記憶に残る佐倉もも花さんの演技
中盤までは丁寧に伏線を積み重ねていたが、終盤が駆け足すぎて台無しにした感がある。
ログワールドにおけるエロゲ的ご都合主義の数々は、伏線として意味のあるものであったが
終盤の現実の展開の粗さは、単なる手抜きにしか見えないので冷めてしまう。
何でも有りな仮想空間から現実へと話が移るのであれば
現実のシーンでは作品内における相対的なリアリティーを感じさせて欲しかった。
その最たる例が、他の方々も指摘されている現実の警備ガバガバ問題。
ガバガバのが物語を動かしやすいのだろうけど、その「やらせ感」が樺音親子の悲壮感を削いでしまっていた。
・グロシーン
他の長文感想で、なるほどと思ったのが「視覚頼りは記憶に残り辛い」という指摘。
本作の規制ギリギリのところで頑張っているグロCGは確かにインパクトがある。
ただ、記憶に残るかと言ったら確かに怪しいなぁ~と思う。
樺音ちゃんの死体損壊はギフトの凶暴性を演出する上では良かったし記憶に残ると思うが
全体的に、もっとテキストによるネットリした描写で味付けして欲しかった。
・おちんちんビンビン度
おちんちんビンビン度はログワールド内においては合唱3人娘辺りぐらいまでは高かった。
普段は男の娘のオナニーとか一切興味ないけどビンビンになりました。佐倉もも花さんの演技がいいんだなこれが。
現実だと樺音ちゃんレイプはいいですね~。ギフトの攻撃性に熱を感じる。
さすがに死体損壊はおちんちん反応しないけど、ここでもおちんちん娘こと佐倉もも花さんの演技が良かった。
・総評
シナリオゲーとしては終盤の畳み方や、テーマに対して踏み込みが物足りないと感じたので70点ぐらい。
しかし、作品の品質の高さや、エロゲだからこそ出来る内容であったこと
そして佐倉もも花さんの演技など勃起度を加点して80点という評価。
個人的には物語のテーマ云々より、男の娘への目覚めの道を開いた作品として記憶に残りそう。