さあぺんと氏はもっと評価されるべきじゃないかと思う。最近は「男の娘」モノで見かける方だが、この方の描くキャラは少年・ロリ・人妻・その他大人キャラまで、一回見たら忘れられないインパクトがある。人を選ぶ絵柄ではあるし、古いか新しいかと言えば古い絵柄なんだけど、こういう絵を描く方は貴重だと思う。作品としてはママショタ物として引き込まれる短編作品であり、ＣＶの杏花・和泉あやかも好演している。
さあぺんと氏は、昔は違う名前も使っていた同人の方ではなかったかと記憶している。
人を選ぶ絵柄ではあるが一回見たら忘れられない絵柄であり、塗りも含めて中毒性がある。
この方は、男の娘モノ・触手モノ・ファンタジー物など私が通常は手を出さない作品群でばかり仕事をしているが、その昔の「闇雲通信」時代の作品やＴＳ（性転換）モノなど、その貴重な絵柄に今さらながら触れてみたいと思うことしきりである。
この機会に再評価をしてみたいと思う。
本作は、自分の○学生の息子くらいの年代の少年たちに、正しい性教育をしようという目的の秘密のボランティアサークルに勧誘されて入会した主婦が主人公、という設定からして間口が狭い作品である。
その上、さあぺんと氏の人を選ぶ絵であり、ママショタ物が好きな人でも容易にはたどりつけない作品と言える。
しかし、性教育のために派遣されてきた少年にＨの手ほどきをした結果、どんどんはまって行く主人公の性へのどん欲さが実に小気味良いのである。
主人公の主婦と、黒幕とも言えるメガネの主婦のＣＶは、それぞれ「和泉あやか」「杏花」という10年位前から同人作品に出演している方々であり、最近は商業作品にも出演するようになった実力ある声優であるところのポイントが高い。非常に安定感がある。
女性主人公であり、主人公声ありなところが俺得でもある。
選択肢が多い割にエンディングが２個しかないところがもったいないというか低価格作品の限界なのかもしれないが、『性教育ボランティアサークル』という設定はそれだけで面白いと感じた。
こういう作品をもっとプレイしてみたいものである。