清楚で可憐でエロ可愛いレナが、犯されて犯されて犯されつくしてなお、清楚で可憐であり続けるという素晴らしいゲーム。清楚で可憐なのに淫乱という、メインヒロイン独特の魅力が最高に光り輝く名作。どんなに犯されても清楚さと可憐さをまったく失わないレナは、マジで天使です。いかにもおっさんが書きましたというキモ一人称文体に、勝っても負けてもヤられちゃうというストーリー構成が最高にキモくて素晴らしい。この二つの設定が、レナの魅力を引き立てまくっているというのが私見。ああっ、レナ可愛いよおぉぉぉ!
一応、魔法戦士とは別の作品として制作された、変身ヒロインものの作品。
といっても後々魔法戦士と合流して、
元々は別の作品だったのにいつのまにやら外伝的作品になってしまったという経緯があったりするが、
ま、それは後の話。
一応制作当時は、魔法戦士シリーズとは別の作品として制作されたらしく、
魔法戦士に対する知識がゼロでも安心してプレイすることができる。
といっても基本的には、このメーカーお得意の芸風であって、
魔法戦士シリーズと似たような芸風だ。
基本的に、羞恥とか恥辱とか、そんな感じ。
愛と正義の変身ヒロインが怪物と戦って勝ったり負けたりしながらストーリーは進んでゆき、
負けたときにはお約束のあんなことやこんなことが。
まあ、完全にこのジャンルが好きな人に向けて作ってあるなあ、としみじみ感じてしまうような作品で、
私のような戦闘員にとっては、非常に「分かっている」作品に見える。
この「分かっている」という感じはあらゆる面に表れている。
まず一つは主人公のキャラクター造形だろう。
主人公のレナは、このメーカーお得意の清楚系の変身ヒロインで、まあ、悪い言い方をすれば量産型と言えなくもない、
ただ、こういうタイプのヒロインが好きな人なら、結構満足するんじゃないんだろうか。
少なくとも私は満足しました。
量産型と書いたが、それは悪い言い方をすればそういえるというだけのこと、決して個性が無いとかそういった意味では無い。
王道というものをきっちり歩んでいるなとしみじみ感じさせてくれる良キャラだ。
彼女、どちらかといえば奥手というか引っ込み思案なキャラクターで、
そんな彼女がひょんなことから変身ヒロインとして戦うことになる。
どちらかといえば前向きなタイプのキャラクターではない、
どちらかといえば奥手タイプ。
正義の心を燃やして戦うというよりも、平和のためにやむなく戦場に身を投じるといったタイプで、
基本的にスイートリップと似たようなタイプの優等生的キャラクターではあるものの、戦いに対するスタンスにそういった違いが見られる。
要するに、クラスメイトの傷ついた姿を見たくないとか、人々の苦しむ姿を見たくない、だから仕方なく戦う、というスタンス。
正義のためというよりも、平和のためという感じが見受けられる。
そして、このヒロインを辱めようとする悪役キャラが異世界の王子ディネロ。
変態です、それもただの変態ではなくかなりつきぬけた変態。
ただひたすら、愛しのエンシェリータを辱めたいという欲望だけで動いているように見える人。
このろくでもない高貴な変態を悪役として設定したのが素晴らしい!
ヒロインのレナとの組み合わせが最高に良い、可憐な変身ヒロインとキモイ変態との組み合わせ。
この変態王子が存在するおかげで、レナの可憐さはますます輝くわけで、
こういった部分も、よく「分かっている」なあと感じる。
とにかくこのゲーム、メインヒロインのレナの魅力を引き立てるのが非常に上手いという印象。
レナが気に入ったのならかなり気に入ると思う。
魔法戦士シリーズにおいては基本的に悪役視点なわけで、
プレイヤーは悪の幹部になりきってゲームを進めるわけですが、
このゲームにおいては、主人公のヒロイン視点が一貫して貫かれている。
要するにテキストがヒロインの一人称で進むわけです。
ただ、この一人称テキストがちょっとネック。
なぜかというと、この一人称テキスト、
いかにもおっさんが考えましたという感じの、美少女ヒロイン一人称テキストなわけで、
人によってはただひたすらにキモイと感じる可能性があったりする。
いや、自分は全然平気というか、全く違和感がなかったのですが、
人によってはそう感じる人がいるらしく、そこは気をつけたほうがいいかも。
それともう一つ書いておかなければならないのが、このゲームの構成について。
このゲーム、基本的には、レナが怪物と一対一で戦って倒してゆくというスタイルをとっている、
当然のことながら、敗北した場合にはレナはひどい目に遭うことになる。
じゃあ、勝った場合は?
勝った場合も・・・・・・・・・、やっぱりなにかしらひどい目に遭ったりする。
要するに勝っても負けても確実にひどい目に遭うわけで、こういったゲームの構成自体がレナの魅力を引き立てているという印象。
戦闘シーンは魔法戦士シリーズとは違い、読み進めて選択肢を選ぶというスタンス。
これは要するにヒロインの一人称視点だということが影響しているのだろう。
前作までのスタイルでわざと負けるって言うのは結構めんどくさかったりするので。
それにしてもこの戦闘シーン、やたらエロいw
アニメ番組とかでヒロインがピンチになったりした時のドキドキ感、アレを味わうことができる、
もう間違いなく狙って作っているなというのがわかる。
なにしろ、戦闘シーンの回想がわざわざ完備されているというwwwww
この回想って属性持ち以外には全く関係の無い機能だと思うんですが、
属性持ち以外はほとんど買わないゲームなので、これで一向に構わないと思います。
ストーリーについては王道の一言。
このジャンルにおけるお約束だとか、かかせない要素というものをきっちり押さえた上で作ってあり、安心の一言。
王道というものを堂々と歩んでいるなあ、としみじみ感じさせる。
無力で内気なただの一人の女の子が、ひょんなことから変身ヒロインとして活躍することになる、というのが序盤、
そして、ライバルキャラやパートナーとの交流を深める中盤から、敵の本拠地に殴り込みをかける終盤、と、
いい意味でありがちというか、とてもまっとうな展開なので安心感を覚える。
あ、そうだ、ここで二人のキャラクターを紹介しておこう。
一人は、レナのパートナーであるところのクーラ、
そしてもう一人は、ライバルキャラのピエナ。
クーラは、とても冷静で無表情なまるでお人形さんのようなキャラクターで、
いや事実お人形さんみたいな設定を持ったキャラクターなのではあるが、
レナと並べた時のバランスがいい感じ。
基本彼女はレナに対して仕えるものであって従者みたいなものなんですが、その一方、
戦いに対する経験値というものでは彼女のほうが圧倒的に上回っているので、
そこらへん、全てにおいてクーラが下というわけでもなく、お互いがお互いを補い合っているという印象を受ける。
まあ、この二人はそこはかとなく百合の雰囲気を漂わせているので、そこが良い感じ、とても良い感じ。
ピエナは、レナの対極をなすキャラクターであって、立場的にも対極なら、性格的にも対極という感じで、
非常にはっきりした印象を与えるキャラクターだ。
中盤あたりまでは、レナとピエナは同じ学校に通う友人みたいな感じで話がすすみ、
終盤でははっきりと敵味方に分かれて戦うという感じになっています。
このキャラが面白いのは、普段の学校生活では完全に猫を被っていて声音まで違うところ。
でも、本当の彼女は冷徹極まりない諜報猟兵なわけで、このギャップが面白い。
ただ、このギャップそのものはあまり上手く活かされてはいないという印象を受けた。
もう少し、学園での描写が見たかった。
レナとピエナの、ただの友人としての関係をもうちょっと見てみたかった、ここは残念。
エロシーンについていえば、まあ基本的には、羞恥というか恥辱というか、このメーカーさんのいつもの芸風であって、
とりあえず、羞恥・恥辱シチュが好きだったらかなり満足できると思う。
衆人環視の中、怪物にやられちゃうというシチュが基本で、
それに加えて、屑市民だの偽者だのなんだのと、一通りそろっている感じだ。
なにしろメインが一人なので、そのぶんHシーンも多く、レナが気に入ったのならお腹いっぱいの出来、満足することが出来ると思う。
ただ、一通りそろっているなどと書いたが、ひとつだけ足りないものがある、それは変身解除。
なぜだ、なぜ、変身解除が存在しないのだ、なぜっ!
これは・・・、ついうっかり忘れていたのだろうか?
もったいない、本当にもったいない、レナみたいなヒロインこそ、変身解除が光り輝くのに!
変身解除が無いという点をのぞけば、エロに関しては満足の一言。
なんつうかレナって、いじめたくなるというか、いやむしろいじめてくださいと全身でアピールしているような感じがたまりません。
恥ずかしがっている姿が最高に似合いますね、レナは。
基本的には人前でって言うのがやたら多い・・・・・・・・・、
と言ってもこれはこのゲームだけではなく魔法戦士シリーズ全体にもいえることなので、決して特別なことではない。
ただ、この作品の場合テキストが女の子の一人称なので、そこがこの作品独特の味わい深さとなってる。
恥ずかしくて嫌なのにどんどん気持ちよくなっていくというのを冷静に一人称テキストで実況してくれるレナ、
一方台詞のほうも・・・、いつもながらの実況中継テキストであって、
台詞と地の文が両方とも実況中継という独特のエロテキストを味わうことができる、これはこの作品ならではの個性。
まあ確かに、くどいと言えばくどい表現なので多少好みは分かれるかもしれない、ただ自分の場合は結構気に入りました。
まあそんなこんなで、非常に良く出来た変身ヒロインモノの作品だと思う。
このジャンルにおけるお約束というものをきっちり踏まえて丁寧に作ってあり、安心して楽しむことが出来る。
もうなんていうか安定感が半端ないね、このメーカーさんは。