女の子のにおいがしそうでしない作品だった。特にハーレムシナリオは精液まき散らしまくりで、俺の部屋が（俺のを含めて）精液臭で充満するんじゃないかと思えて、それがちょっとイヤで良かった。
前作「恋愛まで選択肢ひとつ」が気に入ったのと、あおぎりぺんた絵でない女装作品がどんな出来になるのかを見てみたくてプレイ。
前作同様に、あげきち氏の絵が良かった。こういう漫画みたいな絵柄が俺は好きなのである。
どのストーリーも短いのでサクッとプレイ出来た。
無理やりエピソードをつぎはぎするとかえって飽きてしまうので、このくらいがちょうど良い。
今回に関しては廉価版の短編作品集で正解だと思う。
本作で驚いたのは、BGMが過去作品からの使い回しばかりだったことである。
前作「恋愛まで選択肢ひとつ」と同じBGMがやたら出てきて笑ってしまった。
あのカントリー調のBGMも登場。
音楽担当者の名前もクレジットされていないし、こういうところで金を節約するのかと変に感心した。
伊月役のCV：椎那天が良かった。
同人作品への出演が多い方だが、今年は商業作品にもそこそこ出演している様子。
是非とも今年は出演数ランキング入りを果たしていただきたいものである。
ところで、予想外に自分が気に入ったのは葵である。
ビジュアルが良いし、CV：蒼依ハルも良かった。特に蒼依ハルの良さを初めて認識出来た気がする。
この方は妹キャラを演じている印象があるが、こういう落ち着いたお嬢様キャラが実に良くはまっていたと思う。
狂ったセリフが多かったが、それを落ち着いて上手く演じていたと思う。
CGがやや少なくて残念ではあったが、葵のＨシーン、そして特にアナニーのシーンがいやらしくて印象的だった。
「脳内彼女」はやっぱり捨てられない。
いや捨てられないどころか、今後もがんばっていただきたいと心から思う。
次回作にも期待したい。