最初にエンディングを見たときは「アレっ?」とも思ったが、よく読むと主人公の行動がとても重要なことに気づいた。 行動ないし選択肢でシナリオが変わるのは当たり前だが、それはルート分岐のためであるゲームがほとんどだと思う。 この秋篇はほぼ一直線でありながら主人公の選択とシナリオが密接に関係し、過程が装飾されることで最後の結果に大きな意味を持たせている。 そのことに気づいた時このゲームの評価が決まった。
ネリネのモノローグではどちらともとれる内容だった。
譲葉に後ろめたさを抱く気持ちと、また自分を助けてくれたことをうれしく思う気持ち。
どちらに傾くかは譲葉の行動で決まるが、その譲葉の行動の選択肢はどこで決まるか?
それは後輩との掛け合いで前向きな気持ちになっているかどうか。
後輩と良好な関係を築くことで譲葉はクリスマス後にネリネの部屋へ訪問するという大胆さを得られる。
その後輩と仲良くなるには譲葉の態度を選択肢で示すことがとても重要だった。
どんな時でも楽しい時は自分の気持ち次第さ
春篇夏篇と続いた人間関係が秋篇の譲葉を助ける一端を担ったならシリーズ物としてにやりとする。
唯一残念なのは沙沙貴姉妹の扱いか。