設定が矛盾したりと消化不良でしたが、世界観は一級品。
どんな話か、あらすじ
このまま祭りの夜がずっと明けなければいいのに....
宿題、親の説教、仕事、これから待ち受けるつらい現実から逃れたい
こんなことを誰しもが一度は思ったことがあると思います。
"Laughter Land"はそんな願いが適う楽園。
現実の辛い思い出を忘れて楽しい時間を過ごすための楽園
そして、そんな願いを抱き、案内人ギュレットに手を引かれた少年が一人...
感想
作品イメージ、キャラクターに魅力を感じる作品でした。
ネバーランドを彷彿させるような世界観で
冒険心をくすぐるファンタジー色いっぱいなLaughter Land。
そして残忍な裏の顔を持つLaughter Land。
そんな2つの顔を持つ作品の舞台は
プレイする前に一目惚れをしたくらい、
個人的に好みど真ん中なものでした。
2つ舞台で登場する攻略キャラは
舞台とは真逆なキャラクター性を持っています。
夢の国Laughter Landの住人側の攻略キャラは、
夢で満ち溢れているのに、各々鬱々したものを抱えており、
一方、残忍な裏社会の統制区域はの住人側は
大人びているのもあってか着飾らず地に足をついている。
と、統制区域のほうが、素直に受け入れやすいキャラで
夢の国側は病んでるように受け取れるキャラです。
そんなキャラクターの性格バランスが不安定な辺り、
人間味あふれる性格が現実的でファンタジー色強い作品とのギャップが
とても魅力的でした。
しかしLaughter Landの設定に矛盾したところや、
がばがばな組み方があるので消化不良な終わり方だったのが残念です。