もしかしたら劇団近未来の転換点になっているのかな?と思えた作品。こういう、わずかにシリアスなストーリーが埋め込んであると、その昔のドキュメンタリー風ポルノ映画みたいな味わいを感じる。
一本道シナリオで過去作品みたいに妊娠バッドエンドも無い。
笑えるシーンが多いわけでもなく、かと言って真面目一本やりでもなく、淡々とエピソードを消化していく感じ。
哲学的ですらある考察系な内容には驚いた。
特に秘密クラブでのエピソードにそれを感じた。火事で全焼してしまうシーンにはどんな意味がこめられていたのかをちゃんと理解出来たわけではないが、喪失感は伝わって来た。気がする。
援助交際ではなく売春と名付けた作品名もショートカットの主人公も印象的。
私がプレイする作品にはヒマリが多数登場するものだなぁと、改めて思った。