癒される短め作品。大作や陵辱ものに疲れたらお勧め。
秋葉原の店では新品が安く購入できるようなので(07年4月現在)、サクッと終わって和める作品がプレイしたい方にはお勧め。
エロは、キャラ萌え作品としては平均的なもの。
抜く作品というよりは、全体的な雰囲気を楽しむ作品です。心理描写や日常描写、ちょっとしたイベントで構成されています。シリアス展開は、メインヒロインのクライマックス以外にはありません。
物語の長さは平均以下ですが、この作品では欠点になっていません。蛇足やダレる展開がなく、丁度良いところで終わるように思います。
ヒロインの半分がわんこやにゃんこなので最初は敬遠していましたが、実際にプレイすると、それほど気になりません。
人型の犬や猫がいる理由も割と丁寧に描写しているので、この手の作品にありがちな「設定に無理ありすぎやろ!(゜∀゜)y-~」という印象はさほどありませんでした。
主人公は、エロゲーに多い鈍感で主体性のない人物ではなく、この点はストレスがありません。
立ち絵は、表情や仕草、塗りも含めて素晴らしい出来です(特にメインヒロイン)。
声優の配役がキャラクターに合っていて演技も上手く、作品の長所になっています。
短所
イベント絵にあまり立体感がありません(原画と塗りの両方に原因があります)。
背景絵も、のっぺりした感じです。
エンド数が少なく、trueエンド以外は「えー?……こうなっちゃうのかよ」というものです。