『女装少年っていいよね!』 まあ、なんということでしょう! そこにはシスコンであった私は見る影もありません。匠の技によって、見事に生まれ変わりました! ……う、うむ。ヘンな属性に目覚めてしまったようですね。
――いや、私はシスコンを辞めたわけではない! 信じてください!(爆)
さて、“男の娘”満載のこの作品。
まさに、『人は誰でも、少女になれる!』(by「隣人は静かに魔法少女」)
といった情熱がびんびんと伝わってまいります。
確かに、女装少年つまり“男の娘”には、独特の魅力がありますよね。
“男の娘”というのは、『性別は少年でも、心は少女』ですので、
むしろ、一般の女性よりも心の上では少女らしい存在、とも言えるのかもしれません。
昨今、男性の女性化、女性の男性化が指摘されているように、
『性別は女性でも、心は男性そのもの』といった、悪い言葉で言えば、“男っぽい女子”が増えているかもしれません。
そのような状況の中で、“真に少女らしい少女”は、失われつつある。
そして、“男の娘”の心の中にこそ、“真なる少女”を見出すことができるのではないか。
それはきっと、一般の女性よりも、より理想化された女性。
中々、面白いテーマだと思いませんか。
(ユング心理学で言うところのアニマ論にも繋がるでしょうか)
かのギリシャ神話において、トロイアの王子であり美少年のガニュメデスを、大鷲に変化した大神ゼウスが誘拐し、天上で杯に酒を注ぐ役目を授けたという伝説があります。
これが星座『みずがめ座』の由来ですね。
かように、少年愛というものは古来より続く伝統なのですね。
……上手くまとまったかな?
ちなみに、本作で一番気に入った“男の娘”は、もちろん、健気で純粋無垢なヒカリちゃんですね。
この作品を世に生み出した製作陣の情熱には脱帽します。
これからもぜひ、この路線で突っ走っていただきたい。
製作陣に敬意を表したい。
さて、次は「あすか♂ 女装美少年凌辱ストーリー」に挑戦してみようかな(爆)