キャラクターやハートフルな世界観に魅了されました。
とらハシリーズでも人外のヒロインに定評が高かった都築氏の最新作ということでプレイしましたが、「わんことくらそう」の名の通り、非常に心温まる優しいストーリーに癒されました。あくまで人間ヒロインとのやり取りに重点を置き、人型動物との間は恋愛感情以上に発展させないという点は、彼なりのこだわりというものを感じました。人間ヒロイン以外との固有エンディングを設けなかった点はそれ故でしょう。(里沙エンドはどう見てもみかんエンドって感じですが…)勿論それに異を唱えたいプレイヤーも居るとは思いますけど、私としては十分納得の出来る内容です。個人的に気に入ったヒロインはシルヴィですね!その経緯は勿論ながら、幼いながらも主人公や里沙、みかんに一生懸命懐こうとしている様がとても愛らしく、本当にこの子を幸せにしてあげたいと心から思わせられました。Hシーンが多いのは嬉しい反面、あまりに連続しすぎて多すぎるとも思ってしまいました。「発情期」とか「薬の効果」とかそれなりに理由も伺う事は出来ますが、正直私はこのゲームにこれ程まで連続するエロシーンは求めていませんでした。寧ろ、ラブコメ要素の方により重点を置いて欲しいと思っていましたので、この点に関しては若干悪い方面に期待を裏切られちゃったかなぁ…と感じています。
ところで、動物ヒロイン達との同居モノという事で、私はPurpleの「はっぴ~ぶり~でぃんぐ」を思い出しました。勿論はぴぶりが大好きな私はそれを期待してこのゲームを購入したのですが、わんこはちょっとまた違った面白さでした。はぴぶりは人間である主人公と動物ヒロイン達が同等の立場で生活をしている点に対して、わんこはあくまで人間のペットであり人間達に仕える立場である事を弁えています。ペットを愛さない卑劣な飼い主の話や、日本のペット事情なども語られており、梅川和美さんの漫画「ガウガウわー太」のノリに近い物があるかもしれません。まぁ、どれも私は大好きなんですけどね!