女装主人公・声ありの素晴らしさを再認識した作品。桃井いちごゲーでもある。特に、アルテミスのストーリーが秀逸。こういう「プレイして良かった」と思える作品にめぐりあえると本当に幸せな気持ちになる。
オールクリアしたが、意外と長い作品だった。
「シロガネオトメ」から遡ってプレイしたのは大正解。
メインヒロインのお姫様・アルテミスが高貴で美しくて最高。俺やっぱりお姫様が好きなんだと実感。
倉田まりやという声優の良さを「シロガネオトメ」で認識したつもりだったが、本作はその認識を軽く上回っていたのが印象的だった。
そして、主人公が女装した綺麗なヒロインで声ありなのが何よりも良かった。これで桃井いちごのことを簡単には見離せなくなった。しばらく追いかけなくちゃ。
各キャラそれぞれが魅力的で、良い味を出していた。
茜はロリかわいいというのか水着姿とかぷにぷになのに家庭的だし、ヒマリの声にもハマりそうでやばかった。
三月はセクシー担当でありながら暗いキャラなのが良かった。葉村夏緒の落ち着いた声もなかなか。
花音は青葉りんごが声を当てるのがぴったりという、テンション低いツンデレキャラなのが良かった。
アルテミスは前述の通りながら、カーバンクル先生とは3Pがあるんじゃないかと期待したけど無かったのは残念。この人ひとりだけ大人だし湖月紅れ葉の声は中毒性があってヤバいしで、バッドエンドでもいいからHシーンを入れて欲しかった。まあ、無かったからこそアルテミスの存在が高貴であり続けたのだと解釈してる。
みさきとのHシーンはバッドエンドでいいから入れて欲しかった。主人公もみさきもどっちの声も桃井いちごというHシーンが見られなかったのは大変残念。
題名の「ふぁるなルナ」って何だろうと思っていると、最初の頃に花音が意味を説明してくれる。
そして何回か「ふぁるなルナ」の意味するところが出て来た後に、アルテミスルートの最後でこの題名が再び出て来るくだりには感銘を受けた。
そういう意味ではアルテミスを一番最後にクリアするのが本作の良い締めくくりになるのではないかと思えた。