屍ねのインパクトで前々から興味はあった
面白すぎる。
仮想空間じゃないのかということにはなんとなく気づくけどいい意味で意味不明な展開が続くので
終盤まで全然ダレなかった。
この手のどういうこと?どういうこと?って疑問がどんどん出てくる作品は本当に好きで楽しくて仕方ない。
にしてもギフトギフト言うからなんかの特殊能力かと思ってたが別人格のことだったとは。
合唱部の子のとこで別人格なのは察したけどまさか全員に1個づつ別人格あるとは思わんわ。
全部終わった後にもう1周か2周すれば気づくこともありそうだけど後がつかえてるんで今は厳しい。
最初に消えたメイドのギフトだけやたらと思わせぶりというか他ギフトより特別感があった謎とか周回すれば多少分かるんだろうか・・。
あの子が仮想空間の中では樺音に一番近かったからとかそんな感じなんかな。
あの世界も元は主人公の脳内みたいなもんだし。
特に意識せず樺音をあの子の中に見てたとか?
結局樺音を排除しようとした5人以外のキャラは単なる数合わせ的なもんだったのかな。
車いすの子なんか色々知ってそうだったから最重要人物かと思ったが結局なんもなかったし。
あれで完全に無関係なキャラなのが違和感しかないんだけどw
それとメガが先輩に好意持ってたのは特に意味はないんだろうか。
あの仮想空間では加害者人格5人と本体5人が同時に存在してたけどそれ以外の5人は本体なのかギフトなのか。
先輩が暴走してたこと考えたら全員ギフトになるんだろうけど。
あの合唱部の子も結構怪しい性格してたし。
あれ見た目はギフトなんかな。
樺音のいた現実世界にあの無関係の5人の本体がいたってことよね。
樺音に会話出来そうもないと判断されたってことは本体は相当精神病んでるのかな。
だとしたら卒業して本土に帰れる日なんてしばらく先になるんだろうな。
下手したら一生・・。
それ考えたらラストらへんの主人公との会話もなんか可哀そうというかやり切れないというか・・。
終盤に加害人格殺しまくった山羊も普通に考えたら主任になるか。
ちんこあるのも仮想空間だからどうとでもなりそうだし。
この件で元凶がいるとしたら娘の樺音を送り込んだ主任だろと思ってたから
復讐の流れになった時にかなり不安はあったのよ。
だって樺音を追い込んだのは別人格の5人であって本体はそんなの全然知らないことなのに
本体にもなんか酷い報復するのかと思ってたから。
だからギフトだけ消してこれからは1人で生きていきなさいって展開にしたのは本当に良かった。
あれで本体も例えば殺すなりしてたらものすごいモヤモヤしたもんが残ってたと思う。
ただ本体は悪くないじゃんって自分なんかは思ってしまうけど実際に当事者だと全然変わってくるんだろうな。
自分の家族だとか恋人を殺した奴がいるけどそれは別人格の仕業で本体に罪はないから許してあげましょうとは中々ならんよな。
やってて気になった点はどういう意図があるのかは知らんけど名前が無駄に難しくて顔と名前が全然一致しないこと。
あれは困った。
すぐに一致するのメガとメイドのフーカくらいよ。
名前の件もあるしキャラ割と多いから印象がそれほど濃くなかったのもあったと思う。
終わり方も後追い自害とか言葉は悪いけどアホちゃうかと思ってしまうんで基本的には好ましくない終わり方。
最近やった某作品のヒロインの時はかなりイラッとしたんだけど今回は何故かそれがほぼ無かった。
あっちよりこっちのが絶望的に感じたからか。
なんか嫌悪感はそれほど・・美しいとも思わんけれど。
自分の命と引き換えにしてでも主人公を生かそうとしたのにそんな相手が最後には死を選ぶ無情さ。
死んだ樺音以外にも何か生きる支えみたいなのがあれば結果もまた違ってたのか。
かなりハードモードだよなあの主人公。
樺音ちゃんいい子なのは分かるけどこの子がもうちょい上手く立ち回ってれば・・と考えるのはさすがに酷かな。
母親をエサに脅されてたけどギフトとは言え学生の女4男1に簡単に主任が殺されてしまうもんなのかとは思った。
あそこ警備員とかそういうのいないんだっけか。
主人公の最も危険なギフトも最後の最後にちょこっと出てきたけどどんなんやろと変な期待感はあっただけに
思ったほどインパクトは無かったかも。
インパクトはあの5人のギフトのがあったなぁ。
主人公のは視界に入ったものは即殺そうとするとかそんな感じなんかな。
作品の印象としては欠点も勿論あるけどそれを帳消しにするくらい先をどんどん読ませる魅力のあった作品だと思う。