このゲームのコンセプトは、「娘とのH」と言うより、「娘との生活を楽しむ」ことにあります。
以下は、「通常版」の感想です。
・・・ZyXの「炉利」系ゲームっていうだけで微妙でしたが、とりあえず、メイン娘４人＆奈津樹さんクリアで感想としまして・・・「共通ルート長すぎ」って、感じです。話数だけはあるみたいなんですが、一話は非常に短いです。内容は、娘さんと奈津樹さんと「家族ごっこ」に終始していまして、８割方、この家族ごっこを共通ルートで描いています。終盤、一番付き合った回数の多いヒロインの話になだれ込みますが、・・・別に大した話でもないのに、悲愴感が漂うヒロインを慰めて・・・って感じです。
結局のところ、Hシーンが各ヒロイン、ラスト直前一回分しか無いのが超絶に不満。個人的には、エロエロな家族ライフが遅れると思ったのに。折角、娘４人いるのだから、２Pとか３Pとか４Pとか５Pとかぁ・・・。
このゲーム、期待していたのは、ハッキリ言いまして「エロ」だったのですが、どうも、純愛・・・って言いますか、「家族コメディ」を描くのがメインだったみたいです。役どころは違いますが、出来の悪い「家族計画」みたいでした。・・・私にとっては「地雷」でしたね。ネット接続版では、シナリオ等が補強されるそうですから、もっと多彩なHシーンがあるのかもしれませんが・・・。
・・・まぁ、個人評価としてはダメダメだったこの作品ですが、娘H直前に「男か父か？」の選択（要はHするかしないか）の選択があるのは、素直に評価。・・・だって、変でしょう？直前まで父性愛爆発だった人間が、突然「娘」に発情するかっつーの。で、私としては、ここで「父」を選んで振る（Hしなかった）エンドが良いです。各ヒロインとは、未来で年老いてから出会うわけですが、ここでの「娘」達との一問一答が、この物語の真骨頂な気がします。特に礼奈と真美。本当の娘ではなかったけれど、娘のように想い、大切なものを守って生きていた主人公にもろに共感してしまいました。