無難によくまとまっている学園エロゲだったと思います。発売年代的にちょうどこの手のお話が飽きられ始めた頃のようにも思うので、今敢えてプレイするのであれば逆に楽しめる、そんな作品になっているかもしれません。今更この作品をプレイする是非はさておくとして。主人公の性格だけはだいぶ人を選ぶかもしれません。長文部分はプレイメモ雑記。
STEP×STEADY
姫ノ宮深晴 71
→色々先にネガティブな情報を見てしまっただけに、「さぁどれだけひどいことが起こるのやら」と思って読んでいたけれど、言うほどのことではなかったと思います。発売年代的にも、少しでもネガティブな方向のことを考えるだけで「これはダメ」という評価を下される風潮の中の作品だというところもあるからでしょうか。お話のつくりもそれを込みで作り上げているところもあってなのか、むしろそこまで重ねちゃっても、という形に読み手を思わせるようになっていていい演出になっていた気がします。
総じてみれば、そう悪くもない、キャラ系に振った話としてなら十分すぎる「いい話」なのではないでしょうか。
持田菜央 71
→王道妹ないい話ではと思います。ちょっと幼い展開のような気もしますが、それはそれで妹らしさがあっていい感じです。妹√といえばこういう展開ばかりだったようには思いますが、これも時代なのでしょうね。
岬春那 72
→無難な年上幼馴染モノという感じ。特に何か突っ込むところもない分、印象に残りづらいのかもですが、いい意味で受け入れやすいお話という風に捉えることもできますし、よくできている方なのではないでしょうか。
島倉葉月 78
→や、これもうこの子メインで良くないですか??????
まともに細かいこと書いておこうかなという感情さえ吹き飛ぶくらい、話としてのテンポもよかったですし、面白かったです。家族のお話とか、そういうところに弱い方には特におすすめと言ってもいいルートだったと思います。
遠山泉水 73
→無難オブ無難な幼馴染シナリオといったところでした。他ルートでの負け組感の方が輝いていたのでは?という気もしなくもないヒロインでしたが、そんなこともなく、いいヒロインをやり切ってくれていました。主人公がちょっと頼りないままといえばそれまでですけれど、そういうところがきっとヒロインにとっては大事な部分なんでしょうね、そう思えます。
点数
=(71+71+72+78+73)/5
=73