「フタナリ」と付くが短編ＴＳ作品として評価している。シナリオ：花山和夫＆声優：櫻井ありす、のコンビが素晴らしい。
ヒロインは生まれつきフタナリのセンパイ（ＣＶ櫻井ありす）。
思春期を迎えて両親と話し合ったセンパイは悩む。そろそろ女として生きるのか、男として生きるのかを決める時期に来た、と。
これが本作唯一の選択肢である。もうこの段階でＴＳゲー認定して良いと思う。
例によってピーキー作品なので１時間程度でサクッと終わる。コミックス１巻くらいのボリュームしかない。
しかし、花山和夫シナリオはこの短い時間の中にこれでもかとワードを詰め込んで来るのである。そしてこの無茶苦茶とも言えるワードを実に楽しそうに発するのが声優・櫻井ありすのすごいところである。
シナリオライターが、誰が演じるのかを想定して書いているとしか思えないところ、そしてその要望に見事にこたえようとする櫻井ありすには尊敬の念さえ覚えるのである。
ピーキー作品は１本おきに花山和夫シナリオ作品が来るローテーションらしいので、9/25発売の「なまいき純情不良少女」の次の作品を心待ちにしたいと思う。年内には発売するであろう予告を早く確認したいものである。