まきいづみファンは必見。彼女が普段やらないような女キャラの声を当てています。さて、話の内容ですが……1970年代に、ある国では、ある半島の国への帰国事業という政策がうち出され、たくさんの人々が生活のために渡航していきました。噂によるとその国は、『地上の楽園』といわれるほどLaughter Land(=幸せの国)らしく、遊んでいても働かなくても幸せに暮らせる場所だとか。……ではでは、その国に渡って行った人たちは一体どうなってしまったのでしょうか?その人たちのその後をお楽しみください……永遠はあるよ、ここにあるよ
Laughter Land。日本語で訳すと『幸せの国』
年をとることもない、働かなくても暮らせる、ある程度の願いは願うだけで叶う
まるで夢のような国!まさに地上の楽園!
そのような所に招待された少年のお話
……もちろん、うまい話には裏がある
この国の名前であるLaughter Landには、ある頭文字が抜けていたのです
そう、この国の本当の名前はSlaughter Land
ようこそ……『殺戮の国』へ
このライターの前作、神無ノ鳥には及ばなかった。というよりは、神無ノ鳥が名作すぎた。過度な期待をもってプレイしてしまった自分に猛省
本筋(=ギュレット√)の話は悪くないものの、他の各キャラENDの粒が小さいのが残念
神無ノ鳥のように各キャラENDが本筋の伏線となっている話ではなく、本道から外れるものであったからか
それでも、そのシナリオを踏まえて主人公が次のシナリオで「成長」していく構成は、さすがです
パッチは必須。必ず公式から落として当てないと、途中で何度も強制終了します
その他のシステム環境は必要最低限はそろっていて、特に困ることはないでしょう
メインであるギュレッド√を開放するには他5人を攻略しないといけないので、やるならば最後までやりましょう
「赤」の地域と、「青」の地域、それぞれの雰囲気作りはかなりうまい
気になったのはジェムの詳しい説明が不足していること、主人公の取り囲む環境が深く語られてないこと
あとはLaughter Landが循環する定義はどういうものなのだろうか
ここらへんはもっと詳しく書いてほしかった
誰もが「自分がああだったら~」と思うことがある
それがもし叶っている世界に誘われたらどうなってしまうのだろうか
現実世界を忘れて謳歌するのか、それとも現実世界に固執して生き抜くのか
その生き方は、あなた次第……
ただ1つ言えるのは、願えば願うほど大切な何かを失っていくのである。それも欠けていくことを自分では気づかずに……
遊んでいても働かなくても楽に幸せに永遠に暮らせるLaughter Landなど、どこにも存在しないのだ