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kannnusi
発売前コメント
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ゲーム名
色に出でにけり わが恋は
ブランド名
ういんどみる
購入予定
様子見
得点
--
点
一言コメント
体験版プレイ。 絵やシステムは流石のういんどみる。しかし、遠回りなテキストが合わなかった。 ■遠回りテキスト例 : 習慣としての「ただいま」に応えた見知らぬメイドへの対応。 「帰宅時の挨拶は習慣だ」→「だから挨拶を返されて驚いた」→「実は両親が旅行中だ」→「我が家は三人家族だ」→「両親の旅行は秋季の長期旅行だ」→「秋季の旅行は自分に手が掛からなくなってから増えた」→「シーズン以外は神社が暇なので問題ない」→「これは神社を継ぐための修行にもなる」→「あれ、何が言いたかったんだっけ?」→「貴方は誰ですか?」 上記の会話にメイドの発言がプラスされるので、「貴方は誰ですか?」という目的地に到達するのに酷く時間が掛かる。 それに加えて、アホの子みたく叫んだり、聞き返したりを連発する主人公も気になる存在。公式で「考えなしの馬鹿正直」と記述されていたが、これほどとは思わなかった。 好き嫌いのハッキリしそうなテキストなので、体験版プレイをお勧めする。
投稿日時
2010年04月21日21時52分
ユーザー名
kannnusi
ゲーム名
アッチむいて恋
ブランド名
ASa Project
購入予定
様子見
得点
--
点
一言コメント
体験版終了。 公式を見ると『普通の学園モノ』+『女装してヒロインと一緒に寮生活』=『ヒロインの表と裏を見てニヤニヤする作品』という印象を受けるが、その実態はバカゲー。 ヒロインの表(学園)と裏(寮での私生活)を見るという部分は間違っていないが、肝心のヒロインが『全力でボディビルダーのモノマネ』、『主人公の名前をヤマダに固定』、『顔面モザイク』、『良いシーンで格好いい台詞を噛む』、『CVを男声と入れ替えられる』と言った天井知らずのバカっぷりを披露するので、普通のいちゃらぶ学園モノを期待しているならば体験版のプレイをお勧めする。 バカゲーとしての質は、『ヒロインは常に可愛くなければならない』という“お約束”を全力で無視しているので良好。 主人公、ヒロインを含めた全キャラが『通常ならばサブキャラに割り振られる体を張ったボケ役・見るも無残な汚れ役』をこなせるので、どのような組み合わせでも笑いに繋げる事が可能。 笑いの方向性は、その場のノリとテンポの良いテキスト。理詰めの笑いではなく、火の気のない所から突然発火するような、何の脈絡もない場面から始まるボケが特徴。 また、主人公が一方的に振り回されるバカゲーは不愉快ゲーになりがちだが、この作品の主人公は、お仕置きをされる演技で『肋骨の5番、6番を持っていかれた』レベルの台詞を吐ける猛者(バカ)なので問題なし。 何より、主人公を含めて『バカしか居ない舞台設定』なのでストレスを感じる事はなかった。 これでいてヒロインが普通に可愛らしく感じられるのだから、不思議な作風である。 恐らく、全ヒロインが『ヒロインは常に可愛くなければならない』という“お約束”を無視して、清濁合わせた行動を魅せてくれるのが原因だろう。 そんな、いわゆる王道タイプのヒロインにはない新鮮さが、ヒロインの魅力として映ったのかもしれない。 ただし、購入確定かと言われるとそうでもない。 この作品の構成要素はバカであり、バカゲーとしての舞台が整えられている。そして、バカとシリアスは相性が悪い。 そのため、個別ルートなどに泣きやら欝やらを持って来られると、土台のバカすら巻き込んで作品が崩壊する恐れがあるのだ。 この作品が成功するか否かは、個別ルートの方向性によって決まるだろう。
投稿日時
2010年04月10日16時36分
ユーザー名
kannnusi
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