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throughputさんの鬼ごっこ! ファンディスクの長文感想

ユーザー
throughput
ゲーム
鬼ごっこ! ファンディスク
ブランド
ALcot
得点
75
参照数
2376

一言コメント

葵たんが攻略出来ないバグを直すための修正パッチ的本作。ただ肝心の葵たんシナリオが「う~ん。。。」

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

全国の葵たんファンの為に発売された本作。
葵たん以外のシナリオはファンディスクの中のファンディスクといった王道的な内容でしたが
肝心の葵たんシナリオがちょっと微妙かなと。

と、言うよりも何よりもかなりボリュームが短いです。本作w
葵たんが攻略できる!と言うのが本作最大の売りのはずなのに、葵たんシナリオの尺も微妙な長さです。

正直、このボリュームだったらおまけのキーホルダーとか要らないから値段下げて欲しかったw

ただ、おまけのCD(OP曲の葵たんバージョン)は良かったかな。
葵たんを担当してる佐藤しずくさんはそもそも、表だとあのグループのボーカルですからね。普通に上手かったです。
あと、以外にもエロシーンがエロかったのが。
絵が萌え絵なので、それをカバーするために色々とエロ単語が出てくるんですが、これが以外にもぶっ飛んでてエロかったですw

短いながらも、鬼ごっこ!本来のイチャラブは本ファンディスクでも健在(というかいい意味で酷くなってる)なので
・鬼ごっこ!がめちゃめちゃ気に入った方
・あの素晴らしいイチャラブをもう一度 の方
・葵たんをどうしてもどうしても攻略したい方(葵たん、ぺろぺろ、はぁはぁな方)
には是非ともオススメな作品です。それ以外の方は、本作であの謎だった部分が解ける!とかではないので
(そもそもそんな謎、本編にありませんがw)スルーしてもよいかと思いますね。






~~~以下、ネタバレ感想~~~
■灯
まず、灯の母親と主人公がエッチするのが謎すぎるwww
でもまぁ、本編で灯は、長いこと母親と離れて過していたので母親との接し方に戸惑っていたけれど
ラストでは結局、母を選び、たとえ離れていても母と子の絆を感じさせるエンドでしたので
親と子から友達感覚の親子になったとすればまだ納得出来ますか。
まぁ、真紀さんかわいいし、エレナ姉さんだから良しとしましょうw

灯シナリオでは主人公の性格がこれでもかってくらい崩壊してるのが印象にw
まぁ、そのおかげでエロシーンはかなり良かったかなと思います。
灯の死んだ親父が主人公と同じスパッツフェチだったってのは笑ったw
本編の方では灯が一番お気に入りだったので、ファンディスクでのこのデレっぷりはかなり良かったですよ。

■加奈&鈴鹿
加奈と鈴鹿に関しては2人でセットなので、本作では加奈も鈴鹿も両方嫁にしちゃいます。
ただ、個人的には復活した鈴鹿を嫁にするために、自分は幸せになってはいけないと思い込んでる鈴鹿を
加奈と説得する本作のようなシナリオではなく、ちゃっちゃと2人とも嫁になって
それからの3人(主人公と加奈&鈴鹿)でイチャラブするっていう話が良かったです。
まぁ、本編のシナリオのエンドがエンドなだけに、加奈&鈴鹿シナリオに関しては「補完」的な意味合いが
強くなってしまうのはしょうがないですが、やっぱ、もっと3人のイチャラブが見たかったですね。

■暮葉
本編での暮葉シナリオは少々暗めだったので、ファンディスクではかなり明るい感じに仕上がってます。
暮葉が探していた親父とも本編のラストで出会うことが出来たので、ファンディスクでは結構スクナさん(漢字忘れた)が出てきます。
ある意味、灯編の対極にあるような感じですかね。
(いや、もちろん父と母的な意味で、暮葉の親父がエロシーンに出てくるわけではないですよw)
りんごりんのロリ演技も良かった。。。
もうこれ別人じゃね?wっていう、わざとらしいくらいのあの演技がいいんですよ!
因みに暮葉が「ホビロン!!」って言ってたのは「ちょwww」ってなりましたw
あと、思い出したけど葵編?でまどマギネタがあったのも「ちょwww」って(ry

■乙女
何故か乙女編はエロシーンが他キャラよりも少ないという。。。
シナリオの尺も一番短かったです。
なので、あまり書くことがない。。。
あ、葵たんが水泳部の部長?になってた!
あとエッチ中に乙姫さんが出てくるのは、「ちょ、ここで登場させなくてもw」と思いましたねw

■葵
葵たんは実妹なので、これ系のシナリオだと、血が繋がってることに悩んで悩んで悩みまくるが
結局好きなものは好き、好きなんだからしょうがない。周りに何言われても前を向き進む!
そして、周囲の人間にそのことを打ち明けて、応援する者、反対する者、好奇な目で見る者と入り乱れるというのが
結構好きなパターンなんですが、本編では結構あさっりここまで来ちゃいましたねw
最後に大きな壁として主人公と葵のジジイが出てくるんですが、それのシーンもあっさりと。。。
それに葵といざ付き合った後のイチャラブ要素がかなり少ないかなと。

あと、何故か葵編では他のヒロインが好き好きオーラを主人公に対して投げまくってて
その中で、貧乏くじというか、加奈が主人公に告白して主人公は葵が好きだから。。。といって振っちゃうんですよ。
何か加奈編をやった後だったせいか、加奈が可哀想だなと思ってしまったのが。。。
他の方からするとなんとも無いかもしれませんが、個人的にこれが何となく後味が悪い感じがしましてね。
よって葵たんシナリオは及第点ギリギリといった感じでしょうか。

でも、まぁ、葵たん攻略のためにファンディスクを出した!という意味では評価すべきでしょうね。
ただ、いかんせん開発期間が短かったのが(多分、ファンディスク化決定後だと六ヶ月ない。ホント数ヶ月)
ファンディスクの内容及び、シナリオの尺に如実に現れているかなと思います。
これがもうちょいじっくり練り上げて作られたものだったなぁと思うと、本当に惜しいファンディスクだったのかなと思います。