2007年の抜きゲだがCV風音の最盛期の作品であり、しかも原画がミヤスリサ。しかし内容はエロゲとは言いがたい手抜きな「ツール」だった。まさにクソゲーでも絵と声優が命。とは言え、Hの選択肢の豪華さが目を引く。むしろぜいたくな抜きゲと言えるのかもしれない。もう、今となっては作り得ない世界観の作品だった。
2007年の抜きゲをプレイ。
CV風音がサバサバとした従姉妹のお姉ちゃんを好演。
主人公を『圭ちゃん』と呼ぶロングストレートのその姿が一瞬「ひぐらしのなく頃に」のオトナ梨花(黒梨花)にだぶり、2007年当時の風音の声が田村ゆかりに聞こえてしまった。
それ何て薄い本?の世界。
原画はミヤスリサであり、最盛期のCV風音が素晴らしい。
ただしシナリオは『一応ある』というレベルであり、むしろ豊富なHシーンの選択肢がある「ツール」と言える。同人作品ならこれでいいのである。
それにしても、2007年当時はこんなにぜいたくな抜きゲが作れたのか、と感心してしまった。
なお、ジャケ絵のような「学校の先生風な」場面が登場するシーンは無い。
もともとは、女子大生であるお姉ちゃんが教育実習に行く、という設定でもあったのだろうか。
なお、2007年作品であることを差し引いてもシステムまわりは悪い。
・音量調整が出来ない。BGMが大きすぎるが小さく出来ない。逆にCVの音声を大きく出来ない。
・テキストウィンドウ消去に2回の動作が必要。面倒くさい。