ErogameScape -エロゲー批評空間-

OboroNatsuki

基本情報

総プレイ数
155
一言感想数
32
長文感想数
2
総長文感想参照数
718

得点分布

得点度数グラフ
100
90~996グラフ
80~8924グラフ
70~7984グラフ
60~6941グラフ
50~59
40~49
30~39
20~29
10~19
0~9

おかずに使える状況

状況度数グラフ
とても1
かなり5
だいぶ7
それなりに40
あまり…12
まったく…7
あわなかった0

得点の高いゲームのコメント

ゲーム名
ファタモルガーナの館(非18禁)
ブランド名
Novect(Novectacle)(CIRCLE)
得点
95
おかず得点
一言コメント
何を言ってもネタバレになりそうなので、ジャンルは公式の弁を借りて西洋浪漫とでも言っておこう(棒読み)。とにかくこの作品は凄い。First doorののんびりした世界観からどうやったら薄気味悪い館に繋がるのか、気になって読み進めていくうちにSecond door、Third doorと読み進めてしまう。そこから裏切りの連続、無駄のない構成で読者を引き込んでいく。伏線回収も鮮やかである。一部回収されていない伏線はAnother episodeをやると解決する。既に濃厚に匂わせている事実をわざわざ説明してくる部分がいくつかあり、少しくどさはあるものの、シナリオの完成度の高さを鑑みれば無視できる範囲内である。個人的にはThird doorとSeventh doorが好き。
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki
ゲーム名
STEINS;GATE ELITE(PS4)
ブランド名
MAGES.(5pb.)
得点
95
おかず得点
一言コメント
練りに練られた設定と、鮮やかな伏線回収が魅力。タイムトラベルやタイムリープの理論、後に明かされる電話レンジの仕組みも具体的かつ丁寧な説明がなされており、トンデモ科学ではあるが物理学素人から見れば納得のいく設定に思える。何よりこの物語を面白くしているのはアトラクタフィールド理論に他ならない。ネタバレになるので詳しく説明できないのがもどかしい限りである。ストーリーの面では、序盤は呑気に世界線改変を繰り返すオカリンにじれったさを感じるだろう。しかしプレイ後ならば分かる。この主人公なくしてシュタゲはあり得ない。そして終盤の怒涛の展開とTrueエンドまでのテンポの良さも際立つ。フェイリス√は割とオマケ感があるが、個別ルートも良い。もちろんTrueに関しては一切文句無しに傑作と言える。
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki
ゲーム名
素晴らしき日々 ~不連続存在~ フルボイスHD版
ブランド名
ケロQ
得点
91
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
プレイ中はひたすら認識論に想いを馳せる毎日だった。ストーリー自体にもかなり独自性があったし、因果律もしっかりしていた。伏線回収がかなり小出しで、終盤の伏線回収のインパクトは薄かったけれど、多分そこが売りじゃないんだろうなこの作品は。じわじわと納得させてくれる感じ。最後までプレイして大体の謎は解けたが、ざくろの人形落としてる世界線は未だ謎。あれも素晴らしき日々なのか。ざくろ好きなのに終盤の展開では完全にモブキャラだし、それ以外にも色々不憫すぎて一部シーンでは本当に泣きました。読後に哲学が学びたくなる作品。
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki

おかず得点の高いゲームのコメント

ゲーム名
WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~
ブランド名
Leaf
得点
91
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
三角関係モノ。Hシーンの重みが違う。2部作を通して、エロゲの1つの極致に達していると思う。キャラ同士の掛け合いや何気ない日常がとても楽しく、等身大のキャラ達の心情がありありと伝わってくるシナリオは、まさに芸術的。ドロッドロなcc(&coda)と比べるとicはかなり青春してる。introductoryだけを1作品として切り離して見ても間違いなく傑作。むしろルート分岐がない分、簡潔で纏まりがある。
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki
ゲーム名
euphoria HDリマスター
ブランド名
CLOCKUP
得点
81
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
長文はほぼネタバレなしですのでプレイ前の参考にどうぞ。 → 長文感想(486文字)
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki
ゲーム名
PP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞
ブランド名
Innocent Grey
得点
71
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
各ENDと選択肢との因果がはっきりしない部分が多かったのは気になった。また、主人公は粗暴で思慮も浅い部分があり、読み手を選ぶ作品ではある。実際、批評空間では前作カルタグラとかなり評価に差がある。この2作品を比較してみるとカルタグラが王道ミステリーなのに対し、ピアニッシモはミステリー要素を廃したサスペンスであるのは大きな違いだろう。カルタグラのような探偵モノを期待してプレイした人は肩透かしを食らったのかも知れない。CGの数やHシーンには今回も力が入っているので抜き目的ならプレイして損はない。
投稿日時
ユーザー名
OboroNatsuki