ボーイ・ミーツ・サマー
総プレイ時間:7時間30分
前作『みすずの国』がとても面白かったので、こちらもプレイした。
【以下、プレイ中のメモ】 ※『みすずの国』のネタバレ有り
少女同士の次は男子同士か!?
短い第1作が女の子主人公で、次で男子主人公に替わるといえば『夏音』シリーズと同じ
テキスト非表示機能がついているが、ログが見にくくなっている。あとログ移行が遅い
前作より少し前の話?梅雨だから1年くらい前か 鞍馬の国っぽい
ヒマワリがガールフレンド・・・・・・
超過者の人間とヤバい血筋の天狗の同性コンビなのは前作と同じだ
横浜?とりあえず関東ではある
圭介、キンパツやネックレスの見た目とは反対にすげぇ理知的で慎重なやつだな
キリンが無鉄砲すぎる
男子高校生の会話ってかんじで良い
「空」が重要なモチーフなのも前作と同じ
夢とか、諦めてしまった何かの象徴
うわ〜〜
王道の「夏」感を押し出してくる
馬鹿な親友とふたり、ひと夏の冒険
ワクワクする〜〜〜〜〜
みすずの国は冬→春の雪解けの物語だったけど、こっちは梅雨→夏ということで夏休みの冒険活劇みたいな感じ
たしかにこれは男子ふたりのほうが向いてるか
決め所でぼかさない入道雲の写真。いいねえ
麻里子ちゃんかわいい・・・・・・これはキリンうらやましいぞ
圭介のサバイバル力がすごい。内藤内人か??
都会トムっぽさはある
沖縄=第七収容所?
ここでも生理が出てくる
天狗の生理はまた特別なのか?
杏さんえっちすぎる
圭介はなんで人間なのにあんなに神通力が使えるんだ。こいつも謎が多い
キリンは身体の封印のために使えないのかな
初音きた・・・・!!!!!
マジか。四国の国だったよな
前作もそうだったけど、すごくリアルというか、言い切ってしまえば丸く収まるところを、それでも現実的な留保や落とし所を探して包み隠さず弱い部分を見せる、そういう思想のあり方がすごく好き
「腹立つことも、好きなことも、本物はぜんぶこの国にある気がする」
"歯を食いしばって、耳鳴りのする場所でしか、自分でいられない。"
こういうセリフも、下手したら差別構造や虐待を温存するひどく保守的なメッセージになってしまうけれど、あくまでキリンというキャラの生き様を語ったものであって、こちら側には何も押し付けていない。「伝えたいこと」ではない。それが心地よい
「俺はなんにも持ってない。だから、なにも諦めたくない」
あと、男ふたりメインかつ何やかんやヘテロ恋愛路線だからホモソ感もあるっちゃああるんだけど、シリーズとしては女性主人公モノのなかで本作が異色の立ち位置なのでそこでバランスが取れているように思う。
唄の演出いいなぁ
ノベルゲームと相性がいい。ピンチョンの小説もノベルゲー化したら案外いいんじゃないか
ウルマのこれはうちなーぐちか
優しい世界
キリンとホオズキの関係も、ヒデウミとホオズキの関係もいい・・・
ヒデウミさん、絶対人気でるタイプのキャラ。カカシ先生みたいな
キャラクターがどいつもこいつも魅力的すぎる
あの司2人とその息子2人だけは露骨な悪役だけれど、雲龍の存在が彼らをすでに相対化しているため、圭介たち側がつまらないヒーローポジションになることを回避させている。そもそも綾野郷を襲ったときも、圭介とキリンは「何もできなかった」と悔しがっていたのだし。
綾野郷の養蚕の描写がすばらしい。生きるための文化、その生々しさが伝わってくる。
季節の変遷や自然描写、特に最も忙しい時期が終わった後の夜明けの描写がすごい。
田舎で、この土地で生きる者の話なんだよな
実質劇場版のんのんびより ばけーしょん
たんなる異世界往還譚ではなく、人間の国→鞍馬のお里→綾野里 という、少なくとも3つの階層を往復する物語なのが特徴的
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おわり!!!
最後の「姫様」はヒマワリではなく次回作のキャラかな?
最後のほうはバトルパートやら試練パートやら(ダレン・シャンの水中迷路のヴァンパイアの試練を思い出した)で、なかなか着いていくのが大変だったけれど、筆致は最後までずっと冴え渡っていた。何を書かせても最強だと思う。
圭介が人間じゃないどころか、天狗の国と人間の国を揺るがす大プロジェクトに加担していたのは驚いた。
しかし、結局四国の郷でどんな仕打ちを受けたのかは明らかにされないし、ヒデウミさんといい、キリンのウミヘビといい、おクワさんといい、まだまだエピソードを隠し持っているキャラが大量にいる。作品世界の作り込みがすごい。
圭介の最後の根性論にはやや辟易もしたけれど、キリンを救おうとしてもなお、天狗の国に対する(幼少期に抱いた)憎しみは手放せず、それらを両の手で握りしめながら生きていく、という落とし所がすげぇこの作品らしい。100%の胸アツ展開とか正義面とか友情万歳とか、そういうことでは割り切れないところを何とかして描こうとしているのが伝わってきた。
梅雨に始まり秋に終わる、ひと夏の冒険活劇であったなぁ
圭介あのあと麻里子姉ちゃんになんて報告するのだろう……
ヒマワリくそ可愛かった。にしても、キリンという想い人がいると知ってからプレイするみすずの国はまた違った印象を受けるだろうなぁ
アンさん、絶対的ヒロインだったなぁ……
最後に圭介のモノローグでちゃんと想いを寄せていたことが語られていた。
しかし、あのイノシシ解体後の「ここが嫌い」はどういう意味だったのか読み取れている自信がない。
心臓=自分(の身体)が嫌い、ということなのか、それとも胸=女性性が嫌い、ということなのか(一人称が「ぼく」なのはそういうこと?)、
それとも綾野郷のことが嫌い、ということなのか…… ぜんぜんわからん。前作の折り紙といい、毎回宿題を残してゆく・・・