重要なこと:Hシーンはない(お色気シーンのみ)、「MYTH -After the Stories-」という短いFDが配布中。点数は読み直しながら考察したあとの点数です。考察してなかったらちんぷんかんぷんで69とかつけようと思っていました。
ネタバレ!考察途中です。。。
これから考察する人へ
・最後で置いてきぼりになった方はanswerを逆順に読むととりあえず最後のオチの部分は理解できるようになるはず!(これさえやればこの話の8割は楽しめています、これ以上の考察は作者のガバや説明不足との戦いなので。。。うみねことかひぐらしとかと同レベルの覚悟が必要。)
・作中「」はシナリオの発言、『』は本当の自分の発言。「』はシナリオと本当の自分の一致と思われる。(根拠A)
・シナリオ全体をガチ考察するなら全部読み直したほうが良いと思われる。
・テキスト抽出したものを自己責任で用意するのもありかと。(検索が使えると更に俯瞰的に見れるため。)
・テーマに関しては、ライターの方(2022.3.18現在失踪中)が「死生観」と言っています。(https://togetter.com/li/442859?page=3#h115_0)<<2022.3.18追記>>
根拠A:MYTH「兆し」の命人
『…つまり俺達には「キャラクターの自分」と、『意思のある、本当の自分』が両方存在する……って事か』(ここで「」と『』が使い分けられている)
以下ネタバレを含む考察
影→その人が記憶(セーブデータのようなものか)を持つ象徴(根拠B)
このネタバレの中での独自用語
・現実世界:作中では登場しない、人々が息絶えオーディンたちを含めたMYTHを創造した人がいる言葉の通りの意味での現実世界のこと(作中では「全ての現実」と呼称されている)
・MYTHシステム:上記現実世界に存在する、「MYTH」や「アグニ暦200年」等を運営しているシステム。(作中では単にMYTHと呼ばれているが、影の村もMYTHでわかりにくいため表記を変える。)
・人間の魂:MYTHシステムに取り込まれた人間。
・影の村:田辺命人が2周ループをする、村長らがいる世界。(作中ではMYTHや影の世界とも呼ばれる)
>>MYTHシステムの正常動作:
現実世界で収集した人の魂*1をもとに、その人の反応メカニズムをその人ごとに与えられる*2ループする世界で解析し、その記録を行う。記録が終わったらアースガルドに送り込んで管理者たちが殺して終了*3。(根拠0、1)
例)命人が1周目を過ごす「架空世界MYTH」(=影の村)では、ヒビキ・コトミが中心に世界が形成されていると考えられ、ヒビキがアースガルドに送られたことがanswer ep2「終想、そして/再会」で明らかになる。2周目以降は影の村にはヒビキは出てきていない。
*1: 多分脳みそスキャン的なあれかと予想
*2: 繰り返しでシナリオが存在する都合上、少数の人間の魂ごとに世界が存在すると思われる。実際に、answer ep3での空に映る様々な世界の描写や、影の村の山頂から見た風景から、相当数あると考えられる。
*3: 記録が終わったあとアースガルドの影になるかは不明。しかし、北欧神話におけるアースガルドが「死すべき人間の世界」であることを考えると、これであっているように思われる。
>>オーディン(ゆに)の思惑:
現実世界にいる、Mythのシステムを作り出した人*1とリンク(←深くは不明、人格乗っ取る的な?)し、必ずループする運命にあるmythの世界*2をループしない永続性のある世界*3にする。(根拠2)
*1: myth中では市井諒子に対応?(根拠3)
*2: mythの世界は現実世界の「墓場」として作られており、死んだ人から先は作れないと考える。
*3: 半現実世界とオーディンは呼んでおり、作中の「2002年首都・東京」と「2052年首都・東京」は半現実世界だと思われる。(根拠4)
>>笛について
現実世界に戻る鍵であると思われる。具体的な使用方法は不明(根拠5)
ーーーーーーーーーーーー根拠ーーーーーーーーーーーーーーー
根拠B:MYTH「兆し」の命人とヴァルキリー
"命人"
『……何で、俺には影が無いんだ?』
"ヴァルキリー"
『……多分、オーディンの仕業。エインヘリャルを導くのは私の使命だけど、選ぶのとか、記憶保存とかの雑事はオーディンの仕事だもの』
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影がない理由を問われ、記憶保存の話が出ていることからこれが影の正体は記憶や記録であると思われる。また「影なし」である命人に(少なくともこの場面で)過去が存在しないことやヴァルキリーのようなプログラムにも影が存在していることからも同様の結論。そういう意味では、影のみの存在である影の村の住人は一点物(死んだら終わり=死ねない)と考えられる。
根拠0:「メグル/胎動」のヴァルキリー
「MYTHは死んでしまった人々の墓場に過ぎない。そのために作られた永久機関」
「永遠に、日々を繰り返す......痛みを追って息絶えた人々へのプログラム......」
「私達は彼らのデータを管理し、データが揃い次第、影の世界へ送る」(ここでの私達=オーディン+ヴァルキリー、あるいはアースガルドの管理者たちも含まれるか。)
「それだけの為にMYTH機関に作られたはずよ.....オーディン」
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「永遠に、日々を繰り返す」より個人が日々をループすることが伺える。また作中影の世界、と呼ばれるものは、影の村もしくはアースガルドである。「終想、そして/再会」では、ヒビキが影の村からアースガルドに送られた描写があるため、アースガルドが「データが揃い次第、送られる」影の世界と考えられる。
根拠1:「待つ人たち」のロキとその姉貴(MYTHシステムの創造主)
"姉貴"(が現実世界でロキに話している場面)
「…大昔のSFショートショートに。死者の声が聞こえる機械、なんて話があったわよね?……着想はあそこから。」
「貴方の大切な人に対する記憶を、私の研究に使わせてもらう」(貴方=ロキ)
「研究が終わったら、あなたはこの機械の中で、彼女と再会する事が出来る」(彼女=ヒイロ、本作品のFDにアフターストーリーとして江戸川とヒイロの結婚生活が書かれている。)
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ロキがループせずに生活を送っている理由として、現実世界で死ぬ前にMYTHシステムに取り込まれている特殊な人間だから、ということが考えられる。(創造主と知り合いでもあるので、現実世界である程度交渉したと考えるのが普通)
根拠2:「メグル/胎動」のオーディン
「私は『神』とリンクする!! そして『全ての現実』で創り出す......新しい、数々の事象が存在する数多の世界........半現実世界を!」(文脈より『神』=創造主)
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リンクすることで、MYTHシステム内部に半現実世界を作る、といっているため、おそらくリンクは創造主と意志を共有しある程度影響を与えることと思われる。「半現実世界」というネーミングから、現実世界で新しいことをするのではなく、あくまでMYTHシステムに作成するものと考える。
根拠3:「メグル/胎動」の命人とヴァルキリー
"ヴァルキリー"
「……多分、創造主の名は……」
"命人"
「……市井、諒子?」
"ヴァルキリー"
「恐らく……オーディンの言う『リンク』を念頭に考えれば……彼女の娘として設定されたから、そう考えるのが自然ね」
根拠4:「メグル/胎動」のヴァルキリー
「…オーディンは、あなたを『2002年の半現実』に存在させる事を望んでるわ」
「情報が溜まり……オーディンの思惑通りにいけば、貴方は『思い出す』はず……2052年。作られた『半現実』の記憶を」
根拠5:
MYTH「母親」より
"ゆに"
「光のものに渡しなさいって。それが無ければ、遊園地には行けないって」(それ=笛)
MYTH「新しい出会い」より
"悧里"
「遊園地は、山の奥にあるのかな?」
"ゆに"
「……うん。あの先は、いっぱい、いっぱい。色んな『せかい』が広がってるって。ゆにや、ママみたいな……影と身体の人が、いっぱいいるって」(ゆにが母親=創造主から聞いた現実世界の話と考える。この話がもとで、オーディンは現実世界を全ての現実と呼んでいると考える。ただ、この場合、影と体の人(=人間)がほぼ死滅している事実と矛盾。)
注)以上はシナリオ上のお話であるが、書いているオーディンの意思が反映されていると考える。「笛がなければ遊園地に行けない」 + 「遊園地は全ての現実=現実世界とつながっている」より、笛が現実世界に行く鍵であると考えられる。
考察しがいがありそうな発言:
(い)MYTH「兆し」のオーディン
『そうして生きてるのが根拠よ。…有り得ないけど、架空のキャラクターが事実を知ったら死ぬもの』