砂糖菓子？杏奈曰く「びっくりするくらいスカスカのシフォンケーキ」
共通ルートが大変短く、眠くなる暇もない。
キャラのバカっぽさで笑える部分も多々あったので面白かった。
付き合いだすのがルート2/3を消化した辺りというバランスで、残り1/3はHシーン回収に使われイチャラブ要素は殆どない。
女の子の妄想を覗き見てほっこりするのが正しい楽しみ方ではないかと。
挿入歌はあるがED歌がないのは寂しい。
個別は胡桃・杏奈・朱音とひな・愛の二つの傾向に分かれる。
前グループは15章仕立てで中/外出しの選択肢があり、後グループは話が少し長くて射精選択なし。
適度な長さで楽しめる前グループの3人を先に連続でやってしまった攻略順は失敗。
長さが面白さに直結しておらずむしろ逆効果になっている後グループの2人を前グループの間に挟むべきだった。
何となく後に回していたひなとメインディッシュとして取っておいた愛がつまらなかったため、全クリした後味はよくない。
長く一緒に過ごしているから気持ちに気付くのに時間がかかるということを物量で示したのかもしれないが、ハッキリ言って無駄な部分が多く質で表現することも十分可能であったと思う。
ゲーム内で「何も言わずに黙って引っ張り出す」というシチュエーションの多用が見られた。
足を怪我しているのに無理矢理ダンパに連れ出す(胡桃)
三年生お疲れ様パーティ(朱音)
映画の撮影と挙式シーン(ひな)
番組収録に主人公込みのキスシーンが入っていることを言わない(愛)
『ハニカミ』で出てきたジョン・山口の弟弟子ジョー・山口料理長。
もしかして山口とは名字ではなく流派の名前だったり？
・胡桃 15章
ツン期・デレ期に分かれない方のツンデレ。
落ちた後のご褒美を期待してツン期は"我慢してやってる(←えらそう)"気持ちで耐えるというスタンスなので好みからは外れる。
主人公は扱い易いなどと言っているが、自分の目には吐かなくてもいい嘘を吐く虚言癖タイプに見えてダメだった。
付き合った後も変わらないこっちのタイプがいいという人には当たりかも。
リアクションが面白いので攻略対象でないときの方が輝いてる。
・杏奈 15章
間延びした喋り方のキャラはイライラして音声切ってしまうことが多いが、たまに面白いことも言うので台詞は早めに読み飛ばすことで対応。
偏食は本当に好き嫌いだけだと思うが、頑なに体育に出ない理由が紫外線アレルギーってだけじゃない気がしたが詳しいことは不明。
"魔法のキス"も具体性がなくあやふや、結局どんな物を求めているのか最後の主人公のキスのどこが違ったのか全くわからない。
体操着がどうこう言うやり取りがあったのでブルマHを期待したが出て来なかったのは残念。
それと喫茶店のCGで白青ストライプの縞パンがちらりと見えるのにHシーンでは一回も出て来ない、訴訟物ですよこれは。
・朱音 15章
上〇朱音と書くと別人のようだ。
杏奈からファイアーエムブレムみたいな呼び方をされている。
一番ギャップ萌えを感じた。
朱音を最後にプレイしていたら気持ちよく終われたと思う。
・ひな 19章
一昔前ならば金田まひるさんが演っていたに違いない。
愛からの呼称が「ひなさん/ひなちゃん」と安定しない。
付き合いはじめるのが13章と今までのルートと違って遅く、H枠が残っているのに15章で本当に終わるのか疑問に思ったが普通に長いだけだった。
・愛 20章
共通ルートでは気に入ったキャラだったが、個別に入ったら恋愛のおまじないをしていた筈が幼馴染としか認識してない気持ちまで巻き戻っていたり思っていたのと違った。
ルート上で自分の恋心に気付いてからは、まるで天使が人間に堕ちてしまったような普通の子になってしまって魅力が薄れてしまった。
ただ部屋掃除していたときの尻は最高だ。
主人公が自分の気持ちに気付いていないのであれば、芸能人になりたいという愛を応援することに何の疑問もない。
そこまでは仕方なかったと言える。
しかし愛が好きなんだと自覚した直後に数日後の場面になり愛が東京へ行くと聞き焦る。
お前はその間一体何をしていたんだという……。