科学ADV作品っぽくない凡作
・ざっくり感想
まあまあ面白かったけど科学ADVシリーズ作品の中では一番微妙。7年待たされたし期待値高すぎたかもしれない。
グラフィックは良い。シナリオはまあまあ。音楽もまあまあ。(曲は良かったけど流れる場面に違和感を感じることが多かった。)そしてシステムがマジでカス。
プレイ中の印象としては、今までの科学ADV シリーズの各要素をかなり意識してる様に感じた。特にCicadaのクエストはかなり君島レポートっぽかった気がする
カオヘ、カオチャ→連続猟奇殺人事件、そこら中に紛れてる狂信者達(天成神光会)
シュタゲ→セーブ&ロード(タイムリープ)
ロボノ→Cicadaのクエスト(君島レポート)、鮫洲のセリフ「自分の魂の指揮官が誰なのか、です」(タイトルロゴの下の英文。スピンオフの小説でも言及されてた気がする)
オカルティックナイン→父と主人公の関係性
以下、雑に思ったことを書いていく
・良かったとこ
主題歌マジで良い
キャラデザ
声優(特に男性陣が本当に豪華で良かった)
最後の最後の例のトリックは良かった。ポロンの「それは、愛咲モモっていう人間を示すもので――」の意味を考えてうんうん唸ってから気づいたときはマジで気持ちよかった
・シリーズ作品としてのANONYMOUS;CODE
今までのシリーズ作品と比べてクロスオーバー要素が少なすぎる。オカルティックナインとかはわざわざ科学ADV シリーズから外して制作が始まったりしてた(あとから色々あったりしたけども)ぶん、今回は科学ADV 新作を謳ってるもんだからシリーズ作品としての強みを出してくるのかと思ってた。科学ADV である必要はあったのか?無理にシリーズ新作を謳わずに、単体作品として作った方が良い感じにまとまってたんじゃないだろうか。
確認したクロスオーバー要素(覚えてるのだけだから抜けあるかも)
クエストランカーにダルとフラウの名前
その他ダルがちょいちょい名前出てくる
紅莉栖怒涛のゴリ押し。これいる?
アマデウス紅莉栖のオカリンへの言及
終盤で4chにビシィさん登場
まさかタクのシリーズ皆勤賞がここで崩れるとは…アスマの暴走の下りが完全にギガロマっぽかったからワンチャンカオヘカオチャ勢来ると思ったんだけどな
・システム
ハッキングトリガー
過去一で微妙なトリガーシステムだった。アノコ微妙だった原因の6,7割がコイツのせいな気がする。
今までのトリガーシステムは、プレイヤーにトリガーを使うタイミングを教えてくれるしトリガーを発動するまでの猶予が数クリック分あったので、スムーズにゲームを進めることが出来た。が、今作のハッキングトリガーは使うタイミングは特に教えてくれない。しかも受け付けてくれる時間の猶予が短すぎる。そのせいで「ここだ!」って場面でトリガー発動しようとしたら5億回ポロンに怒鳴られる羽目になってマジでダルかった。これほんとにテストプレイした?
・その他
終盤のアツい展開で主題歌流すやつは????これシリーズ恒例だと思ってたから拍子抜けした。あとBGM少なくない?盛り上がるシーンでのBGMがマジで一種類しか無かった気がする。
なんか今回のシナリオ科学ADVっぽくないな~って思ってたら知らないライターも書いてるらしいしそのへんが原因かも。あとなんか千代丸が自身のことを「元原作者」って言ってたのも気になる。実は內部スタッフがあんまり関われてなかったとかだったら結構悲しいかも