細かい演出が光る作品だった。あと、立ち絵が素晴らしく可愛い。評価の分かれ目はシナリオを気に入るかどうかだと思う。
踏み切り、濃霧、魔方陣、鳥VS水鉄砲などなど、細かい演出。
つまりゲーム中のエフェクト効果がランプ作品にしてはキラリと光っていて、中々のこだわりが感じられる作品でした。
#ゲームをやれば随所にそれがみられます。
グラフィックもかなりの高レベルだと思います。特に背景。
多分、温泉とか現地視察したんでしょうかね?
温泉以外のグラフィックに関してもかなり緻密に描かれていて
本作のほんわかした雰囲気を盛り上げるひとつの要素になっています。
もちろん、ふみたけさんの描くキャラのCGは美麗で、塗りも完璧。ザ・エロゲ塗りという感じなのですが
本作、何が他のエロゲと違うかというと、立ち絵がめちゃめちゃ可愛いんですねw
私もランプ作品はきしめんから長いことやってますが
「あれ、ランプってこんなに立ち絵良かったっけ・・・?!」と思ってしまうくらい。
しかもヒロイン全員の立ち絵が可愛いんですよね。服のパターンも表情差分も申し分なし。
まぁ、クロシェットみたいにコロッコロ立ち絵が変わるというわけではないんですが
その辺りはこの絵の可愛さと表情差分でカバーしています。
私の好みでいうと、玉美のヘプタグラムの時の衣装。(これ胸のポッチが浮かんでてエロいっすw)
明日香のグラサンかけてる立ち絵。
真乎先輩のゴスファッションにいずきの清楚なワンピースの立ち絵。
そしてみんな大好き御湯利のケモ耳&尻尾立ち絵。
どれをとってもご飯3杯は食えますね。
ただシナリオの方はちょっとパンチが弱かったかな。
これだと萌えゲー、キャラゲー止まりという評価でも「ま、まぁ・・・致し方ないか」と思ってしまうのも事実です。
いや、決して面白くないということは無いんですが、シナリオの段丘が無いんですね。
だから、平坦でずっと持久走してるみたいに感じましたね。
まぁ、最後に山場っぽいものは一応あるにはありますがただ弱い。
むしろ玉美シナリオなんかだと話の途中の三味線のシーンが一番の魅せばだったりもします。
4ヒロイン全員終わった後に開放される御湯利ルートもちょっと不完全燃焼といった印象。
この辺の部分は次回作に期待ですね。
(実はこの感想を書いている時点で、ランプのふみたけさん原画作品最新作、「世界と世界の真ん中で」が情報公開かつHPがもう出来上がっています。
というのも、「そういや花ヘプ未開封のまま積みっぱなしだった。やばい、新作もう出るんかいwやらんと・・・」と思い急いでプレイした次第です)
あ、あと本作は、真乎先輩→いずきの順で進めた方がいいですね。
私の場合、逆に進めたせいで、いずきルートで「人間になった」とか「真乎先輩が御式村を去る理由」とかで「???」となってましたw
最後に繰り返しになりますが、玉美のヘプタグラムの衣装エロ過ぎる・・・。