同時期発売の「ご奉仕爆乳ウェイトレス ~淫らなサービス~」と同じ風俗店が舞台であり、世界観も同様となる作品。シナリオライターや声優も同じだがCGの当たりはずれがある。ありえない設定の風俗店ながら、妙なリアルさがあるところが良いアクセントになっている。活動初期のCV五行なずなが初々しい。
一回も働いたことのない没落したセレブ人妻が給金の良さだけで風俗店と知らずに面接を受けに来てしまう冒頭のシーンは、コントを大真面目に演じているようなセリフまわしで笑わせてもらった。
店長のなぜか説得力がある勧誘シーンと、世間知らずでイノセントな人妻は実に都合が良いキャラであった。
「ご奉仕爆乳ウェイトレス」と同じ風俗店が舞台と思われ、店長も同じ人と思える。
こういう、イメクラ+キャバレー+ソープのような複合風俗店が実際に存在するのではないかと思えてしまうところが妙にリアルだった。本作はまだメイド喫茶が全盛期の作品であり、記号として『メイド』を使用していると思えるが、この風俗店の設定自体は現代でも通用するものがある。もし同様の設定の作品が存在するならば是非プレイしてみたいものである。
本作で残念なのは、CGの大半の出来が悪いところである。
抜きゲーでそれはないだろ、と突っ込んでしまうほどに笑ってしまうCGがいくつもあった。ぷにぷにロリキャラ風だったり等身や体型が異なるなど、非常に残念だった。
立ち絵とCGが違う作品は良くあるが、本作は違いすぎるのである。別人にもほどがある。
シナリオも声優も立ち絵も良いのにCGの当たりはずれの激しさには参った。
活動開始初期の、まだ芸風が確立されていない頃のCV五行なずなが初々しい。
選択肢はあるもののほぼ一本道である。エンディングを見た後にも1シーンあり。
ストレスなくプレイ出来るところは良かった。
CG、回想シーンともに15個。
・立ち絵+CG 10点/20点
・設定(システム、作品世界観) 13点/20点
・シナリオ 14点/20点
・音楽 12点/20点
・声優 13点/20点
●合計62点