例のライドオンワークス系列作品。ブランド名:ピオニー、として発売した最後の作品。類似ブランドの類似作品の域を越えてはいないが、シナリオをひとひねりしている(という方針がこのブランドの作品に明確にあったかどうかはともかく)ところにわずかな見どころはあった。入院患者である主人公ほぼ総受けであり、看護婦や女医に抜かれるシーンがメイン。こういうシチュエーションが好きな人向けとなっている。例によって立ち絵とCGが違うが別人と言うほどでもなくそこまで崩れていないのが良かった。
前作「イケない人妻たち」に続いてプレイした。
例のライドオンワークス系列の例のクソゲーだが、「クソゲーでも絵と声優が命」という私の座右の銘にうまくはまっている作品だった。
交通事故で主人公が入院した病院の看護婦や女医がドSで・・・というエロゲの世界では良くある世界観の作品。
しかも、主人公が(年齢の割には)大きい・太い・硬いであるために、看護婦や女医が性処理名目でもてあそびに来るというのもお約束である。
手コキ・フェラチオ・アナル攻めから始まり、Hシーンの大半が騎上位となるため、こういう受けシチュエーションが好きな人向けの仕上がりとなっている。
後半、あるいは、ハーレムルートでは『リハビリ』と称して主人公に正常位や後背位でセックスをさせるなど(主人公が自主的にするのではなく、あくまでさせられるところがポイント)飽きさせないように作られているところが良かった。
システムは、キーボードのテンキー側のEnterキーがSkipキーと同様の動きをする、テキストウィンドウ濃淡変更不可、テキスト表示速度をノーウェイトに出来ない、射精音が自動販売機といういつものストレスが溜まる仕様だが、これはもう慣れてしまった。
ミドルプライスなのにまったく改善しようとしないのはいまだに謎である。
個別のシナリオは平凡な出来だが、ハーレムルートのみひとひねりしており、ピオニーの過去作品2本との共通点を見たような気になった。ブランド側に明確にこういう方針があったのかどうかは定かではないが、ピオニーの最後の作品としてうまくまとめていたのではないかと思えた。
声優は、女医・柏木逢花、ツインテールの看護婦・伊ヶ崎綾香、色黒ギャル風の看護婦・桃瀬さくら。
柏木逢花はいにしえの春乃伊吹風(鼻が詰まっていない春乃伊吹)であり、その冷たい声が良かった。系列作品に複数出演しているがなかなかクるものがある。
伊ヶ崎綾香は同人作品や「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」あたりと比較すると優しげな役柄であり、他作品もプレイしたくなって来た。
桃瀬さくらという人はあまり印象に残らなかった。系列作品には何本か出演しているので、今後改めて評価したい。