本作発売時の第一印象は『すげえぜ、大泉だいさくが生きていた!』だった。設定を見る限りでは「リアル妹がいる大泉くんのばあい」との類似性がどのくらいあるのかが気になったが、その「大泉くん」のことをすっかり忘れてしまう愛音トゥルーエンドにはしてやられた。「電影少女」のオマージュと来るとは予想外だった。そして俺はまさかの涙腺崩壊に至るのだった。
しばらく積んでいたまま、今頃クリア。
わかってはいたけどメタゲーだった。PCからエロゲヒロインが現実世界に出現する。そして、結ばれる/結ばれないで苦悩する。・・・ん? これって90年代の桂正和の漫画「電影少女」のパク・・・じゃなくてオマージュじゃないの?
そして俺はデジャヴに涙するのだった。
だいたい主人公の名前が浩太(「電影少女」では洋太)、ヒロインが愛音(「電影少女」ではあい)だもんなぁ。
愛音トゥルールートの印象が強すぎてしてやられた感が大きいが、かつて「電影少女」に涙した者としては本作をプレイする機会があって本当に良かったと思えた。