どこからとも無くHOOK臭が漂ってくる作品だった。
HOOKでシナリオ担当されてた雪仁氏の立ち上げたブランドだそうで
全体的にギャグセンスだったり作品の雰囲気がどこかHOOKっぽかったです。
前述の通り、笑える部分が結構あり、ノンストップというか明るく笑える楽しい作品でした。
本作ではアグレッシブなヒロインを売りにしていて、主人公につれない態度をとられても
「なんだと~!ぐぬぬ。。。次は目にモノ見せてくれる!」みたいな性格の娘ばかりというのも新鮮でしたね。
中でも、共通パートの中盤から後半にかけては凄く面白かった。
(山田のパグあつかいのシーン、畳を染めるシーン、カードゲームのシーンなど)
ただ、非常に惜しいところではあるんですが、ボリューム、シナリオ、笑いともに個別ルートではとても弱弱しく感じましたね。
山をぐぐぐと登っていって、主人公とヒロインの告白(ホワイトデー)が頂上。それを過ぎると後は下り気味という印象がやはり拭えませんでした。
#仔虎ルートは結構笑いありでしたが、他ルートではどちらかというとイチャラブを重視したせいで勢いが失速した感じがしました。
個別パートの佳境では学生特有の将来への不安という視点から照準をあててシナリオを描かれています。
ただ、いかんせんこの部分がすっごくあっさりと終わってしまう。
どのヒロインルートも最後はこの悩みを話の見せ場としているのですが、どうも物足りなかった。
ここをもう少し掘り下げて、ひっぱる事も出来たのではと思うととても惜しい作りだったのかなと思います。
(まぁ、あまりひっぱりすぎも良くはないんですが。。。)
エロシーンは各4シーンごとありますが、CG自体が今のエロゲとしては若干少なめで
中でもSDCGがあるにはあるんですが、枚数は少ないかな~と思いました。
ただ、どのヒロインもイチャラブ成分は多めでしたので、それは良かったところではあります。
仔虎の言葉を借りるとどのヒロインともうにゃうにゃしていましたので、プレイ中はニヤリとするところがありましたw
さっくりエロゲなシナリオを楽しみたいライトなユーザ向けの作品でした。(ただし、エロシーンは微妙です(汗))
時間はないんだけどエロゲはやりたい!って人にはぴったりかもしれません。