CGの美麗さ2010年トップレベルです
以下、TG9月号インタビュー(TRUMPLE代表)抜粋
「会社がなくなり、この作品の開発スタッフも散り散りになりそうだったのですが・・・様々な方々の助力と、スタッフ陣の作品に対する執念の甲斐あって、この度、製作スタッフが再集結しました。ここまで来るのは決して平坦な道ではありませんでしたが・・・ようやく再発表できる運びとなりました。~中略。スタッフ一同、命の炎を燃やしながら頑張っております。皆様、応援宜しくお願いします!」
前作(ブランドは別ですが)のワンマン経営によって一時は企画流れかとも噂された本作ですが、キチンと発売までこぎ着けました。
このスタッフの苦労を考えれば、むげに低い点数をつけるのはあまりにおこがましいことかと思います。多分そういった方々はゲームに限らず、一つのものを企画・開発・販売を経て、ユーザの手元に届くようにする大変さが分かってないのでしょう。。。
さて、本作のCGについてですが、皆さんおっしゃられているとおりとても素晴らしい出来です。
原画の深崎さん、黒谷さんの原画ももちろんのこと、CGスタッフが豪華すぎです。
どの方も名前を一度は拝見したことがあるかたばかりで。。。
それにやはりというか、テロップからminoriのスタッフが外注で携わっていたようです。
どうりで綺麗なわけだ。。。
魅力的なヒロインを演じられた声優さんについてですが、面白いキャスティングだったかなと個人的に思います。
周囲に流されやすい、静かな幼馴染の佳織役が有栖川さん。どちらかといえばキーキー声のキャラを演じるのが多いだけにこういった感じのキャラをもっと演じて欲しいです。(LABの弓野奏とかもそういったタイプかな)
民安さんもそういった意味ではレアな感じでしたね。金持ちお嬢様で先輩っていうのがw
そして、なんと言っても青山さんでしょう。
もうこの方はいつものツンデレっぽい演技しか出来ないんだろうと思っていた自分を殴ってやりたいです。
それくらいゆいの演技には恐れ入りました。こういった声も出来るんだと再発見しました。
本作をトータル的にみるとゆいゲーでしたので、一番印象に残りました。
システム面では、
・目パチ・口パクあり。
・立ち絵と表情が豊富。
・ボイスカットが付いている。
・画面サイズがワイドモニタに対応している。
等、ユーザに一番接触する部分については文句なしの出来です。
気になった点は、何故か精液や愛液が過剰に表現されています。
ここまで多くすると抜きゲっぽくなるので萌えCGとは合わなかったかなと。
(でも、エロシーンはそこそこエロいのでこれはこれでありか。。。)
シナリオについては、まぁ、色々とSF好きな方から言わすと何かしら言いたいことがあるんでしょうが、SFと聞くと漂流教室を思い浮かぶようなSFド初心者の私には分かりやすくてとてもおもしろかったです。
ただ、いかんせんこういった過去に戻る話だと同じ日常シーンを繰り返しやりがちですが、スキップのフラグが細かく設定されていないせいで、一度読んだことあるシーンが未読になっていてスキップできないのが気になりましたね。
色々と反省点はあると思いますので、次回作に期待したいと思います。
というか、絶対に次回作出してくださいよ!
以下、自分用のメモ
■原画のキャラクター担当について
深崎→佳織、愛理、佳織の母ちゃん、男キャラ全部
黒谷→ゆい、凪沙、山賀さんと東さん
■TRUMPLEの由来
Trump(切り札)とTrample(ドシドシと歩く)の二つの単語を組み合わせた造語。
勇ましく足音を打ち鳴らしながら進みたいという想いと、このチームが私達にとっての切り札であるという意味だそう。