小此木「『怒り』でございますよ、皇姫様。」というセリフが何故かずっと頭に残ってる
小此木が自身の策略をついに暴露するシーン。
駅前などで遺族が犯人逮捕のためにビラ配りするようなシチュエーションがありますが、それってまさに犯人に対しての怒りが原動力になってるというパターンですよね。怒りとかそういった感情が行動力の源になるという設定に納得というかなるほどと思ってしまったんですよ。それでなのかこのセリフが何故かクリアしてしばらく経った後もずっと頭に残ってるんですよ。
そういった読み手を納得させるようなシナリオが、先へ先へとシナリオに惹きつけていたのかと感想を書いていて思いました。
件の朱璃ルートですがこれに関してはホントに文句なしのシナリオでした。
というかこれこそが千桃のすべてといっても過言ではない。
シナリオに相まって、カットインやアニメーションといった演出、音楽やトップクラスの美麗なCGなど、どれをとっても老舗ブランドのなせる業といったところでした。
ただ、他のキャラのシナリオがどうだったかというと「う~ん」なんですよね。
ユースティア路線なので、プレイ済みの人ならわかると思いますが、単線の本筋シナリオがあって、それに向かって読み手は猫まっしぐら。他のヒロインはというとあくまでも脇道にそれた形でのシナリオorエンディング。
いかんせん朱璃以外の個別ルートが・・・。ボリュームも少ないですし、奏海やエルザは若干ご都合主義。滸に関しては短すぎて目もあてられないといった具合でしょうか。
まぁ、わかるんですよ。大図書館のように個別ルートが作りづらいというのは。で、その分後日談で補完させようとしてるのもわかる。わかるんです。ただ、どうしてももやっとするこの気持ち。
特にエルザ押しの自分としては、エルザともっとイチャラブしたかったよう!と叫びたいくらいです。
あと、やっぱり個人的にはユースティアが凄すぎた。あれはちょっと別次元の作品ですよね。それを超えられなかったなぁというのも正直な感想です。
エルザ押しなのは変わりませんが、おまけ?シナリオの睦美さんもとても良かったです。
ファンディスクがもし出るのなら睦美さん成分増し増しでオナシャス!