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throughputさんのLOVELY×CATIONの長文感想

ユーザー
throughput
ゲーム
LOVELY×CATION
ブランド
hibiki works(暁WORKS響SIDE)
得点
83
参照数
1119

一言コメント

三朝先生に心が癒されました。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

久し振りにこういったゲームやりましたよ~。
「こういった」というのは、このゲームのシステムの売りでもある「趣味同調システム」
#詳しくはブランドのHPを見てみてください。

簡単に一言で言うとときメモみたいなシステム。
主人公のステータスを上げていきヒロインの高感度を高めていくという。

個人的にこういったシステムのゲームってあまりやらないんで
本作もちょっと食わず嫌いだったんですが、いざやってみると
「あれ、結構わかりやすいな。これ、意外と俺でもいけるな」と。

なんと言っても、唯々月たすくさんの絵がとてもカワイイ!!
昔から、たすくさんの絵(たすく絵と呼ばれているやつですね)がとても好みなんですよ。
最近はゲームあまり見ないな~、HPも更新止まってるな~と思ってたところに本作。
やはり、期待を裏切らなかったですね。めちゃめちゃ原画よかったです。
これだけでご飯3杯は食えるくらいw(点数もこれでかなり稼いでます)

中身もイチャラブ要素多めで好印象です。
最近私がクリアしたエロゲはイチャラブ要素が少なかったので
かなり本作でイチャラブ補給できましたw

シナリオは意外と面白いなと思ったのが「ヒロイン5人のシナリオが良い意味で王道」なんですよ。
個人的にはこの王道シナリオがとても楽しかったです。
(ただ、ここが評価の分かれ目なのも事実ですね。
多分、低い評価をつけてる方はシナリオが王道過ぎて。。。の点だというのもあると思います)

ここ数年のエロゲって「意外性」や「オリジナリティ」「王道+一粒キラリと光る何か」が流行で
近年のイチャラブ志向のゲームもその流行の一つだと思います。
ただ、そんな中で最近は王道シナリオって見る機会が無くなって来てるなと改めて感じさせてくれましたね。
やっぱ王道は王道なりに良いところがたくさんあります。

個人的に、最近やったゲームで独創性あふれる内容やシリアスなゲームばかりやってイチャラブ王道ゲーが恋しい人にはオススメです。


エロシーンも結構エロくて(汁の表現もトロ顔も)とても良かったです。おかずとしても使えるかと。
噂のラブリーコールシステム(詳細はHPで)もかなり場面を盛り上げてくれたかと思います。
(ネームリストに名前が無い方はちょっとこの良さが分からないかもですが。。。)


まぁ、ここまでべた褒めだと、悪いところが無いのかというとそうでもありません。
一番目を引くのは主人公w
主人公は根暗の引きこもりという設定なんですが、これがどうも。。。
いや、引きこもりのせいで、女の子に慣れてない+友達いない
→ヒロインからメアド教えてもらったら「ひゃほーい」っていう表現は上手く出来てるなと思いましたが
(上手く言えませんが、主人公の心の声?見たいなのが、このような境遇の主人公はこうなんだろうなってのが上手く表現出来ていたと思いますが)
いかんせん、付き合った後のシーンによっては「こいつ別人じゃね?」という場面があり、「イラッ☆」と来たりもしましたw

後は、本作の期間。この手のゲームだともっと期間長くても良かったのでは?
4月から始まり、4月の終わりには付き合いだして4月末にはエロシーン。5月初めにゲームエンドって
ちょ~と内容がぎゅうぎゅう詰めすぎてリアリティがないかなと。
もっと長い間お付き合いして、ゲームのボリュームももうちょい長かったらもっと面白かったかなぁと思いましたね。

まぁ、なんだかんだいって、たすくさんの原画で個人的にはマイナス面もチャラになるくらいなんですがねw


~~~以下、ヒロインについて(ネタバレありのクリアした人向け)~~~
■三朝先生
いや~、三朝先生にはとても癒されました。
キャラによってはとてもクセのあるまきいづみさんですが、個人的には好きなタイプのまきいづみさんでした。
こういったキャラのまきいづみさんの声ってとても良いですよね!
なんか、他のヒロインはシナリオにひともんちゃくあったりしますが
三朝先生シナリオは瀬良先生に諭された後はただひたすらイチャラブという内容で、
個人的には本作の中で一番お気に入りのヒロインです。
特に、あんなハニャハニャ声なのに運動神経抜群で体育教師ってのが。。。とてもギャップ萌えですw
カウガールのCGかなりお気に入りです。

■優希
三朝先生の次に好きなヒロイン。
この娘だけ、毎日の主人公の行動についてくるんですよね~。それがわんこっぽくて。。。
世間知らずのお嬢様って表現もうまく表せていたと思います。
中でも、カラオケのシーンは思わず「www」とw
名義変えていますが、別名義の方では歌手活動してるので、カラオケめっちゃ上手かったですよw
優希の見た目もかなり好みで、上目遣いの立ち絵とかかなり萌えます。

■由仁
由仁は主人公と唯一の面識があるヒロインですが、シナリオがシナリオなだけにファンは少なそうですよね。。。
見た目はめちゃめちゃ可愛いんですが、(個人的にはロングよりショートの方が好みなので見た目的には一番好み)
やっぱシナリオのせいで損してる感じが否めません。
声優さんも、今となっては歌手のイメージが強いゆいにゃんです。(豪華なだけに、さらに損してる感が。。。)
ただ、お弁当つくってくれたりと家庭的なイメージは良かったですね。
これもっと前面に押し出して欲しかった。

■綾
何故か引きこもり設定の主人公がこのシナリオではゲーセンのガンシューティングが大得意という。。。
ゲーセン行くんなら引きこもって無いじゃん!という疑問は置いといて、ゲーマーであるヒロインっていうのは結構珍しいですよね。
最初は毛嫌いしてたヒロインもいざ付きあうとデレモードに入るギャップが良かったですね。
エロシーンでは唯一?でもないけど、Sキャラに豹変するので、そのギャップもまた良かったです。
ただ、あんなに主人公と趣味が被るっていう設定はちょっとリアリティに欠けるなぁと。
他のことでヒロインと親しくなるようなシナリオだったら良かったかなと個人的には思いました。

■瀬良先生
おしい!本当におしい!
私個人としてはヒロインにギャップがあるほうが萌えるんですが、瀬良先生はその要素を多大に持ちながらも
話ではそこまでギャップを前面に出さないシナリオで(というより瀬良先生がそういったのを出したくない設定)
もうちょっとだけでもいいからギャップをオープンに見せるシナリオだったら個人的には大好きになるようなヒロインでした。
甘いもの好きやラブロマンス好きなどの設定がさらっと終わってしまったので、この辺のギャップをもっと
後日談とかでもいいから押し出してくれたらなぁと思いましたね。


本ブランドには次回もこういった感じのゲームつくって欲しいなと思いました。
これからかなり期待していますよ~!
(個人的にはたすくさんまた採用して欲しいです)