絵も声優も良かったが、シナリオが短かすぎた。一緒にメガネを買いに行くシーンがあって、新しいメガネを装着したヒロインとのHシーンがあれば二度美味しかったのに、それも無く残念。
本作は「クソゲーでも絵と声優が命」と断じる気がまったくしない作品だった。
月杜尋の原画もCV風音も期待を裏切らなかったが、いかんせんシナリオが短すぎた。
シナリオが短いので、ヒロイン・主人公とも今ひとつキャラが立っていないのが気になった。
ヒロインがTVにも出演している現役モデルならばもう少し芸能人らしい場面が登場して欲しかったし、主人公の容姿がショタ風なところを客観的に描写するシーンくらいは欲しかった。
そして、せめて、エンディングの後の1エピソード(冒頭のシーンがもう一度登場するところ)で屋上でのHシーンがあればそれなりのオチが付けられたはずなのに、それさえも無かったのが残念。
それにしても、他人のメガネをいきなり装着して「良く見えるようになる」ということがあるのだろうか?
遊びで他人のメガネをかけてみた経験があるけど、基本的にその人個人の視力に合わせた度が入っているから、ぼんやりとしか見えないのではないのだろうか。
もしかしたらシナリオライター氏はメガネをかけていない(かけた経験の無い)人なのかと思えてしまった。
それから、本来はもっとエピソードが仕込んであったのに、予算と収録時間の関係でばっさりカットしてしまった作品であるようにも思えてしまった。
廉価版とは言え、ものには限度と言うものがある。
せっかく良いスタッフを揃えているのに、もったいなかった。