抜きゲ―の骨格+童貞が憧れるロマン=本作
悠久の時を生きる高貴な存在、吸血鬼——が一旦快楽に目覚めた途端、ここまでヤリまくるかこいつは。
Hシーンが矢継ぎ早に描かれるあまり、もはやティッシュ箱にも手が届かない。
いや、抜きゲ―として開き直りすぎかと。もはやこれはギャグです。中盤からは引き笑いが止まりませんでした…
でも、別にいいんですよ、もう。ここには童貞が憧れてやまないロマンがありました。
片思いの全力の愛が、美少女の心に届き、やがて相思相愛に至る。
その過程は獣じみたセックスの中に描かれ、それ以外での描写はあまりにも僅かではあったけど、
女を知らぬ、そしてこれからも知ることのない男の憧憬をきちんとなぞったストーリーであったことは確かだ。
それで十分なのです。