やり込めるが、やれる事が多すぎて戸惑うかも
アリスソフトのにょシリーズをベースに、転職システム、モンスター配合などを詰め込んでさらにドラクエシリーズのキャラが総出演という、ある意味ドラクエシリーズの集大成的なゲーム。
本編だけではなく、アニメや漫画のキャラまでいるのには正直吹いたwww
ダイの大冒険やロトの紋章だけでなく、意外と不評なアニメのアベルの冒険はまだいいとして、まさか桜玉吉のしあわせのかたちからのキャラまで出ているとは思わなかった。
個人的にはそこまでやるならば3のスコット、ロレンス、オーリン、ホフマン、パノンがいてもいいと思ったし、ダイの大冒険からキャラを出すならば、ラーハルト、チウ、ヒムがいないのはどうかとも思うのだが。ラーミアの巫女さえいるのに・・・
まさかドラゴンカーニバルぷらすなんて出ないだろうとは思うが、出るならば追加してほしいな・・・
冒険者だけでも100人以上いるのに、さらにモンスターも仲間に加えると収拾がつかなくて大変だろうが、実際はエース級を30人程度育てて、彼らが稼いだ貯蓄経験値で弱いユニットをレベルアップできるので、あれもこれもと惑わされなければ問題ない。
育成は大雑把な方向性を決めればいいし、道場が作れたら、弱いユニットをそこにぶち込んでおけば勝手にレベルアップする。
転職の職業熟練度も道場で上がるので、育成自体は難しくない。
難点もいくつかあって、まずは情報量が多すぎて字が細かすぎる。特に装備コマンドのコストの数値は見づらい。詰め込みすぎの本作の特徴がよく現れた欠点と言えるかも知れない。
この欠点が操作性の悪さに直結している部分もあるので、同じようなシステムで次回作があるのならば改善してほしいところ。
あとはモンスター図鑑やアイテム図鑑は一覧が見れるだけで、アイテムの詳細までは見れない。これは求める方が酷なのかな?
そして最大の欠点。必殺技化された広範囲攻撃を覚えたら、フィールド進行はこれだけでほぼ楽に進む。
さすがにクエストや地図は必殺技を連発できないが、ここまでくると作業にしかならない。
この大雑把なゲームバランスがマンネリ感を生み出しているところは考えてほしいところ。
それでも個人的には割と楽しくプレイしていて、軽くトータル100時間以上はやっている。
本作はプレイスタイル次第で難易度を自分でコントロール出来るので、そこが最大の長所と言えるかも知れない。
やれる事は多いが、あれこれと手を出すのではなく、自分でやる事を絞っていけば結構時間を忘れてのめり込める。
そういう意味ではソフトハウスキャラの諸作品と同じような感覚でプレイできるかどうかが、本作の評価を左右するんだろうな。
とりあえず現時点でドラクエものの同人ゲーでまず最初にプレイするべきゲームは何かと聞かれたら、真っ先に本作を挙げることにしますww