女装主人公声あり(CV手塚りょうこ)だがHシーンでは声なしの作品だった。女装主人公のM性が高いものの、パツキンの子が誘い受けで俺得だった。非常に綺麗な絵柄ながら他のキャラもエロ度や変態性が高く、全体の出来は良かった。問題は仕様が・・・
本作品にはパッケージ(箱)が無い。
ではどうやってゲームディスクが収納されているのかというと、A4判段ボール2枚の裏にディスクが(ビニルケースごと)貼り付けてあるのだった。そして、ジャケ絵を印刷したペラ紙に包まれている状態でビニール袋に入っているのである。
横から見ると段ボール2枚が見える。
何だこりゃ? と思ったら、これぞクソゲーオブザイヤーinエロゲー板へのエントリー作品だった。
買ってしまってからクソゲーオブザイヤーinエロゲー板へのエントリー作品だと知ってもなぁ・・・と思いつつ、プレイ開始。
絵は非常に綺麗であり、声優・音楽とも一定レベルを超えている。
しかも、エロ度は意外に高く、女装主人公のM性の高さも良い。特に、パツキンの子が誘い受けなところが俺得であり、作品の出来は決して悪くなかった。
ところが、プレイして行くに従い、なぜか動作が不安定になって行った。
どうやらメモリを食う仕様であるらしく、仕方ないので一気にプレイせずに、セーブ&ロードを繰り返して時間をかけてプレイした。
にもかかわらず、ヒロインが3人いるのにひとりあたりのプレイ時間がいやに短かった。ミドルプライス作品とはいえ、体感ではロープライス作品並みだった。
何か、本当はもっと長いストーリーが用意されていたのに、予算の都合?などでカットされてしまった跡すらあった(たとえば、お祭りの日のアイドルイベントに出演するべく日々練習を重ねてきたのに、そのお祭り自体がやたら短かかったのが不可解だった)。
動作が不安定なのは公式のパッチなどで何とかならないのかなと思い調べてみたところ、演出強化のほかに追加アペンドのパッチまで用意してあった。ところが、容量が1GB以上って、それはいったい・・・?
これは、もしかして、未完成な状態で発売してしまったのではないだろうか。
結局、クソゲーオブザイヤーinエロゲー板へのエントリー作品であることに納得してしまった。
作品としては、どちらかと言えば面白かったしエロ度も高かった。しかし、一本のゲームとしては非常に中途半端な状態なのがもったいなかった。