「神級」 ロミオは天才でもあり人間の醜さを理解している。 まさに超感動の名作と言ってもいいほどの作品である、泣きゲーをしてもほとんど泣く事のない俺を号泣させた神ゲー 「他人とのコミュティの難しさと生きる事を考えさせられた」
………世の中に、「考えさせてくれる作品」と呼ばれるものは数あれど、このCROSS†CHANNELほどその名にふさわしい作品もないであろう。
作品全体が一つの大きなテーマを持っていて、それをプレイヤーに問いかけてくる、というような作品は今まで実に多くの作品があった。
血が繋がっているのが家族なのか?を主題に「家族」の在り方をとことん追求した「家族計画」。
時が過ぎ去って変わっていくもの、変わらないものと人間関係の想いの在り方を描ききった「君が望む永遠」。
二つとも名作と誉れ高い作品であるが、このCROSS†CHANNELはその二作に負けず劣らず、深いテーマを持っている。それは深く、難しい問題でありながらもわれわれが常に感じている感覚。人類普遍のテーマ。作品の中で一応はその答えが示されているものの、やはり人ぞれぞれによっていくらでも異なるもの。
断言しよう。
この作品、CROSS†CHANNEL。
間違いなく名作である。
CGが特別素晴らしいから、ではない。
音楽が、システムが素晴らしいから、でもない
この作品をして名作と断言できる根拠。
それは
一つの大切なテーマを、妥協することなく、表現しうる限りの文章をもって完璧に書ききったことである。
それが出来たこの作品には「名作」という最大の批評文句を冠するにふさわしい。
「人と、自分。私と他人。普通と異常」
あなたがいて、私がいる