地の文(特にHシーンや喘ぎ声)がとんでもなく自分に合わなかった。終盤しか面白くない作品って大嫌いだし、自分の中でこの作品もそれに分類されるものではあったのだが、いかんせんその終盤が衝撃的すぎて、ただただ低評価することはできなかった。
一番好きなシーンは、好きな人を自分のものにするために可愛がっていた猫を手にかけてしまったけーこのシーン。嫌いなシーンは、猫を手にかけるシーン。
動物を殺める展開は、どんなものであれ最低だよ。
でも、そんな浅ましくてかわいそうで惨めなけーこが大好きでもある。
ヒロインで言うと美衣が一番良かった。√もキャラも。
恋に落ちていく過程が大好きでした。
聖√も好みではあったけど、聖のキャラを好きになれなかったため、総評的にはいまいち・・・。
大筋はとても良かったんだけどな・・・。
ありすがたくみに恋をする過程もなんだか弱くて、
というかありすという少女に人間味をなかなか感じられなくて苦痛な場面も多々あったが、ChapterⅥを読み終わるころには、どうかこの二人に幸せを・・・と願わずにはいられなかった。
純粋で、あたたかくて、強くて、優しい、ありす。彼女には幸せになってほしい。
と、プレイ中ここまで記入していたのだが、END2で見事にやられました。
正直、地の文が本当に合わなくてスキップした場面が多かったので、END1までは55~65くらいの点数を付けようと思っていました。
そもそも「最後までやってこその作品!」とかっていうの、心底嫌いです。
ミステリとかで犯人が最後の一文までわからない、だからそこまで読め、とかなら理解は出来ますが。
今まで、最後までやってこそ、とうたわれている作品をやって、過程が面白い作品に出会ったことがないし、魔女こいも過程は苦痛なシーンが多かったので、正直何度も放棄しようかと思ったくらいでした。
なので、この点数をつけてはいるけれど、END1までは上記でも述べた通り、上限が65なことに変わりはないですし、
でも、魔女こいにっきというこの作品の点数をつけるとしたら、やっぱりこれ以上も厳しいなと思います。
END2で語られたテーマ性というか、アリスという人間の執着や嫉妬や悲しみやらどうしようもなさは大好きではあるものの、そこに対する「大好き」という感情だけではなかなか高い評価は出来なかったです。
でも一生忘れることはないし、この作品以上に感想や評価を述べることが難しい作品もなかなかないと思う。
好きなキャラはけーこ、恋、アリス。
ビジュアル、キャラクター性、物語性、この三人がずば抜けて好きでした。