場面転換を無視できる。
田辺命人のみが書き込めると作中にあるが恐らくエインへリアルは可能だと思われる(友里はエインヘリャルのため書けなかった)。
根拠は


●あかりの秘密・イチゴパンツ編
MYTHループ後にも在り続ける不変の有害図書。ちなみに義妹モノ。
どう考えてもオーヴァー20のあかりちゃんだが…。
奏はこれをネタに命人を強請ろうとする。した。
大城正英が田辺命人に貸し出していた状態で、命人は光の世界に存在転移し、
記憶欠如、記憶偽装で返却云々は忘れてしまったため正英は泣いているに違いない。


●笛
エインヘリャルしか聞き取る事のできない笛。外観に二次元的象徴が見られるが、
恐らく『本当の現実』に実際に存在していたものが現実世界で図示化、誰かが影の村まで持ってきて今に至るという経緯だろう。
MYTHに入った世界が現実半現実関わらず、『本当の現実』に存在があったのしか感知できないため
風呂場にいた女衆と田辺命人達エインヘリアルには聞こえなかったというロジックだと思われる。
笛がなければ遊園地に行けないと諒子が言っていたことをキャラクター市井悠爾から託るが、
諒子の呼称する遊園地は森林の世界地図にある遊園地でなく、「現実世界」を指している。
「笛が無ければ『現実世界』に行けない」とは一体どういうことだろうか。
吹くことに利用しないため、物としての「存在」が鍵になっていると考えられる。
所持しているのは例外的な命人であるため、この命人が2052年のヴァーサーカーに融合?する方法に焦点を当てると分かるやもしれない。
(笛はヴァーサーカーが持っていたのやもしれないため、どうか知らんが)
笛発見=オーディンの計画失敗は諒子の説得ができることに繋がっているため、
問題はこの笛と諒子の関係が重要となるか?
狂戦士の最後では市井諒子が笛の前に立っているシーンがあるが、あれ実は命人の存在見えていなくて笛の存在だけ確認できて
やっぱり無理なことが証明できちゃったよ的な展開も…いや、無い。
関係ないやもしれんが一応。「勇者警察ジェイデッカー」というTVアニメをご存知だろうか。
作中に(何話に出たか覚えていない)ハーメルンシステムというモノが出てきたのだが
女科学者が「自分が作った機械」を笛で呼びよせ手繰るという話だっただろうか?(うろ覚え)
そんなようなのがあったが、何だか「女科学者」だったり「自分が作った機械」だったりと似ている気がしなくもない。
それに(失敗/・・)するというのも合っている。もしかしたら、もしかするやもしれない?


●ゲートの先
諒子(元悧里)は脚本の田辺命人にゲートからアグニを見せられた。
洞窟のゲートから見たミタカミの先は着物を着て、梓門や命人達とじゃれあう自分自身だった とある。
悧里は脚本の田辺命人にゲートからアグニを見せられた。
洞窟のゲートから見たミタカミの先は 人の形をしたまるで影のような、悧里の良く知る…? とある。
くらいセ界で悧里を見たヴァーサーカー>ちがうか…黒くない。(中途版▽違世界ⅩⅣ「やる事のために」)
製品版では「黒くない」という言葉が削除され「ちがうか」だけになっているが、これを信じるならば黒い悧里がいると考えられる。
悧里の動揺からは黒い自分自身を見たのではないだろうか。
田辺命人は梓門と命人の存在を確認しているし、諒子の証言と符号する。
よって、ゲートの先に見えるアグニの向こう側は「黒い悧里(恐らく荒廃世界市井諒子)」と「梓門、命人」だと思われる。
架空が現実に存在する、創造主が描いた夢を映したと考えられる。
命人のゲートの先に至ってはガセ映像だった or 光の世界に来る前の記憶にガセ映像「“と”く」を最後に足した
というオチ…でどうだろうか?確証はまったくない



●ビデオ・テープ
似非現実に脱出した田辺命人が恋人・市井諒子を連れて影の世界へ行った際に
命人が存在誇示のため映像を記録した媒体。悠爾に奪われる。
MYTH2bで使用されるビデオテープは▽メグルでの命人の行動描写との差から恐らく別物と思われる。


●エインヘリャル(「貴方」)
現実及び半現実の死者の魂のことを指している。
人形と違いMYTHに入る前の記憶があるため自律できる。
影の村の人々は自我を持っているが、あえて劇上で踊っている。
体験版remake+でエインヘリヤルは三人で組むものとあるが詳細は不明


●エインへリアル(「あなた」)
よく見るとひらがなの「へ」になっておりヘリャルの誤字でなく明確に使い分けていると分かる。
エインへリアルは『本当の現実』に存在しない魂の保持者、架空の存在であると思われる。
該当者は梓門、悠爾、田辺命人、悧里と綺姫(アグニ世界死亡者)。
悧里、綺姫はエインヘリャル(アグニ=現実なので)としても行動できる。


●謎の声
荒廃世界で重々しい筐体から出た老婆(オーディン/悠爾)の声
懐かしい声
MYTH1シナリオ「▽プロローグ」幼い声
MYTH2シナリオ「▽プロローグⅡ」>梓門の面影と少し違い、声色も全く違う。だが…
梓門14歳、悠爾14歳
女性の変声期は14歳以下。
恐らく、諒子の声でなくヘリアルには悠爾の声が届いていたということだろうか。
「私の元へ」はMYTH1終了後その通りの展開となっている
しかし諒子が言っても筋が通る。暫定悠爾(オーディン)


●“と”く
黒い液体を流し倒れた彼(僕と酷似した)を見た僕に両親が「”と”けよ」と言った
その後光の世界に行き、何をとくのか(死んだのが自分でないことをとくまたは記憶欠如をとく?)
MYTH1時点でこれを見せることができたのは実際に無かったただの映像だからか?(台詞表示はないのだから)
これを見てMYTH1の命人は自分が現実で死んだと誤認して死んだという記憶ができる=エインヘリアルとなりえる
その死者の魂(エインヘリアル)を何らかの方法で半現実に還せば、半現実に生きる架空人物が出来上がる。
MYTH1終了後に田辺命人がオーディンの元へ辿りついた時点で
『キャラクター田辺命人』から脚本が無く行動できる『エインヘリアル田辺命人』の存在が確立している。


●リンク
『リンク』とは連結する事であり、精神領域を侵す行為だと考えられる。
具体的な方途として、投射体は自己精神を情報体とした弾丸(接触する概念であれば何でも良い)で
対象の意識体に強制アクセスし、親和パターニングを以ってその精神内に同期する。
プログラム・MYTHをリセットされる前に対象者の意識に自身が構築した情報を如何に探知されずに投射できるか、
AE2,2002年・似非現実では、市井悠爾(赤子)をプレイアブルとした悠爾が年単位の時間をかけて遅い転送速度で『リンク』に及んでいる。
『リンク』完了がハッピーエンドだったのだが、田辺命人の暴露により諒子に発覚、計画は失敗する。
AE1とAE2の『経路障害』を見れば投射の進行速度が明確に表れているので見比べるといい。
 補足。上記では投射弾道学を参考にしているが、『リンク』と意識の弾丸化(投射する情報の自律化)は無関係であるので注意されたし。
自己と分離させてしまっては対象の意識体から得られたデータ情報を持ち帰ることができず、『経路障害』は起こりえないのである。
あくまで連結を主旨としたものとして考えるべきであり影響度に於いては投射対象の死がリンク行使者の死と繋がるほどであると思われる。
 上記とはまた別に、似非現実を用いて半現実実現をかなえたロジックに関しても『リンク』を用いたものであると思われる。
これに関してはMYTHがプログラムでできているデータ世界であることから恐らくデータの読み違えを狙ったのではないかと推測する。
同じような世界に同じような人物を構築すること、分かりやすく譬えるなら同じファイル名のデータあれば、出力側が対象とする
データを取り違えることと同様であって、現実に架空を誤って混ぜてしまう、また逆に架空に現実を混ぜることも可能なのではないだろうか。
これらが混在する「架空と現実」が『半現実』であり、架空と現実が連結=「リンク」しているという、未だ妄想の域に留まる仮説だ。


●経路障害
リンク不完全化現象。      ・・
分かりやすくいうならオーディンのアレである。


●不確定存在
悠爾が脚本にない「『2002年・半現実』に市井悠爾を存在させる(創造する)」現象を起こして、
半現実世界に例外のキャラクター『市井悠爾』が存在していた事象を引き起こして発生した『市井悠爾』。
別の年代で起こる事象が全ての年代に影響を及ぼしうるなら
過去―2002年・半現実、現在―2016年・半現実、そして未来の全てを見ることができる存在。
ラプラスの悪魔として2016年に胎動する。現在の市井悠爾を把握できれば未来の市井悠爾が分かるということである。
これにより、本来田辺命人が位置する「創造主」の役割に自身が割り込む未来を意図して発生できる事になる。
実際、訪印教徒としてプログラム・神話に関わっている場面があることからそのように行動している事が分かる。
超力「未来予想」=「ラプラスの悪魔」の発現→事象の具現化と云ったところかだろうか。
しかし、ラプラスの悪魔と対立するハイゼンベルグの不確定性理論に則ると、
市井悠爾が在るかどうかを確認しようとすると、その『確認するための作業』によって
測定結果が変わってしまうので市井悠爾の存在は結局は確認できないと云う。
『不確定存在』と云う名称通りならば予知した未来が絶対的に確定しないことになるが、
田辺命人が2bで復帰しているところを見ると、どうやらそのようである。
悠爾(アグニ)が創造したアグニ世界の未来を知っている綺姫は、悠爾から「ラプラスの悪魔」を賦与されているが
それを覆した悧里の行動、意思の介在が未来を不確定たらしめる原因になっていると推察できる。
データ上に不確定が在ることはそなわちMYTHの意義に反している例外の存在といって差し支えない。
ここから、『意思の介在』はMYTHに不必要なモノと考えられる。(本項から逸れていって申し訳ない)


●胎動
世界(プログラム・神話)の起因となる事象。根源と言い換えてもいい。
悠爾がプログラム・神話の管理者になる契機となる何らかの事象(オズの連続失踪事件の延長線上にある)が
起こるはずであったが、田辺命人復帰で胎動は消滅する。

 ・・・
●あなたが抱いた葛藤
ヴァルキリーが創造主・市井諒子はエインヘリアルであることを示唆している。
つまり、『全ての現実』から見れば『本当の現実』の人物は全て架空であると、四次元的視点から言論を投じている。
管理者としてオーディン、化身として悧里、代替として田辺命人、半現実の許容として市井悠爾
これらのキャラクターは市井諒子の葛藤があってこそ創造されたまた存在できたキャラクター達である。


●魂
人体と精神のデータを「魂」と表現している。
(もしくは精神のみ)


●影(地面に伸びる)
影は魂の媒体、若しくはそのものであると考えられる。
オーディン創造の田辺命人に影が無い理由は魂が無いからだと思われる。


●ヒトの影(ヴァルキリー呼称)
殺気、怒り、謁望などの悪性を指している。
影の村の住人の残滓。
アースガルドに残された肉体データ。
ユング的解釈によると“影”は「原型」、アーキタイプであるといえる。
「原型」は集団的無意識によって受け継がれてきた原初の心象や状況、テーマなどのことを示している。
“影”は人間が遺伝によって継承した精神の構成要素として位置づけられていて
無意識の暗い部分で我々が抑圧したいと思う人格の劣った側面を言う。
本作の公式ジャンル名は「影探しアドベンチャー」とある。
本作における田辺命人の物語は、光の世界から始まり、やがては
欠落した悪性《影》を手に入れることで『人間』になることをエンドマークとしたシナリオだと解釈できる。
それこそが「影探し」だったのだと、そう思える。


●飢士
アースガルド・影討伐組織『飢士』。
確認できる構成員は、およそ九名。
オーディン 世界神
ヴァ―サーカー 狂戦士
ヘズ 影征伐の頭首 戦神
トール 影征伐の頭首 雷神
ヴィーザル 影征伐の頭首 黙神
ロキ 裏切り者
ナルヴィ 裏切り者の子
フレイ ???(いつも玄関にいる)
スカディ 黙神
他、飢えている方々。


●再帰性反射材



●村の掟
影の村絶対の掟。破ったものには罰則がある。
村を追放されたものは戻ってはいけない、村長命令には従わなければならない等。
なお、覗きには寛容な、村の掟である。


●PN
パーソナルネームの略。
2016年には個人情報保護下に伴うプライバシー規制として国民総背番号制(仮)が導入されていると思われる。


●FN
恐らく、フリーネームだと思われる。
江戸川乱歩が好きだからという理由でFN江戸川はFN江戸川となっているため自由度は高いと考えられる。


●侮Q道 赤ニット、一時
FN江戸川が侮Q道を表参道と解読した件の、オズの部屋に落ちていたメッセージ。
文字化けという発想はおよそネビル・シュート著「渚にて」に出てきた
「文字化けした電子メール」 から来ているものと思われる。
メッセージから、恐らく赤ニットを被った誰かと表参道で待ち合わせしていたのだろう。
それが何を意味するかは未だ分からない。
Shift-JISの文字コードで表示すると、
表  参  道
955C 8E51 93B9 
「5C」は「\」を表すためエスケープ記号として読みこまれてしまう。出力すると以下のようになる。
侮  Q   道  赤  ニ  ッ  ト  、  一  時
958E 51  93B9 90D4 836A 8362 8367 8141 88EA 8E9E
とりあえず他に文字化けは起こっていないと思われる(Shift-JISで一貫できているならば)


●機動艦隊ガンダイン
2015年放映開始のTVアニメーション。
ジャンルはSFアニメに分類されると思われる。
『MSシリーズ機動艦隊ガンダイン』等、プラモデルとしてシリーズ化している程人気がある。
元ネタは恐らくその名と容姿から「機動戦士ガンダム」と「聖戦士ダンバイン」の複合では無いかと思われる。
頭部と彩色がガンダム、全体のフォルムはダンバインに相似。
関係ないが「聖戦士ダンバイン」は異世界が舞台となっており、そこには『オーラ力』という異能がある。
なんとなく、アグニ世界っぽく感じるが、気のせいだろう。


●機動船隊ガンダイン・プラス
有名なSFアニメ「機動艦隊ガンダイン」の続編
簡単なあらすじ→ヒカル少尉は、マッハ3ダグラムで銀河系宇宙連盟を倒していく。
オズが嵌っているのがこのアニメである。


●sinshadow
オズがPCに掛けていたパスワード
エキサイト先生が弾き出した答えは「罪影」だった。
彼が何度も言う「黒」とは影のことなのだろうか。


●量子力学的観点に基づく確率解釈(それっぽいこと言っているが本人さっぱりのお遊びで書いてみる。阿呆を露呈なぞ今更だ)
2002年・半現実で田辺命人が誰にも認識されない事象について下記に述べる。
誰にも見えない命人は世界から観測されていないため影響を及ぼすことができない。
いくら声を上げようとも、どれだけ接触しようとも、“存在はあって”も、
二次元の人間がいるはずの無い世界では決して観測されることはなく、
命人が行使する現象は命人の視野の範囲内で納められる。
コンビニで食糧を確保した行為は、命人の世界では実際にコンビニから食糧は無くなるが、
それは命人が観測する世界の食糧であって、
現実世界の人間達が観測する食糧の存在は、命人が無くなっていることを認識しても存在している。
何故ならば観測者(現実の人間)の世界において田辺命人は存在しない(というルールみたいなモノ)からだ。
命人は自分の存在を観測する田辺命人の世界に生きているので、他者に影響を及ぼすことができないと考えられる。
この世界では、「確率」という概念に重きを置いていることが良く分かるが、
これは観測者が極限られた人数になると、限られた観測者に事象が巨視的に依存する効果があるからと思われる。
極端に言えば、人類が一人のみ生存している世界で、その一人が屋内にいて屋外が見えない環境にいたとすると、
屋外、つまり外の世界は、存在しているかどうか確率的にあやふやだということだ。
本来、田辺命人は「2002年・現実の記憶を思い出せない確率」が99.999...パーセントだったとするならば
「2002年・本当の現実の記憶を思い出す確率」は天文学的な確率となり実質的に存在しえないことになる。
これをたった一人の世界におくことで本来なら無い道を数パーセントまで上げる、実に「人間的」な奇跡への挑戦であると言える。
という、一度捨てた仮説。テキストを漁っていたらあったのでとりあえずあげてみたが結構笑える解釈である。
欠落した「踏切」を見るかどうかが記憶想起の鍵なので関係無かったという…


●プログラムに関する報告書
くらいセ界・ヴァーサーカーが梓門邸梓門の部屋で見た文章。
(※非常に見づらかったため勘で埋めている箇所が多々あります。また推測で補完しています。)
>プログラムに関する報告書
>田辺命人の変化状況を
>恐慌(通称ラグナロク)に備
>一秒も早く、自我を復帰させ
>を可能とした。彼は、そ)


●空想科学論文(田辺光学研究所・田辺光一著)
CGに隠しメッセージとして以下の文章が綴られている。
(※非常に見づらかったため勘で埋めている箇所が多々あります。)
>えーと、話が異常に長いので分割投稿っすorz
>推理1)
> 大事な“掴み”である一周目はもちろん良質な物語でなければならない(プレイヤー確保!)
> また、転換期(梓門の急死)は命人のみならずプレイヤーさえ激しく揺さぶるシーン。
> そこまでにMYTHの真実[展開は予定されている]がプレイヤーに気付かれてはいけない。
>推理2)
> しかしオーディンらがああまでして果たそうとする目的が容易に達成されるわけもなく、
> それはすなわち影との根深い対立(と和解)で、同時に周回ごとに物語の品質が向上していくこと
> 裏を返せば一周目は“まともな話であるはずがない”。
>他、一周目の段階で示されるMYTHとMYTH?のつながりも、より謎めいていた方がいいのかな
>このあたりは意見がかなり分かれる気もしますが。


●アグニ世界
精神力が支配する世界。
脳内に浮かべたイメージを具現化(超力試用)する事が可能。
舞台として登場する、首都・ミタカミ、インシの里では
超力者のインシに対する差別、それに対するインシの憎悪が氾濫している。
アグニ世界の元ネタは北欧神話のムスペッルスヘイムという国だと思われる。
ムスペッルスヘイム=ミタカミ
北欧神話の世界において、最も古いとされる世界。
アース神族たちの世界アースガルズなどの南方に位置する。
もともとそこに生まれたものでなければ立ち入ることすらできない。
国境はスルトが剣を手に守っている。
(インシの里のインシは戦人部隊の警護によってミタカミに入れない。)
ムスッペル=超力者
ムスペッルスヘイムを治めている種族
(ミタカミを治めるのは超力者。)
スルト=無夢
ムスッペルの長。世界の境で剣を持って見張りをしている。
(クラス・戦者と酷似していることから推定。)
ニヴルヘイム=インシの里
北の果てに存在する原初の世界の一つで、対極に位置するムスペッルスヘイムより新しいものの
他の世界が生み出される遥か昔から存在していたという。君の悪いものの源とされている。
(インシの里はミタカミのインシ達が亡命して寄り添うように集落をなしたのが起源)
ニブルヘル=インシの里・最果ての海、綺姫がいる洞窟
ニブルヘイムの地下。ここには川が流れており向かいに洞窟。
更に先に進むと主神オーディンがしばしば知恵を借りる巫女達の墓がある。
(ニブルヘイムの果てにあり、川、洞窟、巫女等相似点が多い。)
戦死以外の死者を招く死者の支配者ヘルがいる。
(BADEND『未来』では、思い出さなかった、つまり『運命』と戦わなかった
 悧里に対してヘル=地獄を見せたのだろうと思われる。)

●超力者
アグニの恵みによって超力の試用を赦されているヒト。
多数の超力者はアグニに赦された己の選民感からきている、
赦されていないインシへの蔑視が散見される。


●インシ
超力を持つ事をアグニに赦されていないヒト、非力者(インシ)。
ミタカミに於いて超力者から差別を受けており、
大半のインシは超力者に対して深い憎しみを抱えている。
インシの人々はインシの里に身を寄せ合って生活している。


●超力
脳内妄想の具現化。精神力が支配する世界、ヒトに備わっている異能。
アグニに赦された者のみが行使(=試用)できる世界を支配する秘術である。
超力のレベルによって、一般民の試用を制限している超力もある。
万民が試用出来る超力を『下級超力』、
決められた者しか使えない超力を『高等超力』と称する。
プログラム・MYTH上に於いては階層により試用が制限される。
全知や通交といった対象を必要とする超力は意思があるものにしか用いえない。
よって、人形には試用できない。


●クラス・統治者(アナ―)
『アグニより≪知識≫の具現化・共有を赦された』者。
アグニ暦200年、ミタカミの勢力を握る。


●全知
統治者の特別試用出来る最高超力。
試用対象者及び対象者の記憶にある検索条件に該当する人物の思考を取得、共有できる。
統治者が上位権限を持ち、行動を制御することが可能。


●クラス・占者(テラーチ)
『アグニより≪未来情報≫の具現化を赦された』者。
一神教『アグニ教』の崇高指揮・折伏の任を担う。


●未来予想
占者の特別試用出来る高等超力。
試用対象者の可能性の高い《未来情報》を現在に発現及び具現化できる。
事象を対象に未来視する事が可能。複数の岐路を示す可能性世界から運命を選択できると思われる。
ロジックは●不確定存在参照


●クラス・戦者(マ・ガ)
ミタカミの治安維持、犯罪取締りに対応する。
緊急措置における武力行使、一切の活動指揮は戦者に任せられている。


●勝利
戦者の特別試用出来る高等超力。
精神力に比例する性能の剣(《武器》)を発現できる。
段階強化により変色、青から始まり紫で終わる。
『紫色』の『斬』は『無敵』を体現すると思われる。


●クラス・営者(ミンカ)
統治者達『高度超力者』と民衆を繋ぐパイプ・ライン。
民衆の意見・申請等はこのクラスを通じてまとめられ、統治者へと伝えられる。


●通交
営者の特別試用出来る高等超力。
試用対象者の思考を共有、条件に該当する交流手段を検索して可能性抽出し
目的に沿った交流(心的誘導、操作)を可能とする。
副次超力として『対象・精神分析』、『相性値検索』、『最適感情度抽出』、
『最適会話選択』、『同調率変更』を用いる。
これらを含めて『通交』と呼称していると思われる。


●下級超力
派別混超力級以上の階位が試用出来る超力。
生活に必需な超力のみ試用を赦されている。


●絹
ミタカミで大成し巨万と富を築いた超力者の老人。
超力者のインシに対する差別に疑問を抱き、超力を棄てインシとして生きた。
インシから「インシの心を持つ超力者」として最も厚い信頼を置かれている。
常に平等を願い、その想いは年月が経とうとも枯れることあらず。
死を前に、心は怖くとも表側を立派に演じて見せ
超力試用で対峙する気など微塵も感じさせず運命を受け入れた。
インシとして生きインシとして散ったその誇り高き精神は悧里を圧倒、その生き様を深く心に刻み付けた。
(…いつか人物相関に彼の名が載ることを切に願っている。)


●冷鬼
無差別にインシを殺す、冷酷なる殺人鬼。
民の声さえ気付けない統治者を民衆は『冷鬼』と蔑称する。
統治者である悧里は『華』の者であると信じて疑わずにいたため、
本人を指して冷鬼と蔑まれても思い込みによる聴覚処理障害が起こり
「れ**」と変換、民の声は届かない。その妄信は超力にまで影響を与えている。
いつか己であると知った時、運命は決定する。


●華
インシの地位向上を名目に超力者を消去する事を企む集団
明、無夢は組織の中心人物として構成員を扇動していた。
彼らの目指す目的はインシと超力者の隔たりを無くす、超力の完全廃止である。
平等の世、共存の道を目指す。


●アグニ教会
ミタカミに在るアグニ教を崇拝する教会


●髪飾り
綺姫が悧里に超力者としての運命を髪飾りを媒介に付与する。
これをつけていなければインシの悧里は超力を使えない。


●アグニ
素暦800年に死去。
超力者として絶大な力を持っている。
アグニはインシと超力者の隔たり、争いを推奨している。
MYTH機関(市井諒子個人?)が創造した人物と思われる。


●接続
出生後に赤子の頭部を切り離し、ラジオカセットレコーダーに差し替える事。
その後、シナリオが記録されたカセットテープを差し込む。


●スランヴァイウォポスグエンゲスゴゲレクゥウィンドォロボススランタセィリオゴゴゴクゥ
(聖テシリオの赤い洞穴の近くの激しく渦巻く早瀬の近くの白いハシバミのそばの窪地にある聖マリア教会)
世界で一番長い名前の村は何だと問われ、悧里は答えた。悧里は何でも知っている。


●スコア:IQ3
SC○から発売された有名なパズルゲームI.○のスコア表でIQ3だと発覚した「N.BOUSI」。
一体誰なのだろうか、謎は深まるばかりである。
他、悧里197、ヒビキ140、梓門50、奏255(ON MODE)。


●パスワード
《scinario》。
既に意味は無い。


●奏の事件簿
第零話解答:梓門・ヒビキ 他の人と違い 犯人は唯一 エチケットに長けていた
第1話解答:3242
第2話解答:ブドウ男


●みす窓
ADVのテキストウインドウを担当する、窓そのもの。
意思を持っており、某所で>ウヒヒ とかいっちゃう人間的思考を持っている。
テキストウインドウから文字をはみ出したく思っていたが、それを抑えて本編を表示し続けた功労者である。
後日、念願叶ってはみ出す。ちなみに、MYTH編で見られる誤字は全て出力を担当する彼(或いは彼女)のせいなので
製作者様に文句を言ってはいけない。(容姿からの推測材料は無いが本編全てを担当していたやもしれない)


●誤字
奏「これより、裁判を執り行う。被告人、前へ」

みす窓v1.03「!?」

奏「被告みす窓は、事もあろうに善良なるプレイヤー一同を
 誤字出力で混乱させた…。罪状に間違いはあるかね?」

みす窓v1.03「ん……え、はぁ!?」

奏「ここに証拠は揃っておるのだよチミ。
  自分でやったことも忘れるとは、
  はみ出してる場合ではないぞっ!」

みす窓v1.03「……いや、しらね」

奏「残念だよ。私は君に期待を寄せていたというのに。
  これでも見て悔い改めるがいいわっ↓↓」

>真一文匁 (胎動Ⅶ)真一文字? ※誤字じゃないと思うが見ない表現だったため一応
>色お追っているうち、変な所に着いた。(違世界ⅩⅣ「やる事のために」)色を ※しかし体験版では「を」になっているため怪しい
>積まれるたプラモデルの奥から、 (胎動0.Ⅲ「捜索」コ―ポシバミキにて)積まれた ※半現実の脆さを表現しているかも
>「日記を参照する限り、ネスが麻薬症状を見せはじめたのは明らかに『急』だ。 (胎動0.Ⅳ「発生」ネス宅にて)オズ
>今、ここに居る田辺光一・響子夫妻は、 (MYTH五日目「彼女の行動」田辺光学研究所)恭子
>【光一】「今は弟と一人暮らしなんだ。 (MYTH五日目「彼女の行動」田辺光学研究所)※二人?友里が二人暮らしと言いどちらも子供カウントしてない?
>……PM5:45 (MYTH七日目「まとも」田辺光学研究所にて)AM ※深夜に死体を処理して所に戻ってテープを見る時点で5時、夢の経過時間は30分
>だから、彼女に分かってもらうえるように、しっかりと名前を告げた。(違世界ⅩⅩⅢ「眩しいの先には」)もらえる
>市井涼子のアパート。(MYTH十七日目「おかしいのは、どっちだ?」)諒子
> 僕の家族は偽装させれたものだと……?』(MYTH「答」)された ※動転している表現だろうと思われるが一応
> 僕は彼女をアイしていて、彼女がここに来いと行ったから来て……(「胎動」)言った
>巨万の富を気付いたって、ね(Aguni「絹邸へ」)築いた
>無夢「外敵を守るのに適した職を選んだつもりだったんだ」(Aguni-運命の先-)外敵から
>カミさん関する(AE1「MYTH0」)に関する
>モノのが(AE1「MYTH0」)モノが
>オーディンは黙りきっている中では、(AE2「メグル」)
>痛みを追って(AE2「メグル」)負って
>屍ように (AE2「メグル/胎動」)屍のように
>――――光のモノよ。(AE3「ラグナロク」)――――そして、私の元へ。 ※バックログと画像指定が異なっている?異なるようにする意図不明のため一応
>しかし黙れってろ(MYTH2a)ての
・外流シフト直後のキャラクター名抜け (MYTH2a一日目「あなた次第」)※キャラクター名は主体者の認識によって変わるがこの場合はどうなんだろうか
物語が複雑すぎて誤字か故意か分からないためとりあえず記すだけに留めておく。

みす窓v1.03「…。
       違世界編胎動編とかアグニとか
       関与してないし、それに最後――」

奏「黙れ☆
  いややのー。最近の若い子ったら反発するのが
 カッチョEとでも思ってるのかネ?ああん」

みす窓v1.03「くたばれ」

                              完。(製作者様に私が土下座してる図)


●関連書及び私が参考にした書籍(未読了含める)
・神話批評項
  新紀元社「図解 北欧神話」池上良太著
   世界、人物ごとに設定がまとめてられているため全体を通さずに特定人物を理解でき、且つ図解は誰にでも分かりやすく○
  新潮社「エッダ―古代北欧歌謡集」谷口幸男訳   
   北欧神話入門には理解不能でお薦めできない一冊。原典を忠実に訳しているようだがそれゆえに玄人御用達である。
   最後に手に取りたい本。注釈なしでこれを完全理解したら貴方はもう北欧神話廃人だ。
  ソフトバンク文庫「『北欧神話』がわかる」
   人物毎に美麗な絵が載せられているが設定確認には凡といった印象。参考になる部分はあるにはあるが二つ上の本を読んだなら△
  岩波少年文庫「北欧神話」P・コラム著、尾崎義訳
   未読了。北欧神話のエピソードを不自然と思わないぐらいの流れで一つの物語としている。
   全体の背景をつかむにはコレだと思う。対象年齢がかなり低めなので易しく入門に良い。設定は自分でまとめよう。
・光の世界
  岩波文庫「ツァラトゥストラはこう言った 上」「ツァラトゥストラはこう言った 下」ニーチェ著、氷上英廣訳
   下は未読了。私では理解に至らない程度に哲学している。オーディンの行動指針を掴む分には良いのではないだろうか。
   他作品にもニーチェは頻繁に顔を出しているようなので読んでおいて損は無い一冊。
  産能大出版部「人間性の心理学 モチベーションとパーソナリティ」A.H.マズロー著、小口忠彦訳
   考察に人生をかけるほどの熱意があるならば手にとってみるのもいいのでは?
   現在の私にはハードル高いので遠慮しておこう。先に完全なる経営を手に取ってみようと思っている。
   全然関係ないけどここなら誰もみてないだろよし言うぞアグ悧とセックスしてー!!!あの意匠の衣装の脚はヤベー!!なのに本編ではグロしか見れねー!!(号泣)
・創造主が好き
  創元SF文庫「渚にて 人類最後の日」ネビル・シュート著、池央耿訳
   作中設定に食い込んできている部分もあるが元ネタ的なところがあるので読んでなくても大丈夫。参考にはなる。
   MYTH関係なく面白かったので気になっている御仁には是非。
  創元推理文庫「パイド・パイパー 自由への越境」ネビル・シュート著、佐藤龍雄訳
   買ってすらいないがタイトル「パイド・パイパー」はハーメルンの笛吹き男とのことで、『笛』に関わりあるやもしれない。
・ヴァルキリーが好き
  角川文庫「ドグラ・マグラ (上)」「ドグラ・マグラ (下)」
   買ってすらいないしどんなものなのかも調べていないがいつか読みたいな。


●大雑把なシナリオ進行(2013/04/10作成)

▼市井諒子のラグナロクに到るまでの行動
市井諒子がプログラム・神話を作製
悠爾、梓門を管理プログラムとして創造
痛みを負った人々をMYTHへ

諒子は老い、創造主の後継者を架空に求める
自分を架空に創造するために、まずは役者の舞台を創造→アグニ世界
管理プログラム『キャラクター・綺姫』創造。傍観者として果ての洞窟に据える
物語開始=アグニ暦0年。『キャラクター・悧里』を登場させる
戦死者の魂(エインヘリアル)足り得る精神面の強化を図るも失敗→失敗後はすべてヴァルキリーが『未来』へおくる
MYTHのように永劫回帰ではなく、失敗しても年号は進んだまま新しい『キャラクター・悧里』が登場する
物語200年経過時、「思い出す」を選択した悧里と、共にいた綺姫は『人』になる
これによりエインヘリアル化可能となる(脚本無しで行動できる意思の獲得)
死亡後、『エインヘリアル・悧里』、『エインヘリアル・綺姫』誕生
管理プログラム『キャラクター・綺姫』はオーディン同様死なないため確定存在として果ての洞窟に居続ける。
(『人』である綺姫は別の存在になっているため死が有効)
ヴァルキリーは両名を脚本で成り立つ世界、アースガルド(MYTH)へ存在転移
悧里を市井諒子にするための初動『MYTH1』が始まる

▽オーディンのラグナロクに至るまでの行動
悠爾に諒子が接触
『リンク』により『エインヘリアル・市井諒子』を『2052・半現実』に存在させる計画の協力を仰がれる
表向き従順に協力し、裏では己のラグナロク達成のための計画を始動する。ここで非存在人物『田辺命人』を創造
諒子の脚本で主人公の役割となる『エインヘリアル・悧里』を差し置いて、
『キャラクター・田辺命人』(※自我を持っていない)を創造し主人公に据える
エインヘリアルにするためMYTH1へ※自我の獲得が目的。自律できなければ意味を成さない


MYTH1周り目 ♯筆者悠爾(キャラクター市井悠爾ではない)

ヴァルキリーが連れてきてない ヴァルキリーが連れてきた
キャラクター田辺命人     エインヘリアル悧里、エインヘリアル綺姫

キャラクター命人(声を探す)、キャラクター悧里(記憶喪失)
キャラクター奏(記憶喪失)、キャラクター梓門(住人)※中身はキャラクター市井悠爾
                          死亡させてエインヘリアルにする目的

               エインヘリアル悧里、自我復帰

       キャラクター梓門、破裂→エインヘリアル・悠爾、アースガルドヘ
       キャラクター奏、破裂→エインヘリアル・綺姫、周辺探索(1周り目は分からない)

キャラクター田辺命人、発狂
田辺命人自我復帰(脚本)

生前の記憶が無い事を自覚。『架空のキャラクターは事実を知ると死ぬ』より
「俺(キャラクター)」から「僕(キャラクター意思)」へ

田辺命人、ゲートの先(デタラメの映像)を見る(脚本)
在る筈の無い生前の記憶を獲得(「僕」が『人』として確立)

              キャラクター田辺命人は悧里にゲートの先を見せる(脚本)
              悧里は市井諒子の存在を記憶する
              ※2052年時に人間的象徴でいる必要があるため容姿データを記憶する必要があった


キャラクター田辺命人、悧里、破裂
エインヘリアル田辺命人、エインヘリアル悧里、エインヘリアル綺姫、アースガルドへ
悠爾、エインヘリアル田辺命人とエインヘリアル悧里を半現実へ
(MYTH1の2周り目以降は諒子とリンクしているため管理者権限を行使してリセットする)
ヴァルキリー、エインヘリアル綺姫を2aへ(描写が無いため憶測である)
※AE1は目パチがあるためMYTH1の2周り目以降。上記は1周り目


2002年・半現実(市井諒子の脚本でありMYTHではない。影の世界からがMYTH)
 中身(影)                    肉体
・エインヘリアル・田辺命人(調査票の矛盾で自我復帰)エインヘリャル・田辺命人(複製ロキに半現実ルール)※影が有る、脚本に無い存在
・エインヘリアル・悧里(髪飾り不所持により未復帰) エインヘリャル・市井諒子(人形に半現実ルール)
・エインヘリアル・悠爾(オーディン)        エインヘリャル・市井悠爾(人形に半現実ルール)  ※脚本に無い存在

一同、MYTH世界(影の世界)へ

主人公・田辺命人が悠爾に壊される ※MYTH11周り目の失敗により本来起こりえなかったMYTH2へと展開される
(田辺命人という存在のヘリアルヘリャル諸共破損しヘリアルは1周り目で獲得した生前の記憶(踏切)を欠落
 ヘリャルは68歳になるまで僕の家で壊れている)
以下、詳細
ヘリャル(ヴァーサーカー)→僕の家(アースガルド)へ移動、そこで壊れている
ヘリアル(田辺命人)→ヘリャルに依存する混沌世界で記憶を巡らせる

ヘリャル(ヴァーサーカー)68歳まで年を重ねる
ヘリアル(田辺命人)ヴァルキリーに拾われる

アースガルドでヴァ―サーカーとして行動し、その後に別行動をとる(肉体と影が分離して一個体として双方自我を持つ容ができる)
ヘリャル(ヴァーサーカー)MYTHへ
ヘリアル(田辺命人)MYTH2bへ ※例外的な田辺命人(生前の記憶が無いため1周り目と同じ状態から始まる)

ヘリャル(ヴァーサーカー)森林世界で待機
ヘリアル(田辺命人)MYTH2bから2aへ(例外エインヘリアルがエインヘリアルを殺害して2a主人公になりかわる)

ヘリャル(ヴァーサーカー)2002年・半現実へ『戻される』(例外エインヘリアルの抜け殻、2b主人公になりかわる※笛所持)
ヘリアル(田辺命人)ゲートから2002年・半現実へ
ヴァルキリーが貴方と呼称を変えているのは現時点でヘリアル田辺命人が諒子から違いを知っているため(彼女に対して使い分けしている)、
架空の存在だと悟られないよう敢えて間違って呼称していると考えられる

ヘリャル(ヴァーサーカー)ヴァルキリー達と合流
ヘリアル(田辺命人)踏切の記憶を想起する

ヘリャル(ヴァーサーカー)超力「未来予想」試用で68歳の田辺命人が本来在るべき場所へ※2052年・半現実プログラム・神話管理者
ヘリアル(田辺命人)1周り目に得た2002年の記憶を復帰(自分で想起しなければ本当の記憶にならない)

ヘリャル(ヴァーサーカー)プログラム・神話の中を覗く→僕の家にあるゲートの先を見る→MYTH2bが見える
ヘリアル(田辺命人)ヴァルキリーと合流。空に置かれているピープスポットにヴァーサーカーの軌跡が映る

両者邂逅(再会)ヘリアル、ヘリャルに「周りを見ろよ」と言い、ヘリャルはプログラム・神話の外にある(筐体中の)周りを見る
2052年・半現実を認知する→ヘリアルが現在MYTHに在る筈の無い存在であることの証明になる→ヘリアル消滅
ヘリアル(影)がヘリャルに統合し全記憶復帰→笛の確認「笛が無ければ遊園地に行けない」=悠爾は遊園地に行けない
床に落ちている笛と田辺命人が所持している笛と二つある。床に落ちている笛は悧里が回収した笛であり、
悧里がゲートを通る→先の諒子になるので、諒子とリンクしている悠爾は笛の効果で現実に行けるはずであった。
※「笛」であることに意味はなく二次元的象徴をもったまま現実に適合するために必要な『二次元的象徴から現実の物体』に変わるオブジェクト
が、悧里が回収した笛はダミーで本物は田辺命人が所持しているため、
落ちているダミーは諒子のゲートの先=市井諒子になった後の二次元的象徴を持ったままの笛=遊園地を遠い場所といった諒子に繋がる。
よって、悠爾の計画を阻止したということになるのだろう。
その後、市井諒子が半現実を希望する原因<プログラム・神話の管理者を交代する目的>を消去<半現実であることを証明>した。
※本来、エインヘリアル・市井諒子が創造主・市井諒子と会う脚本だったが管理者達が悠爾の計画阻止のため脚本変更。
>現実で認知されない消去すべき諒子が発生する。代わりに田辺命人が市井諒子の役割に乗っかって創造主と邂逅する
田辺命人が市井諒子(正確には彼女の役割)になれるはずもなく「俺はお前にはなれない」でこの物語は終了した。

2bと世界構造については後日改めて

雑記(4/16作成)
諒子の云う『本当の現実』は、場所と聞き手を考えれば、アグニ、そして悧里に向けての言葉であり(上項は間違っている)、
悧里は『アグニ世界』を現実としているから、『本当』が示すのは、アグニではない世界=ヴァルキリーや悠爾が云う『現実』である。
この場合、「誰かが創り出した世界、そして、誰かが創り出した誰かが創り出した世界」とは、我々人間がいるこの世界を誰かが創り出したとして
その人間が創り出した世界を指している。つまり、誰かが創り出した世界『全ての現実』にいる創造主・市井諒子が、『プログラム・神話』によって創り出した『現実』を
『本当の現実』と言っている。(『全ての現実』はMYTH2aの脚本(進行では2b)で田辺命人のもとに現れた、創造主・市井諒子のいる世界のことである)
ちなみに、ヴァルキリーがMYTH2aの脚本上で田辺命人に向けて言った「本当の現実」とは意味が異なる。
(ヴァルキリーが呼称する『本当の現実』は、半現実の正規進行、つまり本来の脚本に沿って出来る世界を「本当の『現実』」としていると考えられる)
創造主・市井諒子が生きてきた現実を『プログラム・神話』に克明に記録して出来た『現実』。世界の中にあるもう一つの世界と捉えられる。
譬えるなら、脚本家がドラマを作り出したとして、そのドラマの世界がMYTHでは『現実』となっている。
そして『MYTH』は、『全ての現実』の創造主・市井諒子が『プログラム・神話』によって創りだした(記録した)『現実』と云う世界、
その世界に創られた「創造物である『創造主・市井諒子』」が、『全ての現実』同様に『プログラム・神話』を創り、それによって創りだした世界と思われる。
脚本家がドラマを作り出したとしてそのドラマの世界に登場する小説家が小説を書く。その小説の物語が『MYTH』となっている。
ここでは脚本家が小説家を作ることが前提で小説の存在、そして、小説の物語が成り立つ。
小説の物語は誰が書くのか、それは、ドラマの中では小説家であるが、現実では脚本家が書いている(ドラマに必要な材料として)。
MYTHにおいても、『MYTH』を管理する管理者(小説家に相当する)がいたとして、それを動かすのは創造主(脚本家に相当する)である。

まとめると、MYTHで脚本家を担当するのは「創造主・市井諒子」、小説家は「創造物である『創造主・市井諒子』」、
小説の物語が『MYTH』であり、その物語を管理するのが「小説家」と「小説の登場人物『悠爾』、『梓門』」である。
そして、小説の主役が『主人公(作中では最初に悧里、次に命人、最後に悧里となっている)』の役割となっている。
複雑に見えるのは、MYTHに限って、小説の登場人物が「小説家」を必要としない、自律する存在であったから。
そして、今回の「小説の物語」は、「小説の物語」を生み出す(管理する)「小説家」をつくる、ただそれだけなのである。
(この矛盾は、MYTH(アースガルド)で悠爾が書いたシナリオが、MYTHで行われていることに疑問を持った田辺命人のそれと一緒)
脚本家が寿命で尽きた場合、当然ドラマはなくなる(舞台は残る)。ドラマが無くなるということは「小説家」の存在が消えることと同義であり、
すなわち小説の物語が消える=小説が在るという事象以上の事柄を修正できない(MYTHにおいては物語を修正できなくなる)ことに繋がる。
そこで、本来ありえないが事実存在している、小説の物語を改竄できる人物である「小説の登場人物『悠爾』、『梓門』」が改竄を行えば
事象の積み重なりにより『「小説」の損壊』が偶発しうる。そのため、それを起こさないためには小説、その「本という媒体」に
直接手を加えることが出来る「小説家」が絶対にいなければいけない。
この問題を解決するために、脚本家が脚本を書かずともドラマの中で自律する「小説家」を創造しようとする。以下、自律する「小説家」を「新しい管理者」とする。
創造主・市井諒子は新しい管理者に今まで通り「創造物である『創造主・市井諒子』」を据えるため、
これに「意思」を持たせようと脚本が無ければ動かない人形「二次創造物である『創造主・市井諒子』(悧里)」を創造する。あとはこの項の上述に繋がる。

小説の登場人物である『悠爾』についての補足
悠爾は市井諒子(元悧里)に付随する形(『リンク』)で現実回帰を目論見、
田辺命人というファクターを介在させて正規進行を妨害=「本という媒体」に留まることしかできない『二次的象徴』の克服→経路障害までの時間稼ぎを行っている。
脚本家が田辺命人の説得により「小説家」の創造を断念した(管理者の云うラグナロクで良しとした)後に、
新たに始まったMYTH1周り目(アンサーエピソード1。もう「新しい管理者」は不要であり、『キャラクターと自我の融合』を待っている状態)で
もういないオーディンを動かす筆者(小説家はもう存在しないためこのように言ったのだと思われる)とは別の形でラグナロクを作り出そうとしている。
>神と呼ばれる存在は消える とは脚本家(創造主・市井諒子)がもうすぐ死ぬことを示している。
『全ての現実』と『現実』に己を縛る者がいなくなり、最上位権限を持つことになった悠爾は、『MYTH』の脚本を自由に出来るようになる。
(▽YUNIから神秘へのトランジション前にあるキーボード音とあらゆる風景はそれを示しているものと思われる)
ロジックとしては、半現実にいる市井悠爾が半現実のプログラム・神話を操作できる環境をつくり、
田辺命人と同様の方法でエインヘリアルである悠爾をエインヘリャル市井悠爾に統合する形が妥当だと思われる。
それにより、当初の目的である『現実』回帰を実行するも、神話筐体から外に出たために放射線を被り死亡。
この市井悠爾が『MYTH』を自由にできる環境下にあることは不整合であるため間違えている可能性もあるが今のところはこのような感じで。



start/*/end前には終わらせたいものである。終わるという表現がアレだが、なんとか本作を咀嚼し終えて続編を迎えたい…