メインヒロイン設定考えたスタッフ出てこい。今回のメインヒロイン、完全にナツメ or 涼音のどちらかやん。。
何と言ってもナツメ&涼音のセリフ量がえげつない。
共通シナリオの時からな~んか両名のしゃべる割合が多いなぁと感じていたのだけれど、
各ヒロインの個別シナリオに移っても、ナツメ or 涼音とはナンダカンダ絡みがあって出番が多いんですよ。
特にサブヒロイン枠の涼音に至っては相当分厚い台本だったのではと想像してしまうほどのセリフ量w
とは言え、それに関して何か不満があるという訳では全然ないです。むしろありがとうございます!とった気持ちがほとんど。
セリフ量、CG、SD絵、立ち絵グラフィック、立ち絵表情パターン、シナリオ、エロシーンともに
ナツメ&涼音に対してのスタッフの想いだったり熱量は尋常なものではないと感じるに至る出来栄えでした。
今後、喫茶ステラのことを思い出そうとすると、多分この2人の顔が真っ先に思い浮かぶのではないか。。
と思うほどに全体を通して、作品の顔と呼べるべきヒロインだったことは断言できます。
一方でとにかく不満というか不憫だと思ったのが栞那です。
先に感じたナツメ&涼音のメインヒロイン力に押されて、栞那の影がめちゃくちゃ薄くなっているんですよ。
パッケージやキービジュアル、ヒロイン紹介など、様々なメディアでは栞那を前面に押すプロモーションをとっています。
これだとユーザも栞那っていうヒロインがメイン中のメインなんだろうと思ってプレイし始めるのは至極当然ですよね。
でも、実際にやってみた感想としては全然違うものになりました。
栞那はどちらかというとストーリーをグイグイ引っ張っる、、という感じではなくて
進行役というかかませ役に近いような印象を受けました。
何故ならナツメ&涼音の絡み量がハンパないからですw
最終的にこのような感じになるのなら、キービジュアルなどはナツメを前面に推した方が良かったのではないでしょうか?
喫茶ステラって言ってるくらいだし。。
あと、ゆずソフト的にも今回のコンセプトである喫茶店+死神+釣り目にひひヒロインってのもインパクトが弱かった気がします。
人外ヒロインは過去作で結構やってる。
釣り目メインヒロインってドラクリオットと被る。
喫茶店とか動物が人間に化けてるとかはサノバウィッチの設定と被って見える。
プレイしてみて、もう少し何か真新しい、こう1点でもキラリと光るものがあれば印象は変わったのでしょうけど
ぶらばんからの古参ファンからすると、ゆず過去作のどこかで見たような感じが終止漂っていて
何となくネタ切れ感が否めない感じがヒシヒシ伝わってきてしまったところが残念というか寂しかったですね。。
とは言いつつも、やはりゆずソフト最大の売りであるイチャラブ面については安定感がありました。
栞那以外はイチャラブシーンが豊富で、こちらもニヤリとするような場面が盛りだくさんで
イチャラブ成分は大分補給できたのは事実です。
以下、ヒロイン感想。
■栞那
先に言った通り、メインヒロイン感が全然しません。
正直、ナツメがメインヒロインで、涼音もメイン4人の中にいた方が、喫茶店というコンセプトからすると一番しっくり来たと思う。
それで、死神設定の最初に出会ったヒロインはサブで、攻略できないと思ったら実はサブとして攻略可能!な方がよかった気がします。
ところで、ゆずソフトはカタログ小冊子や雑誌インタビューで、
鬱シナリオのようなヒロインが不幸になるシナリオはやりません、
主人公とヒロインのイチャラブをテーマにしています。という説明をこれまでよく見かけていました。
もちろん本作もそのように触れ込みしていたのですが。。。栞那ってイチャラブシーンありましたっけ??
あの遊園地デートシーンがそうだったのでしょうか。。。?
であるならイチャラブを履き違えてますね。
メインヒロインがほぼ対等にイチャラブシーンが盛り込まれてたのに対して
栞那はイチャラブシーンがほとんどありませんでした。
そのことで、主人公のことをどうやって好きになったのかよく分からないまま付き合うように。
輪廻転生した主人公を何度も追っかけてたせいで。。。だったら逆にまだ分かるのですが
そうではない「いまの」主人公のことが好きだときっぱり言っていたので
ではどのタイミングで好きになって行ったのかな?と疑問ばかり。。
結果として、栞那に関しては萌える要素が一つもなく軽薄な印象を受けました。
これでシナリオが良ければ助け船になったのでしょうが、
シナリオは本作のなかでも一番微妙な出来。
メインの座も奪われて、我々ユーザが期待していたイチャラブも少ない。
と、いいところが全然ない栞那。
こうなってしまったのは明らかに今回のゆずソフトがヒロインの人気に関して見込み違いを起こしてると言いたいです。
#ぼろクソに言ってしまって栞那推しの方には申し訳ないです。。。
■ナツメ
ナツメは本作の顔ともいえるべき存在にして最大の萌えヒロインです。
ゆず作品としては、大学生ヒロインを抜擢してたことがまず珍しかった。
学校でも顔を合わせるヒロインが実はバイト先も同じという
バイト×ヒロインってのは王道設定だけどやはりいいものですね。
さらに見た目はぱっと見、清楚で他を寄せ付けないお嬢様っぽい感じなのに
しゃべってみると性格はサバサバ系女子で、耳にはピアスなんか開けちゃって
しかも酔っぱらうと冗談を言ったり大胆になったりといった「ギャップ」がとても良かったです。
元旦に初日の出を見ながらのキスシーンも印象的でした。CGも美麗でしたし。
あと、ナツメは何と言ってもエロシーンが優遇されてましたね。
指フェラシーンは素晴らしかったですし、目隠しプレイ&チャイナシーンはめっさエロかった。
CVの夏和小さんには最大の感謝を。
■希
大天使ノゾミールさんです。いや~この娘も可愛かった。
正直、第一印象は朝起こしに来て朝食作ってくれるよくある幼馴染ヒロインだなぁと思っていたのですが、、
実際にシナリオを読み進めると、主人公との距離感というか会話のノリがなんだか心地いいんですよね。
笑いありというかふざけてるようだけど、長年の幼馴染からくる阿吽の呼吸というのでしょうか。
そういった幼馴染との会話というものが、とてもよく表現されてたのではないかと思います。
CVの上原あおいさんと希の相性もばっちりで、とても自然というか伸び伸び演技されていたところが素晴らしかったです。
■愛衣
キービジュアルの第一印象としては、か、褐色ヒロイン・・・しかも片目隠れ系・・・微妙なイラストだぁと思っていました。
しかし、最終的に感じた印象は真逆で、愛衣のビジュアルにメロメロになっていた自分がいましたw
というのも、シナリオが「これぞゆずソフトのイチャラブである」と声を高らかに宣言できる、そんな内容でした。
ヒロインの中では一番初々しくて、エッチなことは興味はあっても恥ずかしい、そんな感じの女の子でした。
初めは先輩先輩!と懐いてきてたのが、いざ付き合ってみると、しゃべり言葉が段々と敬語からタメ語に変化するんですよね。
そこにギャップを感じて萌え度が急上昇。
さらには、各シナリオの中で一番主人公の変態度が高く、いろいろと恥ずかしい要求を愛衣にしてしまいます。
主人公の変態発言に対して「えぇ・・・(ドン引き」「この人変態だぁ・・・(ドン引き」という
お決まりのやり取りも、読んでいて面白かったですね。
初めは嫌がっていた愛衣も、最終的には折れてしまうというチョロイン的な要素もありで
知らず知らずのうちに、愛衣自身もエロくなっていく場面はホントにエロかった(何を言ってるんだw
まさにドエロ谷の異名の通りといった感じです。
■涼音
ゆずはムラサメちゃんをはじめとするロリババア系ヒロインを過去にも出していてとても人気を博していました。
涼音に関しては、ロリ年上(合法)といういわゆる禁忌にして最強の武器をぶっこんで来たのがこのヒロインです。
#全然ババアではないのですが、多分この枠なんだろうと勝手に解釈。
毎日顔を合わせるヒロイン、しかも同じキッチン担当。住んでるマンションも同じで、帰り道も同じ。
こんなことを繰り返してくと好きになるのもわかる気がします。
同じ職場の上司との恋愛、しかもロリw
何ともインモラルなことでしょう。
涼音シナリオでは涼音視点のアナザービューが多く、
一見すると年上の余裕をかましてるように見えるが、実は余裕なんか全然なくて心臓どっきどき
というギャップに心惹かれていきましたね。
また、自分の弟と同じ歳のガキのことが好きになるという
プライドとでもいうのでしょうか?そのような葛藤があったり
いざ付き合ってみると、年上がリードしなきゃという年上オーラをこれでもかと出してきたり
一番ヒロインの内面的な要素(ヒロインの性格設定)がよく表れてたなと感じました。
そして、先にも言っていた通り、シナリオの絡み具合がハンパない。
各ヒロインルートにおいても、堂々の貫禄を見せつけるほどのセリフ量があって
常に涼音というヒロインの存在を感じずにはいられない。そんなヒロインに仕上がっています。
やはり、欲を言うなら、メイン4人枠に入れてあげてほしかった。そんなヒロインが涼音です。