これを超えるゲームは今のところない。太一に共感できた。
私は、ここの評価や他のサイトの評価が高かったのを見て、ゲームをやった口ですが、一言で言うと、面白かったですね。
といっても、やったのは一周だけなので、話の中身の二分の一も理解できていないのかもしれないですが、少なくとも駄作と思える作品ではなかったです。
全体を通じて、理解できなかったところも多々あります。例えば、七香の存在や、最後の部分。（個人的には、太一は元の世界には帰っていないと思っています。）
ですが、それがあってもシナリオ、キャラクター等の魅力が勝っているというのが、私の見解です。
特に、主人公である、黒須太一の存在が私にとっては一番のこの話の魅力でした。
普段の生活の太一と、太一の内面のギャップが非常によかったですし、よくあるような殺人や強姦等の、異常行動による狂気の見せ方ではなく、太一の考え方そのものから狂気というものが見えてきたのもよかったです。正直、太一の思考にはぞっとさせられましたし、日常にこの様な人物がいたら本当に危険だと思います。しかし、それでも必死になりながらも何かを求めている太一が見ていていいなと思えました。
他にも書きたいことはありますが、うまく書けない思うのでやめておきます。
最後に、このサイトでも賛否両論が非常に多いゲームですが、ここまで一つのゲームに対して意見が述べられているということは、良くも悪くも人の中の何かを揺さぶるゲームなのだと感じました。