のーぶるでせっかく「イチャラブ萌えゲー=ゆず」という式が確立しつつあったのに本作ではそれがちょっと弱く感じた。ゆずは今回シナリオで勝負したかったのかもしれないがそのシナリオも好き嫌いが分かれそうな感じ。。。
発売一ヶ月前からやってたカウントダウンムービー。あれ、止めた方が良かったかもしれません。
というのも、「期待しすぎた」この一言につきるかと思います。
はつゆきさくらとの合同ムービーや節目節目でのカウントダウンムービー。
そして発売一ヶ月前からの連日カウントダウン。
これ、私は毎日ホント楽しみにしてました。
そのせいか、発売日が近づくにつれてどんどん期待が高まっていったんですよね。
で、プレイし終えてからの私の感想はというと「期待しすぎた」ということです。
いや、ソフトの出来自体は十分良作の位置に居ますし、かなり宣伝もしてましたから
本作からゆずのゲームをやった人にとって見ればかなり面白い部類に入ると思います。
ただ、本作ではいつものゆずらしさがちょっと無くなって、とても「無難」な作りになってたかなと。
気になったのはまずシナリオ面。
渦中のドラクリウスの件ですが、私はそちらは未プレイなので類似点は分かりませんが、本作をプレイしていて思ったのは
「カミカゼにすげぇ似てるwww」ということ。
まぁ、ライターがカミカゼも書いてる人なのでしょうがないのかもしれませんが、結構似てるなと思いました。
ただ私自身、言い方は悪いですが、ゆずにシナリオは求めていません。
むりりんさん、こぶいちさんの描くキャラとイチャラブ出来れば満足なんです!
本作。もちろん要所要所に萌えポイントが挟まれていて、イチャラブイベントももちろんあります。
ただ、いかんせんシナリオが無理くりシリアスっぽくしているせいでどっちつかずになってるんですよ。
それで先に書いた「イチャラブ萌えゲー=ゆず」という話です。
これがせっかく確立しつつあったのに、非常にもったいなかったなと思いました。
次に気になったのは塗りです。
というのも、塗りが変わりました。
一見見ると、いつものゆず塗りのようですが、よく見てみると
髪の塗りや、毛先の塗り、服や肌の影の部分の塗りが今までのゆず作品とは違って、ぼかし塗りになってます。
これは、意見が分かれると思いますが、私としては今までのエロゲ塗りとアニメ塗りの中間にあるようなゆずの塗りの方が良かったなぁと。
むりりんさん、こぶいちさんの絵にはぼかしよりもエロゲ塗りの方が合うと思うんですがねぇ。
ゆずのグラフィッカー煎路氏のコメントでは、本作ではエロ度アップのためにぼかし塗りにしたそうです。
(確かにエロシーンはエロかったけどなぁ。。。と複雑な心境ですw)
あとは、普段エロゲしててめったにBGMには文句言わないんですが、本作のBGMは似通った曲が多くありませんでしたか?
ちょっとそこも、どうしたんだ?と気になった点ですかね。
ただ、本作からパワーアップしている部分ももちろんあります。
一番目を惹くのはやはり、キャラが動きまくることでしょうか。
多い時だと、ひとつのセリフで立ち絵と表情が9回近く変わります。
これは今後も武器のひとつとして継続していって欲しいですね。
それと合わせてですが、各ヒロインの表情パターンもかなり多かった気がします。
(比較してないのであくまで体感ですが)
あとはSDCGがやたら可愛くなった気がしますw
多分、差分が増えたせいで前にもまして動くようになったからとかかな?
(因みに私の好きなSDCGは美羽がカップを持つ手がぶるぶる震えてるやつですw)
トータルで見るとやはり、私としてはシナリオ面とグラフィック面でやや落ち目だったかなと思いこの点数にしました。
ただ、ここはホント好みが分かれるところなので、ソフトとして一定の基準はクリアしていることは保障します。
~~~以下、キャラについての感想(ネタバレあり)~~~
■美羽
近年のジト目ブーム?にあやかり、通常でもジト目モードの子が出てきちゃいましたねw
美羽のポイントはなんといってもあの照れ差分でしょう。
あれのおかげでかなり萌えれたかなと思います。
そういえば、美羽は私服がやたらと可愛かったですね。
あのダボっとしたセーターみたいなのが凄く良かった。
ただ、キャラの性格設定については、いろいろと混ぜすぎて逆にキャラ設定がぼやっとしてたのが残念でした。
(自称ドMであるが、言ってることとやってることはドS。照れ屋。クール。メンヘラetc)
あと、プールでエリナに胸を揉まれてる美羽のCGを見て、恋愛0キロの五女と似てると思ったのは私だけでしょうか。。。
■エリナ
エロナさん。最高っす!見た目も中身も可愛くてエロいってのが良かった。
普段は主人公達をからかってばかりだが、実は泣き虫で、主人公のことが好きになるととことん好きになってく
という点がかなりの萌えポイントでしたね。
因みに個別ルートの途中から登場したソフィーヤ。「こいつ絶対敵だろ」と勘繰ってましたw
だって、扇先生がアイツは裏では何考えてるかわからないぞ見たいなこと言うから。。。
シナリオによってはむしろ扇先生の方が悪い奴で驚きましたね。
■梓
これは完全に好みなんですが、ヒロインの性格で主人公よりも大人ぶるタイプの子はあまり好きではないんですよね。
そういったキャラは逆にゲーム中でウザキャラになりかねないので。
ただ、梓に関しては、全然そういったことはなく、むしろ本作では一番のお気に入りキャラです。
「にょわ~」とか「拗ねてません~」とかこっちはニヤニヤしながら見てましたw
付きあう前にキス未遂して、告白まで至っていなくてもお互いが好きだということが分かっている~みたいな状況が良かったですね。
ベタですが、そのベタが好きなんですよw
あだ名を付け合うイベントも面白かった。
ただ、SDCGを除いてメガネのCGが一枚くらいあっても良かったと。。。思うんだ。。。
■莉音
見た目も上目遣いの表情差分も文句なしなんですが、いかんせんあの性知識0設定が。。。
素直で純粋なキャラというのは分かるんですが、あれはちょっとやりすぎかな~。
あと、私は先に莉音を攻略したため、主人公はライカンスロープだし、扇先生は悪者だしと
後々のネタバレが初っ端にくらってしまったので攻略順は大事かもしれませんw
エロシーンでは、確か恋人同士でするキスは常にディープキスだと思っている節がある~見たいなのが良かったですね。
莉音はいじめてオーラを常に出してるので、主人公はもうちょい鬼畜?プレイがあってもよかったかも。
■ニコラ
これなんて灯里たんゲフンゲフン
まぁプールに来なかった時点で薄々感づいてましたが、やっぱニコラは可愛かったですね。
正直、正規ルートで出して欲しかったです。
ただ、CGのバランスと塗りについてはニコラが一番ダメだったかも。
■自分用メモ
キャラデザは以下の通り。
むりりん:美羽、梓、ニコラ
こぶいち:莉音、エリナ
※むりりんさんはアシンメトリーな髪型が好きだそう。
また、美羽は当初、吸血鬼=ダウナー系のイメージから目にクマがあったらしいw
テキスト量はのーぶるを超えてるそうな。
OPムービー費用500万。
発売前のツイッター騒動。
名前の由来が、ドラキュラとriot(騒動、暴動の意味)をかけてるらしい。