バカゲーはバカゲーなんですが・・・期待していたものと違う。
まぁなんとなく評価すべきものの整理がついたので
これはまったく白紙に戻しての書き直しレビューということを1つ述べておきます。
主人公自らがノリがよくバカになりきった日常・非日常問わずを描いたモノ
理解不能過ぎる世界観や周囲の環境が思わず笑えてしまうぶっ飛んだモノ
基本的にはこういう類。
バカゲー評価として外せない要素の1つが、笑えるバカっぽさなのですが、
普通の性格の主人公が振り回されるバカゲー で良作になるには
周りのドタバタを鬱陶しく感じさせず、何故か不思議と笑ってしまうというなテキストを描ける腕、
詰まる所、ライターがそっち方面で卓越したセンスを持っていないと出来ません。
1回の問答でクスリと笑う部分もそこそこあるんですが、全体で見ると弱いかな。
これはメタ発言が多く、序盤こそぶっ飛んだバカゲーを堪能できますが
バカ展開のノリの部分でやった行動が
シリアスにまで尾を引いているというこのシナリオがいただけない。
個別シナリオとしての完成度は総じて割と高くテキストの読み応えも悪くないので
惜しいのところなのですが
この中盤からの流れもバカゲーの共通項であるご都合主義のバーゲンセールを利用した
ベタベタな展開によるものが大きいので
読ませとしては、あいにく評価しにくいです。
良い点として挙げるならば、苦を感じずに(キャラや世界観設定等が根本的に合わないを除く)
テキストが読めるというのは1つの大きな点でしょう。
光るモノが後半薄れてしまった。
おススメ度はバカゲーとして★★☆☆☆(全5段階中で星2つ)65点
キャラゲーとして★★★☆☆(全5段階中で星3つ)75点 このくらいでしょう。