このゲームの裏の支配者はまきいづみさんです。
千鳥先輩のおかげで+5点してます。それぐらい気に入りました。(それと篠原ゆみさんの声が好きなのでw)
本作、ブランドの10周年記念作品ということで話題になりましたが。。。
萌えゲーとしては最高峰の出来で、ヒロインもみな均等に個性が分かれていて(おっとりぽわぽわ幼馴染・ロリツインテツンデレ・変な口癖お節介焼き妹・黒髪大和撫子先輩・ロリミステリアス無口)全員が良い味を出していて、大抵一人くらいウザキャラが出てきそうなところですが、終始嫌な気分にはならずにプレイすることが出来ました。
でも、何かが足りない。。。
いや、設定が完全に生かしきれてない。
良くエロゲであるような冒頭での街やキャラクタの説明シーンが省かれていて(多分あえてそういう作りにしたんでしょう)何で主人公は一人暮らししてるんだ?とか実は祖父母と一緒に暮らしてたり?とか、後々で何か説明があるのか?と思っていましたがそれも中途半端で。。。
神社や桜の木なんかもそうですが、何故か街にとって久しぶりに生まれた男の子(主人公のこと)や土偶を持って話をする小春の父など意味深なパーツが本編には色々と含まれていて、これは何かの複線なのか?と思いつつプレイしても実は何でもなかったり。。。
前述通り、萌えゲーとしては楽しかったのですが、かなりこの手のゲームをクリアしてきた方にとってはストーリーの起伏があまり感じられずに物足りないものになったのかもしれません。
ストーリーとしては鼎シナリオが一番良かったかな。
あと、ゆのかシナリオもこの中では一番サスペンス?ぽくて良かった。
声優さんももちろんベテラン勢ばかりで、私はこの中では篠原ゆみさんが一番好きです。(ちょっと大人の事情で今はこの名義でお仕事されてますが)
松永雪希さんは、鈴平さん絵のキャラを演じるとどうも別のキャラのイメージが出てきて。。。でも、「まったくまったくもうっ」ってフレーズは頭に残りますねw
あと、何故かデレた時の青葉りんごさんが舌っ足らずな演技になったのには萌えましたwww
システム面では初回起動時がやたらと重いのと、トップメニュー→おまけモード→CGモードに入って一旦抜けるとまたトップメニューに戻るのが(おまけモードに戻してくれ)気になったくらいで後は普通。
EDがキャラクタごとにムービーが変わるのも良かった。(横スクロールなのも珍しいし)
それにしても、ゆのかの母役で旅館の女将のまきいづみさん。
気づいた所でもこれだけ役掛け持ちしてました。(間違ってたらすいませんw)
・女将
・板さん
・クラスメイトA
・クラスメイトC
・こっこさん
・女医
・里帰りの母
・八百屋
・春恵
まさに裏の支配者です。。。