カードゲームもシナリオもあと一歩が足りないのだがそれらはヒロイン萌えの味付けに過ぎないと割り切ってしまえばそこまで気にならない。真白シナリオは萌えという点では素晴らしい。
自分はギャザリングやカルドセプトなどが好んでプレイしていたのだが、本作のカードバトルも結構本格派で特に萌えているヒロインをメインにするコンセプトデッキの構築などは楽しめる。ランダム性はカードゲームの最大のスパイスなのだが、ダメージ関連のランダム性が高すぎるのは残念。カードの引継ぎが出来ないためコンプリートが出来なかったり、デッキが回転しないので30ターン以降カードが切れたりするのはカードゲームの楽しさを半減させる。
真白シナリオは特に良かった。これは萌えゲーだと割り切れば評価は高い。
余談だが風音ルート終盤の真白の台詞「そんな狭い所世界じゃない」は心に沁みた。