OP初見で地雷臭を感じたけどやってみると普通だった
まずタイトルがすごい。そしてOHP見てOPムービー見て盛大にフイタｗなんだあの怪しい腰の動きは。
キャラクターはほとんどが歴史上の美女達で、黒魔術マニアな幼馴染の作る時空薬のせいで次から次へと現代に召還してしまうというなんとも吹っ飛んだシナリオですが、思えば遥か昔に「GIDDY」って似たようなゲームをやって以来(あっちは主人公がいろんな時代へ行く物語でしたが)、歴史上の人物を使った作品って意外になかったことに気づきました。
とりあえずやってみて、この手の作品でまず問題になる言葉や文化の壁ですが、この作品では事実上スルーしてます。
言語の問題はドラ○もんパロでいっきに解決させてるし、文化の違いは馴染むのが早すぎて問題になってないし。
実際のところやってみると、前述のとおりノリ良くテンポ良くって感じで、細かい問題は全部スルーしてるかの如く進んでいくので、とにかく楽しめればOKな人にはお勧めかも。
逆に設定にこだわる人は絶対無理だと思います。
私はこだわるときはこだわりたい人ですが、作中でここまで思いっきりスルーされるともうそういう作品だと割り切って楽しめたので、まぁそれはそれで大丈夫でした。
以下、点数内訳
【シナリオ】25/35
共通・個別のバランスや全体の尺あたりはバランス良くサクサクと進んでいくので、お手軽に楽しめるエロゲとしてはいい感じでした。
個別についても一応は各キャラの史実関連から構成されてるので、良く言えば歴史好き向き、ただしそんなに深い設定ではなかったり、意図して無視されてるところもあるし合わない人はだめかも。
あと祭りの日の輝夜のイベントは、関係ないキャラのルートやってるときにネタばれになってしまうのでちょっと工夫がほしかったかも。
【原画・塗り等】27/35
立ち絵、一枚絵とも基本的には綺麗でしたが一部構図がおかしいのがあった。
あと、服デザインについては、現代服はともかく各キャラの元時代の服のデザインは･･･この辺はあえてそうしてるので、シナリオやキャラ設定関係とも共通で、史実をネタにしつつもあえて無視したところなんでしょうね。
背景は、江○電ぽい電車とか、△岡八幡宮（祭）のシーンの照明とか、一部に凝ってるところがありましたね。
【音楽・歌・ボイス・ムービー】13/20
とりあえずOPムービー見て噴いたｗ 曲と併せて初見ではとても地雷臭漂うOPなんだけど、慣れてくるとアレはアレで妙にハマるんですがｗ
ボイスでは特に乙姫役のまきいづみさんが珍しく低い声でやってるので意外でした。
【システム】7/10
システム周りは、一応の機能があるのでOKです。最近は発売後のパッチが計算されてるかの如くボイスとせりふがずれたりするソフトが多いので、正直その辺にわかりやすいバグがないだけで評価したくなりますねｗ
【総評】
バカゲーではないですが、ノリ重視で気楽に楽しめるって意味では当たりでした。
私の場合直前に「素晴らしき日々」と「Purely」をやってたので、この軽いノリが良かったです。
もちろん、史実設定をもっと掘り下げてシナリオ組むとか、やり方次第ではいろんな可能性があるのは確かでしたが、これはこれでOKなんだろうと思います。