春乃伊吹成分の補給完了。そして笑えた作品だった。音楽も良く、印象も良い。
主題歌「ジニアスリズム」ですでに勝っている作品。
また、本作でのテーマのひとつでもある『萌えとは何か』の答えが自分にも少しだけわかったような気がした。
魅力的なキャラ、かわいらしい絵柄、明るくて笑えるストーリー展開と良い点が多い反面、出番が多い割りに立ち絵もないキャラがいたりなど不自然な点が気になった(三島、才華の父親・祖父、ゆうきの母親など)。
また、BGM個々は素晴らしいのに、場面転換時の楽曲の切り方に演出もクソもなくて、その落差が気になった。
そういう意味で、手放しでは喜べない仕上がりではある。
今はもういない春乃伊吹の懐かしさもすばらしいが、零子ルートでの桜坂かいの全開っぷりが突出していたと思えた。情感のこめ方といい、声の魅力がすごい。
世間的には主題歌以外それほど話題にもならなかった様子だが、少なくとも声優陣を見る限り、もう二度とこのメンバーは集結しないんじゃないかと思えた。