紺色の制服に痺れる!!憧れるゥ!!紺の制服が余りに刺激的なアイテムであることをまざまざと見せ付けられた。大槍氏の作品は初体験であったが流石にレベルが高い。それだけに惜しい作品であるように思える。
まずは指摘されている「中ボス不在」の件について。
結論から先に言えば、3人のルートを1つにすれば解決する。
むしろそうした方が全体的なまとまりが良かったのではないだろうか。
順番としては、イングリット、千鶴、ゆり、の順番でそれぞれのエピソードを消化し、マクシミリアンを最後に持ってくる構成にすれば良かったのではないか。
むろん、そうすると個別EDを用意できなくなるが、思い切って、ゆりを正ヒロインとして確定させてしまうというのも一つの手ではなかっただろうか。
この作品を終えて、「ジュエルスオーシャン」がやりたいなと改めて思い起こした。
上記のシナリオ構成を完全に再現しているのがその作品である。
むろん、作品のコンセプトは異なるし、キャラクターもかけ離れてはいるが、「聖剣のフェアリース」のシナリオで欲求不満となった、燃える展開への期待を満足させてくれることは確実であろう。
もっとも、この作品に「燃え」を求めること自体が少数派なのだろうが。
素材は良かっただけに、惜しまれる部分である。