『Rose Guns Days』に近い群像劇で、飽きずに読み進められた。20人オーバーの登場人物も、最後までプレイしたら一通り覚えられたのは流石。長文は07th Expansionの過去作について少し触れています。
色々な陣営や人物の視点に頻繁に変わるがストレスフリーで読めた。
しかも舞台設定等の説明を出すタイミングや順番が上手く、
「さっきの〇〇が言っていたことは、そういうことだったのか!」と驚くこと多数。
sunatokageさんも指摘しているが、
現実の社会問題とフィクションのバランスが絶妙。
この辺りは『Rose Guns Days』でも良かったが、更に磨きがかかった。
竜騎士07さんには申し訳ないが、ウィークポイントは絵。
竜騎士07さんの描く顔芸は好きだが、首から下を描くのが苦手なようなので
殆どのキャラが棒立ち。(ナイマだけは少し首から下も動きがあるイラストだった)
特に左腕に装着することが強調されているガントレットを
右側に装着している立ち絵がしょっちゅうあるのはかなり違和感。
今作の1番のキーアイテムの描写が雑なのは冷める。
左腕に固執しなくても良かったのでは。
今作もループ、もしくは繰り返し系か。
ここまでやるか!と思う程、上げては叩き落とすを繰り返し、
最後は圧倒的な悲劇でねじ伏せて来たので、
phase1の最後から話が続くというのは無理そう。
あと話の展開上汚い大人ばかりなので、かっこいい大人も今後出ると嬉しい。
子ども想いの大人、小此木教官だけだったよ……。