シナリオの完成度が素晴らしい。
企画から新島さんの担当ということもあり、企業が出来た頃から期待していた作品。
場面変化が多い故に、始めのうちは話の構造を理解するのに少し手間取ったものの、少しずつ明かされる日記のかけらを読んでいるうちにだんだんと面白さがわかるようになった。
ただ、聖、美衣√はもう少し内容を増やして欲しかった。美衣に関してはメインヒロインなのにシーン数2と、サブヒロインより少なかっただけに。
あと、佐本さんの声を久々に聴けたのは最高だった。
絵、背景、音楽、システムも普通に良かった。
音楽はオーラスEDとBGMの「蜃気楼の果て」「一夜の語り」が個人的に印象に残っている。
処女作として出来は充分良かったので、今後どういった作品を出してくれるのか期待していきたい。
あと、作品には関係無いが、発売前の展開もせっかくアミュクラ傘下になったのだから、もう少し独自性を出しても良いのではと感じた。
サガプラに似た展開が少し見受けられたので、この辺も今後楽しみにしたい。